読書メモ:『ショートソング』

10:00更新がデフォルトになりつつある!

今日は、返却日なのでカバンに入れてた『ショートソング』のメモを。短歌の小説です。

散文と重なることと短歌だからこその話と両方あって、それぞれぐっとくる!

「短歌は、初心者のころのほうが楽しいんだ。つくればつくるほど、どんどん苦しくなる。苦しむくらい、とことん、やってみろよ。それが才能あるやつの努めなんだから」
「『大なり小なり』が字余りで八首になってるし、もたついてるかな。でも俺だったら、自分の気持ちに近い方を選ぶよ。傷がない歌よりは、俺のたましいが傷つかない歌を残す」
苦しい気持ちは、五七五七七のリズムにのせると、とたんに他人事みたいになって、ほんの少し心が軽くなる。
詠むことは、祈ることに似ている。

>本作はフィクションですが、短歌は皆、実在する歌人の作品をお借りしています。それぞれの短歌の、本当の作者は、巻末の「引用短歌」リストでご確認ください

とのことで、登場人物と物語に合わせた短歌がたくさん出てきます。その数125首!(リストを指折り数えた)

以下好きだなーと思ったやつ。括弧は実際の作者さんです。

こんなにもふざけたきょうがある以上どんな明日でもありうるだろう(枡野浩一)
今すぐにキャラメルコーン買ってきて そうじゃなければ妻と別れて(佐藤真由美)
書くことで落ちこんだなら書くことで立ちなおるしかないんじゃないか?(枡野浩一)
だいじょうぶ 急ぐ旅でないのだし 急いでないし 旅でもないし(宇都宮敦)


◎ノート
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◎当日就寝
×/×

◎運動
○/💮


※本日夜、よくないっぽい。帰宅したら気圧対策!!

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