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光よ、当たれ。

今日はお盆にもかかわらず、3名の見ず知らずの人たちとマンツーマンでSkypeをしました。その内容は、ブックライターについて。聞きなれない人も多いかもしれないが、こう言い換えればわかるだろうか?

「ゴーストライター」

なんて不吉な呼び方だろうか。そんななか、上阪徹さんが『職業、ブックライター』という本を通して、その認識を一変させるようなネーミングを名付けた。が、まだまだ、その存在は印象が悪い、または薄い。しかし実際には、出版業界においてなくてはならない存在なのは間違いない。もしもブックライターという職業が存在しなかったとしたら、出版点数は激減し、数々のベストセラーの存在が消滅してしまうことになるだろう。

DNAパブリッシングという電子書籍出版社を立ち上げてから、その存在の貴重さが痛いほどわかるようになった。これは比喩的な意味合いではなく、本当に痛いのだ。まずもってブックライターさんがいなかったら、うちの会社は成り立たない。そして、ブックライターさんのレベルによっては、編集者がすべてを書き直すという地獄が待ちうけることなる。想像しただけで悪夢だ。

そんなブックライターに光よ、当たれ。

最近つくづく、そう思う。なぜならたとえば、webメディアのコンテンツライターをやっている人やじぶんでエッセイや実用系コンテンツなど書いている人のなかには、ブックライターに向いている人はいるはず。または、両立することもできるし、いやむしろ相乗効果さえも発揮すると思うからだ。

どういうことかというと、編集を手がけた『なぜ堀江貴文の本はすべてがベストセラーになるのか?』でも、「人のプロデュースはおいしい」という項目があり、こんな風に書かれている。

糸井重里さんは自分でも本を書くけれど、誰かと組んで本を出すこともある。矢沢永吉さんの『成りあがり』をはじめ、池谷裕二さんとの共著『海馬』など多数ある。彼は人の才能を見いだしてブーストするのがとてもうまい。自分は書く人だとか、プロデュースしかやらないとか、そんなつまらないルールを定めずに、時代の流れや機会を伺いながら両方やっていくのはいかがだろうか。

ブックライターに光よ、当たれ。

そうしたら、きっとゴーストが消えてくれるかな。

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ブックライターについて、何人もの人と話していて気がついたことがあります。"それ"について話せば話すほど、"それ"に対する意見は深く強くなるものなんですね。

『出版社によるブックライター養成講座』
→ https://goo.gl/BsjWZd

なんだか天丼のようですが、また書き終えたのは深夜0:55だ。これから、『ウエストワールド』をまた一話、観ねば。これはもう、完全に中毒です。

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