五月十日(金曜日)~五月十一日(土曜日)

十日。それにしても相変わらず仕事に身が入らない。定時で仕事を終えたので、帰りに市立図書館へ立ち寄る。『小説禁止令に賛同する』(いとうせいこう)、『まんが少年、空を飛ぶ』(解説:稲泉連)を借りる。『チコちゃんに叱られる!』、ゲストに若村麻由美と千葉雄大。VTRにチコちゃんが好きだと公言しているベイスターズの筒香選手が登場。それに対するチコちゃんのリアクションがなんとも可愛らしかった。radikoのタイムフリーで先週の『シソンヌの「ばばあの罠」』を聴く。パチンコを解禁した結果、通帳の残高が見る見るうちに減っていくというじろうの話が実に恐ろしい。音楽のコーナーで、泰葉の『フライディ・チャイナタウン』が流れる。初めてきちんと聴いたが、想像以上に良い曲だったので驚いた。時間が空いたので、図書館でなんとなしに手に取った『まんが少年、空を飛ぶ』を開いてみると、19歳で亡くなった特攻隊員が家族に送った手紙を掲載した、とても重厚な内容のもので、酒が入っていたことも手伝って、もう涙腺が緩んで仕方がない。気が付くと午前四時。いつの間にやらベッドで眠っていたらしい。歯を磨いて、再び眠る。

十一日。正午を過ぎた頃に目を覚ます。昼食にカップ麺を食べ、そのまま何もせずにだらだらと時間を貪る。午後三時ごろ、姪と大乱闘スマッシュブラザーズ。新キャラを出すために躍起になるのだが、どうにも上手くいかない。コントローラーの精度が良くない気がする。途中、amazonで注文した『幻の哀愁おじさん』(岩井ジョニ男)が届く。パラパラとめくってみたが、どの写真も実にクールで宜しい。午後四時ごろ、外出。ドラッグストアでウェットティッシュの詰め替え用と髭剃り後のスキンウォーターを購入する。道中、radikoのタイムフリー機能を使って、『佐久間宣行のオールナイトニッポン0』を聴く。オープニングで無呼吸治療の機械を着けることになった話を意気揚々としていたのだが、どうもそれが私が使っているものと同じもののようで、なんだか親近感を覚える。帰宅し、車のフロントガラスを洗う。春の訪れとともに湧いてくる虫たちがぶつかって、すっかり死骸まみれになっていたためである。これからの時期、高速道路に乗るたびに、否が応でも掃除させられることになる。難儀だ。夕飯に姉の作ったカレーライス。やや味が薄い気もしたが、そこは作ってもらった恩義から「美味い」と称賛する。洗い物を片付けていると『99人の壁』。おぎやはぎの矢作が、ジャンル〈小木博明〉で百万円を獲得していた。冗談のような出来事だが、こういうのもアリと思える緩さが魅力の番組である。『激レアさんを連れてきた。』に〈「おしゃべり」だけで1000人以上を逮捕してきた職務質問の鬼〉。実際にインタビューロケを行っている姿が放送されていたのだが、あの柔らかい語り口で迫られると、確かに色々と喋ってしまいそうだ。『オードリーのオールナイトニッポン』、春日が入籍してきたことを報告しようとするも、若林にジャマされるというお馴染みの構図。それでも、最後は入籍した春日に対して、これまでとは違うものを感じ取る若林。マジメな話をするときでもきちんとフザケて、その上でちゃんとしたところに落とし込むオードリーというコンビに対する信頼が、また少し強くなった。午前四時就寝。

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