メイクと髪型のリニューアル①

服を1年買わなかった間に、人とのコミュニケーションのなかで、明らかに変わったなと思うことがあった。それは、同じ服の繰り返しなのに、以前より、「どこで服を買っているのか」を訊かれる回数が増えたこと。

考察するに、その原因の一つは、私らしい着こなしのスタイルを発見できたことによって、自信がついたこと。これは今までのnoteでも散々書いてきた。

もう一つ、まだ書いていなかった考察がある。それは、髪型。まめに美容室通いをするようになったおかげで、「なんとなくおしゃれに見えるようになったこと」なのではないかと思っている。

そんなことを思っていたら、『女の運命は髪で変わる』という本が出版されてベストセラーになっていた…! (購入して拝読したけど、さらっと読める割に納得できる理論&実用的な知識満載でとってもいい本でした)。やっぱりね。そういうことなんです。

服を買わないことで、いくらかできたお金の余裕。それで私は、二か月に一度、美容室に通いだした。それまでは半年~1年くらい美容室に行くのをサボったり、自分で前髪を切ったり、かなり適当に髪型をメンテナンスしていた。(あまり美容室に行かなくて済む、というのはショートヘアよりもちのいいロングヘアを選んだ理由のひとつでもあった)。

ところが、ヘアスタイルど素人の私でも、頻繁に通い、美容師さんのアドバイスを聞くと、髪型も少しずつ少しずつ、流行が移り変わっていくのがわかった。そしてそれは髪型自体というより、重ためとか軽めとか、色の寒暖の加減とか、わずかなわずかなディテイルによく現れるようである。乾かし方ひとつで、今風の髪型に近づくこともわかった。

当たり前のことだけれど、美容師さんは毎日毎日、髪型のことを集中して考えているわけだ。その知識に頼らない手はない。

私は髪の長さを、基本的にロングから変えない。肩下は15センチくらいで、くせ毛のままの、ごくナチュラルな感じの髪型である。それでも、やっぱりプロに切ってもらうと、ちょっとした変化で、今風にしてもらえるのだ。

そこで私は悟った。1万円あったら、服を買うより、髪を切った方が、おしゃれの近道になることを。

たとえばいつもと同じジーンズとTシャツ。ベーシックなアイテムなんて、33年も生きていれば体型に合う形なんてわかりきったようなものだけれど、同じ服を着ていても、時代遅れにならない方法…それはどうやら、首から上をリニューアルしていくことに尽きるようだ。

ヘアスタイルと並んで、女性にとって無視できない、もうひとつの首から上問題を解決すべく、次に私はメイクレッスンの扉をたたいた。(続く)



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