菅原さくら

ライター/編集/雑誌「走るひと」チーフなど。インタビューが得意で、生き方・パートナーシ…

菅原さくら

ライター/編集/雑誌「走るひと」チーフなど。インタビューが得意で、生き方・パートナーシップ・表現などに興味があります。ご依頼は sakura.0116.sakura@gmail.com もしくはWebサイトから。 http://www.sugawara-sakura.com/

マガジン

  • 書くこととわたし

    わたしのことと、ライターという仕事のこと。

  • フリーランスマザー

    2016年3月に長男、2019年10月に次男を出産。 フリーランスライターという立場からみる、妊娠・出産・育児のこと。

最近の記事

「やりたい」「やらせてあげたい」を手放さなかったワーク・イン・ライフ2023

今年は、気持ちのバランスがわりとプライベートに傾いた一年でした。 昨年からゆるゆると続けているダンスでは2回ステージに立ち、そのたびに仕事を調整。女友達と韓国や家族でのシンガポールなど、海外旅行を決めるたびにまた仕事を調整。長男がダンスの公演に出るといえば、またまた仕事を調整……。ただ、スケジュールと違って量はコントロールしきれず、イベントの前後にしわ寄せがいった一年でもあります。 だけど、それでも自分の「やりたい」や家族に「やらせてあげたい」と感じたことを手放さず、自分

    • 心に余裕があったのはなぜ? 2022年のお仕事を振り返る

      この年の瀬に、来年度の本命学童の入会待機通知が届き、息も絶え絶えです。まだ小2なのに、春からどうすればいいんや……! でも、毎年まとめているこの振り返りnoteは、なんとか書き上げたいと思います。 仕事じゃない文章もたくさん書いていきたいと思っているのに、求めていただけるならとつい仕事ばかり優先してしまい、いつも「この一年、全然note書けなかったな……」と思う年末です。今年もよく働きました! ■余裕があったのはなぜ? 去年は家族が本当によく発熱したのですが、今年はずい

      • 「自分がどう生きていきたいか?」という問いの中に、仕事も子育てもあった【#男性育休 インタビュー】

        今回から、育休を取った男性への不定期インタビュー連載をはじめます。 これまで、フリーランスで働きながら子育てしている女性へのインタビューを通じて、キャリアと育児の両立を探ってきました。 でも、いろんなお話を伺っていると、ともに育児と向き合うパートナーの存在は無視できないと感じます。もし夫婦という単位で子育てをしているのなら、夫の協力は大きなカギ。この4月には改正育児介護休業法も施行され、男性の育児参加は、これからさらにスタンダードになっていくのでしょう。 なのに、男性の育

        • 小学校入学の前後6ヶ月間、なにがどう大変だったのかを振り返る

          「小1の壁」って、よく聞きますよね。「子育て 歳の壁」でググるとほぼ毎年のように壁が出てくるけど、なかでも高い壁のひとつです。一般的には「おもに共働きの家庭において、小学1年生が夕方以降どう過ごすか?」という問題として受け止められています。 メディアなどでは学童に入れなかったり、入れられても預かり時間が短かったり……といった時間的な問題が取り上げられがちなので、学童に入れればなんとかなるのかな? と考えていました。 でも、実際にそのときを迎えてみたら、どうやらそんな簡単な話

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        「やりたい」「やらせてあげたい」を手放さなかったワーク・イン・ライフ2023

        • 心に余裕があったのはなぜ? 2022年のお仕事を振り返る

        • 「自分がどう生きていきたいか?」という問いの中に、仕事も子育てもあった【#男性育休 インタビュー】

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        • 書くこととわたし
          21本
        • フリーランスマザー
          47本

        記事

          仕事とシングル育児。両立のカギは「切り替え」「中長期的な投資の視点」――起業家・田村梨江さん

          フリーランスで働きながら妊娠・出産・育児と向き合っている方への、不定期インタビュー連載。第6回は、HANGOUT COMPANY株式会社 代表取締役の田村梨江さんです。バリッバリに働きながら、シングルマザーとして5歳児の子育てもされています。 連載タイトルに「フリーランス」と冠しておきながら、この方は厳密にいうと、経営者。でも、自分自身で仕事の舵をとり、働きながら子育てをしている点では、通じる部分も少なくないはず。 なにより、大変なはずなのにいつもめっちゃ楽しそうに働いて

          仕事とシングル育児。両立のカギは「切り替え」「中長期的な投資の視点」――起業家・田村梨江さん

          おおよそ現状維持できただけすごいな? 2021年のお仕事を振り返る

          2021年は本当に、体調に振り回されました。発熱ランキング1位は2歳の次男で、2位は34歳の私です。 こういう「子どもの熱で仕事ができなかった」的なこと言うの、出産育児であとに続く人たちの不安をあおりそうでイヤなんですが……でも、おおよそ現状維持はできたから、それで充分すごいか! というまとめです。 ■コロナ禍の発熱コロナ禍以降、子どもが発熱したら、解熱後24時間経つまで保育園に行けないルールが生まれました。つまり、月曜に発熱して早退してきた場合、火曜の午後に熱が下がっても

          おおよそ現状維持できただけすごいな? 2021年のお仕事を振り返る

          子どもを優先しながら、でも自分らしく働きたい。そのためにフリーランスを選んだ――エシカルプランナー 鈴木有希さん

          フリーランスで働きながら妊娠・出産・育児と向き合っている方への、不定期インタビュー連載。第5回は、エシカルプランナーの鈴木有希さんです。 出会ったときはオーガニック・スキンケアの会社で働いていた有希さんが、フリーランスになったと聞いたのは、1年半ほど前のこと。有希さんの息子くんが、幼稚園から小学校に上がるタイミングでの転身でした。いまはエシカルイベントの企画・PRなどをしながら、フード系の新事業立ち上げにも奔走されているそうです。 保育園に比べると、子どもの帰りが早い幼稚

          子どもを優先しながら、でも自分らしく働きたい。そのためにフリーランスを選んだ――エシカルプランナー 鈴木有希さん

          青森へのUターンは、紙媒体中心だった仕事とワンオペ育児をどう変えた?――編集者/ライター 栗本千尋さん

          フリーランスで働きながら妊娠・出産・育児に向き合っている方への、不定期インタビュー連載。第4回は、編集者/ライターの栗本千尋さんです。 ライフスタイル系の雑誌・Webで活躍している栗本さん。仕事のかたわら、6歳と4歳の兄弟を育てています。「紙媒体をつくる最前線は東京」というイメージがあるなかで、2020年夏に地元の青森県八戸市へUターン。それまで担当していた案件も続けつつ、八戸中心商店街のWebメディア『はちまち』を手がけるなど、理想的な仕事の広げ方をされている印象です。

          青森へのUターンは、紙媒体中心だった仕事とワンオペ育児をどう変えた?――編集者/ライター 栗本千尋さん

          超タイトな案件でも滞りなく納品するためのポイント6つ

          ときどき、進行が超タイトな広告案件をお受けすることがあります。オファーの当日に概要オリエンを受け、資料をいただいて、翌日にはタタキを出してブラッシュアップに入り、2日後にはクライアントチェックを受け、最終調整後に即納品・公開みたいなやつ。でも、厳しいのはスケジュールだけで、内容はめちゃ面白そうだったりするから悩ましい……! 先日もそんな案件が運悪くいくつか重なって、これはもう「書く」以外の調整がモノを言うなとしみじみ思いました。資料のみで書き上げる超タイトな案件のとき、企画

          超タイトな案件でも滞りなく納品するためのポイント6つ

          「妊娠中も/産後すぐに仕事してる人は偉い!」の呪いを解きたい

          「産む前日まで原稿を書いていた」「産後1ヶ月で取材復帰した」みたいな話をすると、しばしば「妊娠中もずっと働いてたなんてすごい」「産後すぐ復帰したなんて偉いね、私なんかめっちゃ育休とってたよ」などと言われます。褒めてもらえるのはありがたいことだけど、じつは偉くもないし、すごくもありません。 そういうこと言われて嫌な気持ちになっている、とかじゃないんですよ。私自身も人のことを「えらいね! すごいね!」って軽率に褒めるし。シンプルにすこやかに褒めてもらえているのなら、うれしいんで

          「妊娠中も/産後すぐに仕事してる人は偉い!」の呪いを解きたい

          産んでも働き続けられる方法が、きっとある――ヨガ講師・磯沙緒里さん

          フリーランスで働きながら妊娠・出産・育児に向き合っている方への、不定期インタビュー連載。第3回は、ヨガ講師/イベントプロデューサーの磯沙緒里さんです。 磯さんとは、5年ほど前にインタビューをさせてもらったときからのお付き合い。すこやかに楽しく生きる女性の暮らしをうかがう企画でした。取材のとき、長男を産んで半年ほどだった私には、身体の声にしっかり耳を傾けて生きる磯さんが、いっそう素敵に見えたのを覚えています。 いまでは磯さんも結婚されて、2歳の息子さんを子育て中。ヨガ講師の

          産んでも働き続けられる方法が、きっとある――ヨガ講師・磯沙緒里さん

          家族と話し合いながら、自分が優先する「軸」を持つ――ライター・藤堂真衣さん

          フリーランスで働きながら妊娠・出産・育児に向き合っている方への、不定期インタビュー連載。第2回目はライターのまいもんさんこと、藤堂真衣さんです。 まいもんさんには、彼女が編集者をしていた時代にお仕事をいただいたのが出会い。同い年、同じ関西出身ということもあり、交流が生まれました。その後まいもんさんもフリーランスのライターになり、いまではビジネス系のかっちり案件からアニメや漫画などのカルチャー案件まで、幅広く執筆されています。 彼女からは「夫は忙しいサラリーマン。なかなか子

          家族と話し合いながら、自分が優先する「軸」を持つ――ライター・藤堂真衣さん

          身体と仕事を整えて、産みどきをつくるーーフォトグラファー・石野千尋さん

          子どもを持つことに不安を感じている人、とりわけフリーランスで働いている人たちに、なにかポジティブな妊娠・出産・育児の情報を伝えたくてはじめた、この「フリーランスマザー」マガジン。 私自身がフリーランスのライター・編集者として、もしくはアラサー/ワーママ/二児の母として、ごく個人的な気持ちや考えを書いてきました。 40本近い記事をアップしてきて、はたと「ほかの人の話ももっと聞いてみたいな」と思ったのが、昨年のこと。そこで、フリーランスで働きながら妊娠・出産・育児に向き合って

          身体と仕事を整えて、産みどきをつくるーーフォトグラファー・石野千尋さん

          本数は減ったけれど濃厚だった、2020年のお仕事を振り返る

          2020年、いちおう仕事納めました。今年は「ものすごいやり遂げた感」こそないけれど「それでもよくがんばったな感」はある、不思議な年です。世界じゅうがいままでにない状況だったのだから、致し方ありません。 昨年の今ごろにも、2019年の振り返りnoteを書きました。そのときは自分のできていない部分ばかりが気になって、このままじゃいけない、もっとストレッチしなくては! という焦りがものすごくあったと思います。 でも今年は途中で、いったんその「焦りからくる決意」を取り下げました。

          本数は減ったけれど濃厚だった、2020年のお仕事を振り返る

          わたしにまだ、残っているものの奇跡

          じつは、夏に3人目の赤ちゃんを授かっていました。コロナ禍だったこともあり、ほとんど誰にも言っていません。そして残念ながら、11週で流産してしまいました。 ただ、子育てに関する仕事もあるなか、この出来事を黙ったままコンテンツをつくり続けるのも、なんだか居心地が悪い。落ち込んではいないけれど、デリケートな話題だから、なにかの拍子で話したとき必要以上に気を遣わせるのはいやだ……。だったら、自分でオフィシャルをまとめておこうと思い、このnoteを書いています。 ■妊娠・流産の経緯

          わたしにまだ、残っているものの奇跡

          月経カップを使ってみたら、生理がめちゃくちゃ楽しかった

          私が今年いちばん衝撃を受けたお買い物は、月経カップでした。まじすごすぎる……! 個人的には、子育て中の方にこそおすすめしたいです。 出会いは2018年末ごろ、深まる興味月経カップとは、膣に直接挿入して経血をためるシリコン製カップのことです。経血がたまったら取り出してカップの中身を捨て、洗ってふたたび装着します。繰り返し使えるためエコで、コスパもいい。ナプキン、タンポンに続く「第三の生理用品」ともいわれています。 私がその存在を知ったのは、2018年なかばごろのこと。しばら

          月経カップを使ってみたら、生理がめちゃくちゃ楽しかった