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マタアイマショウ

卒業シーズンですね。

この時期、受験の結果もほとんど出尽くし、
(今年に関しては追加合格がまだまだありそうですが)

挨拶に来てくれる子、来ない子、

メールでの連絡はくれる子、音信不通になってしまう子、

色々ですよね。


合否は揺るがなく最重要の結果ですが、

「また会いに来てくれるかどうか」は、

「自分という人間が彼らの中でどんな場所にいたのか」を教えてくれる、

合否に並ぶくらい重要な、もう1つの結果だと思っています。


皆さんはどうでしょうか?

卒業した学校の先生や、昔通っていた塾の先生、習い事のコーチ、
同級生、前の職場の同僚や上司に、

その場を離れた後で、挨拶に行ったりしましたか?

「全くない」っていう人もいるでしょうけど、

「1回は挨拶に行ったり、食事をしたりしたけど、それっきりだなぁ…」

というパターンが多いのかな、と何となく思います。


毎年挨拶に行くなんて、余程のことが無い限りはしないですよね。

そもそも毎年挨拶に行く必要自体ないですし。


今の職場は、社のクレド(信条)として

「一生涯にわたって頼りにしてくれるような灯台としての存在」

になることを目的として掲げています。


その実現のためには、

困った時の脳内検索ランキングで、上位にいないといけないですよね。

そして、生徒と先生の関係が終わっても、上位に居続けるためには、

定期的に会って、お互いの情報をアップデートすることは必須なわけです。


でも、先ほど書いたように、

普通は「毎年挨拶になんか行かない」んですよ。


じゃあどうすれば良いのかっていうところで、ヒントになるのが、

自分が毎年会いに行く人の共通点を探れば良いわけですね。(かしこーい!)


で、色々考えていくと、

会うたびに劇的に変化し続けている(もちろん良い方に)

ということが最大の条件なんじゃないかと思います。

久しぶりに会って、考え方・やっていること・話す内容などが、以前と全く同じだったら、

「全然変わってないねー!」と盛り上がることもあるでしょうけど、

基本的に1回で十分で、「また会いたい」にはつながりにくいですよね。

でも、久しぶりに会ったら、魅力が増していて、話す内容も「すげー」という感じだったら、

「また近くに寄った時にでも会いに行こうかな」って思う可能性は、かなり高まると思うんですよね。


例えば、僕が坪田塾を卒塾したのは、ビリギャルが出る前なんですが、

挨拶に行くたびに、

「本出すことになってさー、なんか人生面白いよねー」
     ↓
「ベストセラーになってさー、なんか人生面白いよねー」
     ↓
「映画化することになってさー、なんか人生面白いよねー」
     ↓
「テレビ出ることになってさー、なんか人生面白いよねー」
     ↓
「(まだまだ色々継続中)」

と、「劇的過ぎる」変化と、それに伴う超面白い話をしてくれるので、

もはや挨拶に行くのが一つの「エンタメ」になってたんですよね。

で、挨拶ついでに色々相談したりもして、

「一生涯にわたって頼りにしてくれるような灯台としての存在」

を自然と体現してくださっているわけなんですよね。


なので、指導者の役割を長い目線で果たすためには、
「結果を出させること」はもちろん前提として、

「常に自分自身が成長し続け、また会いたいと思ってもらうこと」

が、必要なんだろうなーと思います。


簡単なことではないですが、コツコツと積み重ねて、目指していきたいところですね。

noteやTwitterでも発信を続けているのも、
「久しぶりに会ってみようかな」と思ってもらえるキッカケになれば良いなぁ、と思っているからだったりします。

「マタアイマショウ」が実現されるのって、実はすごいことなんですよ!

という話でした。

それでは!

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