笑えると云う事は
とんでもなく御目出度い事なんだと思う。

笑いを創る
笑いを誘ってしまえる人は
何よりもの　マジシャンなのかも知れない。

何時の間にか　笑わなくなっている。

声を上げて
お腹がよじれるほど
頬が引きつって仕舞うほどに

笑う事なんて　滅多と無くなってしまった。

そんな寂しい毎日に

突然　思い掛けなく
予期しない処に
笑い転げてしまう痛快さ！！

それだけで　「何てHAPPY!!」と
単純な私は悦んでしまう。

悦べるなんて
とんでもない贈り物なんだ。

私は暫く
そんな贈り物を受け取る事も無く

また　送ってくれる人もなく

無表情のまま　やり過ごしていたのだ。

思い出して　泣く事はあっても
笑う事の無かった
私の履歴に

「笑う」と云う瞬間が記録されたのは
久々の事。

忘れないでいたい。

私にも
まだ「笑う」と云う事が

そんな　エネルギーが
残されていたのだと云う事を

忘れないでいたい。