柳に風が吹く様に

柳が風になびく様に

人の言葉の言う通り
右へ揺れれば右の如く
左へ揺れれば左の如く

「ああ そうだね。
 其れも有りかな」と
曖昧な返答をする自分がいる。

そして 曖昧な返答をされた
話題の対象は

結構 影で傷つき
泣いてたりするのだ。

心の中では違うと思い

心の中では妙だと思い

自分の本心を問いもせず

その場、其の時に

無難な 曖昧な どちらとも取れる
どちらにもなれる 自分を優先する。

そんな事を繰り返すうち、
世界はどんどん変わって行く

無勢が多勢に押しやられ
数や力の原理で動いて行く。

いつ どんな時でも
どんな場所でも

自分の目で物を見
自分の言葉で語る事の出来る

確かな自分の核心を
しっかり持っているかいないかで

未来世界は
出来上がっていくのに。

しなやかであると同時に、
太い幹を持つ、
大木で在れたら良いのに と
思ってはいるのだけど。


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