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1年間、服を買わないで過ごした私に起きた驚愕の変化について

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興味を持ってもらえることが多くなってきたので、マガジンの形にまとめました。
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2022年買って良かったもの 服オタ復帰編

2022年買って良かったもの 服オタ復帰編

4月に仕事に復帰した。もう子どもを2人も産んでしまって、お金を使う中心は教育費となり、服オタには戻れないような気がしていたんだけど、そんなに簡単にオタクをやめられるわけでもないのであった… 限られた予算で買った、今年のファッションまわりのことについて書いてみたいと思います。

1.サンローランパリのバックパック

赤子連れの外出が続くため、しばらくは手持ちのカバンにさよなら…。無難な黒のリュックを

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イメコンで得られる経験値は服1000万円分(体感)くらいだった その②

イメコンで得られる経験値は服1000万円分(体感)くらいだった その②

パーソナルコンサルティングにはいくつか種類がある。

最も有名なのがパーソナルカラー診断、ほかにはパーソナルデザイン診断、骨格診断、顔タイプ診断などがある。このうち、ranさんのサロンでは16タイプのパーソナルカラー診断と骨格診断、顔タイプ診断の3種類をしていただけた。

ranさんの診断の特徴は、複数の診断結果から似合う服の傾向を分析してくださるということ。3つの診断を一気にしてくださるため、一

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イメコンで得られる経験値は服1000万円分(体感)くらいだった その①

イメコンで得られる経験値は服1000万円分(体感)くらいだった その①

服が好きだ。このnoteでも再三に渡って書いてきた。ファッションにかかわる仕事をしたことは一度もないので、ただの趣味だ。しかし実家での独身生活30年、恵まれた環境は私に浪費を可能にした。お給料が許す限り、私はユニクロからハイブランドまで(といってもコレクションピースは流石に持ってないですが…)さまざまな服を買い、着まくった。少なく見積もっても、19歳から30歳までの11年間、一月に10万円は服を買

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黒い服やっぱり買います。

黒い服やっぱり買います。

黒い服を買うのをやめる、で書いた通り、私のパーソナルカラーはスプリングである。

かれこれ15年ほど前に診断していただいた。

一生変わることはない、というのがパーソナルカラーの定説だが、最近、さらに細密な16タイプのパーソナルカラー診断が流行っていると聞き、あるきっかけもあって、アナリストさんのところへ出かけてきた。

実はこの7月に、心から信頼していたカラリストさんが渡米してしまうため、髪を納

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黒い服を買うのをやめる

黒い服を買うのをやめる

今年、36歳になる。噂には聞いていたが、本当に加齢とともに黒い服が似合わなくなってきた

まずは黒だったベースカラーを紺色にした。けれど思考停止状態でネイビーばかり着ていてもどうも楽しくない。それで、ワードローブの色を見直すことにした。

手っ取り早く色々な色が試着できるUNIQLOに行って、ニットの試着をしまくったところ、私の顔色が一番綺麗に見えたのは、ピンク色だった。さっそくそれを着て出かけた

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3歳からの服育

3歳からの服育

 ユニクロが服育イベントをやっている。

親と離れ、お店で自由に服の組み合わせを考えて、試着し、気に入ったコーディネートを親に見せる、というもの。110センチ~150センチの服を着れる身長で、自分で着替えができるお子さんであれば、誰でも参加可能だそうだ。とても面白い試みだと思う。

それよりかはだいぶ前の段階なのだが、私たちも去年くらいから、出来る範囲で息子に服を選ばせるようにしている。とはい

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シャネルとラガーフェルド

シャネルとラガーフェルド

もともと勉強が嫌いではない方なのだが、1年間で自分の服を見直してからは、前よりも積極的にファッション関係の講義に通うようになった。

服との距離ができた分、大きな流れとしてのファッションを理解することに興味が湧いたためだ。

今、一番楽しみにしているのが、フランス文学者・芳野まい先生の『スタイルアイコンの系譜』という講義だ。

第一回はマリー・アントワネット、第二回はジャクリーン・ケネディ、第三回

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3歳男児と母親のワードローブについて・冬

3歳男児と母親のワードローブについて・冬

3歳を迎える直前くらいから、好きなものが定まり、休日は本人の希望で出かけることが多くなった。それにより、私のワードローブは大きく変わりつつある。

具体的に言うと、アウトドアブランドが増えた。ジーンズも増えた。休日の私の服装は、「どこに行っても、動きやすく、快適」ということが優先になる。

具体的に、冬装備で大変役にたったものは以下の2つだ。

・BRANTA(Canada Goose Black

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ZARAの服を並ばずに試着する方法

ZARAの服を並ばずに試着する方法

ネットショッピングが危険だという声は多い。試着!試着!試着! は服を買うときの鉄則。

しかし、人生にはそんな時間が取れない時もある。たとえば、子育て中のお母さんには、じっくり試着をする時間なんかそうそうない。そしてさらにワーキングマザーにとって困るのは、休日の試着室の長蛇の列!とくにZARAは絶望的だ。ファストファッションほど、子育て中の普段着にぴったりなものもないというのに。

だから我々には

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とびきりおしゃれな年上の友人 ①

とびきりおしゃれな年上の友人 ①

とびきりおしゃれな年上の友人が何人かいる。素敵なエピソードがあるたびに何か書いていきたいと思う。

松尾たいこさんとは、もともとは著者―編集者のお付き合いだった。担当させていただいた、松尾さんの初のエッセイ『東京おとな日和』は、私にとっても、思考のターニングポイントになる本だった。

私は松尾さんと出会って、自分の専門外のことを、知っているふりをせずにすぐに詳しい人に聞くという生き方に変えた。私は

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ウェディングドレスは古着でいい

これは、服を買わない1年間の前の話。番外編の記事になる。

自他共に認める着道楽の私だが、一つだけ、他人より遥かに服にお金を使わなかったイベントがある。

それは、結婚式だ。

私は、ウェディングドレスを古着で済ませた。赤ちゃんを授かったために結婚式が取りやめになった方の出品で、試着ののみの新品同様。サイズが7号で、私にはほんの少し大きめだったものの、手袋から下着、靴まで全てセットで、破格。出品者

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お買い物日記 リトルブラックドレスの巻

とびきりおしゃれな年上の友人が、とても素敵なポップアップショップがやっていると教えてくれた。

場所は代々木上原。for herという名前で、オーナー兼バイヤーのまりこさんという女性が、1人で店に立っているという。期間限定なのは、年に数回、パリに買い付けに行ってはお店を開く、というスタイルだからとのこと。

その身軽なお店の開き方がまず素敵なのだけれど、とにかくお店の品揃えがすごいらしい。

前回

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シンプルな服を着る、という贅沢

ファッション断食(というらしい。服を一定期間買わないで済ませること)をして1年以上が経った。結果、いまは特別な日を別として、普段着にシンプルな服を着ることが、どんどん心地よくなってきている。

たとえば今日の格好は、ブルージーンズ、白のシルクのノースリーブ、それに防寒対策として、カシミヤのサマーセーター。靴は厚底のスポーティなサンダル。靴を除いては何の変哲もない服ばかり。ただし、これを着るのは結構

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同じ服を着る効用

同じ服を着る効用

漫画誌の編集に携わるようになって二年弱が経つ。

それまでは文芸書を中心に実用書や写真集など、一般書籍の編集をしていた。大好きな仕事だったけれど、一生編集者として生きていくために、どうしても漫画の編集スキルが欲しくて、転職をした。理想的な順序でいうと、本音を言えばもっと若い頃にやってみたかったのだけれど、わたしはかなり回り道をして、今の仕事にやっとたどりついたので、それでもありがたい話である。

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