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太陽の詩

5歳の頃。
家が火事で消失した青年は、

冬をループするベテルギウスよりも太陽の温度が高いと知ってから、

自分は燃え上がる炎に恋をしていたと気づいた。

煙草で自らをも燃やしCOPDで半年後には死ぬと知りながら、今日も男は星座になって飛行機を操縦する。

誰かが僕を星と間違えてくれると願いながら。


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