7月4日、35歳になりました。
そしてこの秋、母になります。

信州での新しい暮らしもちょうど落ち着いた頃、新しい命を授かりました。現在妊娠8ヶ月。
9月生まれの赤ちゃんになる予定です。

優しい夫と愛犬空太のおかげもあり、こんなに激動の世界の中でも奇跡的に穏やかな日々を送っています。
朝夕犬の散歩に行っているおかげか体調も良く、赤ちゃんも元気に育っています。
とは言え、出産は命懸け。最後まで気を抜かずに健康第一で過ごそうと思います。

「あなたの中で今何が起きているのか、その謎を想像することは詩に近い素晴らしい経験だと思うわ」

フランスの母と慕う女性からもらった言葉です。
すごく良い言葉だなぁと、事あるごとに思い出しては生命の神秘を感じています。

妊娠中はホルモンのおかげで、心身ともに日々めまぐるしく変化を遂げるのですが、それが本当に面白くて。
少年漫画にありがちな、突然ビームが出て「自分にこんな隠れたパワーがあったとは…」みたいな衝撃というか。

そして変な話、自分の身体をこんなに美しいと思えたのは生まれて初めてでした。
もちろんお腹は大きくなってバランスは悪いし、身体中むくんでブヨブヨだし…
それでも自分ってこんなに美しかったかな？と思えている不思議。これもホルモンのせいなのか。
私はやらないけれど、マタニティヌードとか撮る人の気持ちがわかった気がします。
月並みな表現ですが、これはやっぱり新しい命がくれる美しさなんだろうな。
ポコポコと元気な胎動を感じながら、今は2人分の命を生きる喜びを噛み締めています。

(↑噛み締めている人の図)

コロナ禍での妊婦生活ということもあり、なかなかライブ活動ができず、歯がゆい気持ちもありますが、気長に温かく見守って頂けると幸いです。
母になって、自分の音楽にどんな変化が出てくるのか、もしくは変わらないのか。
自分自身も楽しみで仕方ないです。

コロナ禍での出産、色々と制約もあって不便なことも多いのですが、これを乗り越えて生まれてきた子はきっと強く生きてくれると信じています。

「無事に生まれて来てね。待ってるよ！」



sugar me
寺岡歩美