SayaSato

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SayaSato

READYFOR ← WORDS ← Corporate Directions, Inc. (CDI) コンサルティングを10年やったあと、経営者の顧問編集者を経て、READYFORへ。新潟市出身、京都大学経済学部卒。レトロゲーム、ヨガ、お花と黒マルプーが好きです。

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"コンサルタント" をやめてみたら、逆に社長と話しやすくなった

ーー”コンサルタント” の看板を下ろしたい。 そう思って、休職してみることにしました。 1年ほど前の話です。 * 私はいま、コーポレイトディレクション(CDI)というコンサルティング会社で働きながら、編集者集団WORDSで副業をしています。 副業という働き方になる前に、コンサルティング会社を半年ほど休職して休息と考える期間をつくりました。今日はそのときの話を書いてみようと思います。 正しいことを正しく言っても伝わらない休みたいと思った背景には、コンサルタントという職

    • 90分の「目の見えない体験」は息が止まるほど怖かった。それなのに。

      「では明かりを消しますね。純度100%の暗闇になります」 案内された小さな薄暗い部屋にはほんの小さな明かりがあるだけ。その明かりすらだんだん暗くなり、目を開けていてもまったく何も見えない状態に。 やばいやばいやばい!!これは90分も耐えられないかもしれない……! もう自分の意思では光のある空間に戻れないと思うと、水の中にいるかのように息苦しくなってくる。心臓の鼓動がどんどん速くなって、血の気がすーーーっと引いていく……。 * 私が参加したのは「ダイアログ・イン・ザ・

      • 小学3年生のとき、夏休みの自由研究をがんばるのをやめた

        最近赤ちゃんが生まれたせいか、忘れていた小さい頃の出来事を思い出すことがよくあります。 小学3年生のときのこと。夏休みに「シャボン玉の研究」をやりました。 どういう研究かというと、お風呂でいろんな種類の石鹸やシャンプーでシャボン玉を作って、その模様をイラストに描いて比べるというもの。違う模様が出てくるのが楽しくて、夢中で描いていた記憶があります。 これ知ってる人あんまりいないと思うんですけど、シャボン玉って最初虹色じゃないですか。あれ、ずっと放置しておくとドロドロに濁っ

        • 赤ちゃんの泣き声は「オギャー」じゃなかった

          1ヶ月半ほど前にはじめての出産をしました! もうはじめてのことだらけですべてにびっくりだったのですが、その一つが赤ちゃんの泣き声でした。 赤ちゃんの泣き声って「オギャー」って言うじゃないですか。出産前はテレビとか見てても実際そう聞こえるなぁと思っていました。 でも産まれた赤ちゃんの産声はぜんぜん「オギャー」に聞こえなくて。 なんか「ふぇ〜〜〜〜〜」って感じだったんです。 ……え、思ってたんと違う。。 産まれた瞬間は私も感極まってボロボロ泣いてたわけですが、一方でち

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        マガジン

        • パラレルアントレプレナー「坪井玲奈」を解剖してみた
          4本

        記事

          「エンジニア9割」のスタートアップのカルチャーが素敵すぎて感動した

          「エンジニアの採用で困ってるねんけど、手伝ってくれん?」 そんな一言がきっかけで、いま友人が起業したBoostDraftというスタートアップをお手伝いしています。 この会社はCEOである友人をはじめ社員の9割がエンジニア。超ド文系の私からすると「すごい異世界にきてしまった……」という感じです。 少しずつお手伝いをさせてもらう中で、この会社が「カルチャー」としてまとめている文章がめちゃくちゃいいなと思ったので、今日は私が感動したポイントについて書いてみたいと思います。

          「エンジニア9割」のスタートアップのカルチャーが素敵すぎて感動した

          マンガの考察動画をみてコンサルの基本動作について考える

          最近YouTubeでマンガの考察動画をよく観ています。 ワンピースとか進撃の巨人とか、伏線がたくさんあるマンガが好きで。自分で考えるのもいいのですが、やはり詳しい人の考察をみるのは楽しいです。 それでいろんな動画を観る中で、自分の好きな考察動画のパターンがわかってきました。 1)作品の内容をきちんと追ってくれる まず、私は作品の内容をていねいに追ってくれる動画が好きです。 好きな作品でも、長編になってくるとぜんぶの内容をきちんと覚えているわけではありません。特に初期

          マンガの考察動画をみてコンサルの基本動作について考える

          「サービスへの想い」なんて、堂々と語るもんじゃないのかもしれない。

          先日、こんなツイートを拝見しました。 このツイートに、ものすごく共感して。 それで、あるカフェのことを思い出したんです。 「カフェマメヒコ」という三軒茶屋と渋谷にあるカフェです(渋谷のほうは5月に閉店してしまうみたいです)。 なにせ最後に行ったのがもう5年くらい前(!)なので、ちょっと記憶があいまい & 当時と今ではもしかしたら状況が違うかもしれません。 私は渋谷のほうしか行ったことがないのですが、すごく雰囲気がよくて、コーヒーもお食事もおいしかった記憶があります。

          「サービスへの想い」なんて、堂々と語るもんじゃないのかもしれない。

          安定してパフォーマンスを出せる人は「低意安定」だと思う

          もうすぐ4月。新生活がはじまる季節ですね。 新しいことをはじめるときって、最初はモチベーションが高いものだと思います。「がんばろう!」って思いますよね。 でも、それはちょっと危険かもしれません。 なぜなら、高いモチベーションが原動力になっている場合、そのモチベーションがなくなったら即終了だからです。 私も社会人になったとき、まさにモチベーションが高い状態でした。 就職活動をきちんとやって、希望の仕事に就くことができた。その仕事を通して誰かの役に立てると思ったらすごく

          安定してパフォーマンスを出せる人は「低意安定」だと思う

          Netflixコンテンツ多すぎる問題

          Netflixのコンテンツ、多すぎません? いや、コンテンツが充実しているのは素晴らしいことなんです。しかもどれもしっかりおもしろい。だから批判したいわけじゃありません。 ただ、話題作や知人のおすすめをぜんぶチェックしようとすると、もうぜんぜん時間が足りなくて……。 ある知人の方は「NetflixだとキリがないからDVDに戻った」と言っていました。 びっくりしたけど、ちょっとわかる気がします。。 DVDで購入しておけば、観ていない作品がどのくらいたまっているか視覚的

          Netflixコンテンツ多すぎる問題

          夜10時まで働いていた母はなぜ家事をしていたのか

          小学生のとき、両親が共働きでした。 いま思うと両親とも結構めちゃくちゃな働き方をしていました。 夜10時くらいまで帰ってこないこともそれなりにあって、コンビニごはんを買ってきてもらうことも多かったです。(最近のコンビニはおいしくなったね、と両親はよく言っていました) それで私は簡単な家事を手伝っていました。 お洗濯とか、お風呂洗いとか、洗い物とか。 でもたまに、宿題が多かったり、部活で疲れてしまったときに、どうしてもサボってしまうんです。 そういうときに母に家事を

          夜10時まで働いていた母はなぜ家事をしていたのか

          タコスがあれば、だいたいうまくいくかもしれない

          ピアボーナスって、ちょっと流行っていますよね。 ピアボーナスとは、社員同士が「ありがとう」を送り合う仕組みのことです。 ポイントのようなものが設定されていて、ちょっとお礼を言いたいときや、素敵な行動を評価したい時に送ることができます。貯まるとプレゼントがもらえたり、報酬に反映されるサービスもあるそうです。 最近、HeyTaco!(ヘイタコ)というアメリカのピアボーナスのサービスがあることを知りました。 ポイントではなく「タコス」を送り合うそうです。 ……タコス!!!

          タコスがあれば、だいたいうまくいくかもしれない

          コンサル1年目でいちばんうれしかった仕事が私の原点だった

          そのプロジェクトは科学技術のリサーチでした。 すごくざっくりいうと、情報系の先端技術を分野ごとに調べて取りまとめるというもの。 その数、ざっと40分野。 バリバリ文系の私は気がくるいそうでした。。 まず専門用語がわからなくて苦労しました。その上、まだ実用化されていない技術分野も含めてリサーチの対象になっていたので、調べても情報自体がかぎられていたりします。 なんとか基礎知識を自力で学び、研究者の方にお話を聞いて、調査を取りまとめました。 当時の私は社会人1年目が終

          コンサル1年目でいちばんうれしかった仕事が私の原点だった

          「伝え方が9割」ではなく「中身が10割」

          同じ中身でも「どう伝えるか」が大切だと言われます。 でも、P&Gのマーケターとして活躍したのち、USJの立て直しをされた森岡毅さんは、著書の中で 「伝え方が9割」ではなく「中身が10割」 と仰っているんです。 私の浅い理解ですが、マーケティングって「伝え方によって人の認識を変える」という面があると思っています。 だから、マーケティングのプロの方が「中身が10割」と仰っているのはすごく驚きでした。 本の中では、次のような話が出てきます。 相手に伝えるときの要素を「

          「伝え方が9割」ではなく「中身が10割」

          残念だけど、読者はそんなにやさしくない。

          このまえ友人と一緒に、あるnoteのエッセイを読みました。 そしたら友人がひとこと「読後感わるっ」と言っていたんです。 たしかに私もそう思ったので、その場では笑いました。 でももし自分の文章がどこかでそう言われていることを知ったら、もう立ち直れないかもしれない。涙 「書き手」の目線で考えればそうです。 でも「読み手」の目線で考えたら、やっぱり「読後感わるっ」のひとことが正しい感想なわけで。 あたりまえだけど、読み手は書き手の気持ちや事情まで察してはくれません。

          残念だけど、読者はそんなにやさしくない。

          樹木希林さんはコピーセンスもすごかった

          「美しい方はより美しく、そうでない方はそれなりに写ります」 これは1980年の富士フイルムのカメラのCMのコピーです。 当時は流行語にもなったそう。私はリアルタイム世代じゃないですが、どこかで聞いたことあるコピーでした。 いまだったら炎上しそうですよね。苦笑 ただ、べつにヘンなことを言ってるわけじゃないし「なんかちょっと気になるな」と思わせるパワーがある。素敵なコピーだと思います。 実はこのコピー、最初は違う言葉だったそうです。 「そうでない方はそれなりに」の部分

          樹木希林さんはコピーセンスもすごかった

          いいねがつくツイートと、いいねされないレポートの話

          先日、ある医療関係の知り合いの方と話していたときのこと。 その方が、論文ベースで明らかになっている医学の知識を噛み砕いて豆知識的にツイートしたら、けっこうたくさんいいねがついたそうです。 それで「ああ、みんなこういうことに興味があるんだな」と。 そう思って、元ネタになっている調査レポートを続けてツイートされたそうです。 そうしたら、レポートのほうは全然いいねがつかなかったんです。 「人はこういう感じで情報を消費していくのか」と言っていたのが印象的でした。 わかりや

          いいねがつくツイートと、いいねされないレポートの話