うつろいゆく人人

20代も後半に差し掛かっている今の私ですが、幼馴染と昔のようには仲良く出来ないことが、定期的に悲しくなります。

彼女は、両親から私と比べられていていつも自信なさげな少女でした。いつも私の後ろに隠れていて、内向的ででも恋愛にはとても積極的でした。彼女のそういう性格は今でも変わりません。彼女が大きく変わったのは大学生になってからでした。もともと恋愛気質だったし美人でモテるので、今まで私とは姉妹のように仲が良かったのですが、いつからか彼女の弱さに付け込むような悪い男ばかりに引っかかるようになってしまいました。変わることは誰にでもあると思いますので、私もひとのことはあまり偉そうに言えないのですが。

彼女が私に連絡してくるのは、いつも男の子との関係で困った時とか、職場が苦しいとかそういう時だけです。私からの連絡は殆ど今では返してくれないのが悲しいです。

クラブが好きらしく、何度も誘われましたが、断りました。私は暗いので一人でジャズを聞きながら、甘いホットラムにシナモンスティックとバターを添えて、詩集を読んている方が性に合っています。

そんな中素敵な方々との出会いもたくさんありました。

たまたまツイッターで知り合うことの出来た神蔵美子さん、中学生のころから憧れていたチヒデちゃんとも近日会う予定です。今の彼は言わずもがなです。ひねくれていて女々しい所もありますが、それも、愛嬌のうちです。

神蔵美子さんは、フォトグラファーで、末井昭さんの奥さんです。最初にお会いしたときは40後半くらいかと思っていましたが……、つまりは、とても若くて綺麗な方です。初対面でも全く緊張することなく、フランクに会話を楽しめました。神蔵さんのひじきの煮物がとても美味しかったのと、わざわざ出前で取って下さった和牛ハンバーグが今でも心に残っています。私の前に美子さんが座り、美子さんの隣には優しそうな背の高いおじさんが座っていました。そのおじさんが末井昭さんなのですが、とても心の安らぐひとときでした。

帰りは、美子さんが駅まで送って下さり、駅に向かう道の途中にある八百屋で一緒にお買い物をしました。私は大好きなズッキーニとマッシュルームを買いました。(後日ソテーにして頂きましたが新鮮なお野菜はやはり美味しいですね。)

ここ最近はずっと末井昭さんの著作を読んでいます。「死」というテーマに対して穏やかに優しく語っている自殺というエッセイがとても勉強になりました。

読みたい本が多すぎて神蔵さんから頂いた「たまもの」はまだ読めていません。すみません……(汗)。

中学が一緒だったチヒデちゃんのことは、また二人でお茶をした日の夜にでも、書こうと思います。誠実という言葉が彼女にはしっくり来ます。

私は心が狭いのか、人の噂話や悪口を話のタネにする人がどうにも苦手です。それで嫌いになってしまった友人も数人います。

誰とでも仲良くする必要はないと思うので(変わっていくことは時に寂しいですが)、居心地の良い対人関係に身を任せていければと思います。

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