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彩りある毎日をモノ化(無機質化)しては味気ない。

毎日食べているご飯茶碗の
模様が言えますか

身近なことに気付きと感謝がありますか。
ということでしょうか。

かなり以前、若夫婦のご自宅に晩御飯に
お呼ばれになったことを
思い出しました。

客人としてその家庭に招かれたのは
私が初めてだったそうで。

『大した茶碗や皿も、食材も無くて。。。』と
言われましたが、なんと温かい楽しい
そして思い出深い晩御飯であったか。
カラフルな色彩の茶碗を思い出します。

先週、東京駅に忘れ物を取りに行った際、
隣で『なんで無いんだ!』相当偉そうに
職員さんに噛み付いている同年代の人を
見ました。
忘れ物をしたのは本人、
職務として探してくださっている駅員さんを
まるで、人扱いしていない。
モノ化、無機質な機械に話しているみたい。
ほんと味気ないとはよく言ったもんです。

また、先日お会いした、メーカーの販売代理を
されている経営者さん。
半期末の9月に併せて少し販売数字に貢献したら
メーカー担当が飛んできて、
『もっと売ってくれ』の連呼だったそうで、
まずは感謝、御礼の一言も無かったと。
まさにモノトーン色、この経営者さん
ほんと人としてどうかと思う。と
信頼関係を無くすメーカー社員が如何に多いか。
と嘆いていらっしゃいました。

仕事先、会社でも、家庭でも、目の前にあるその顔
そこに幸せを見いだせる人でありたいと
思いました。
季節も秋、彩りある毎日を意識する1週間に!
今週もよろしくお願い申し上げます!
たまには若冲さんの絵でも見たくなる感じです。

【たくさんの優しさに出会えたから】

医師、鎌田實氏の心に響く言葉より…

苦悩し張り裂けそうな悲しみを乗り越えるには、自らへの視点を少しずらして、大切な誰かを思いやることが、一番いいのです。
人生は思い通りにならない時があります
そんな時は、勝てなくても、負けなければいい。
負けない生き方があるのです。
悲しみは相手の身になることで癒されます。
大切にされるのを待ちわびていてはダメ。
自分から、人を大切にしてください。
「あなたが大切です」「あなたに感謝している」と誰かに言ってもらえると、人は生きていけるのです。
だから、自分の悲しみは横に置いて、誰かのために何かをしてあげると、新しい展開が始まるのです。
人はみな、愛に飢えています。
必ず、時間はかかってもあなたのところに、優しさやあたたかさが戻ってきます。
人生はうまくできています。

福島県の会津若松に講演に行ってきました。
講演が終わり、講演会場で僕の本にサインをしていると、ある中年の女性から声をかけられました。
「古い本ですけど、サインをしてくださいますか。娘の本棚にあった『がんばらない』です」
「いいですよ。喜んで」

「娘はリンパ性白血病で亡くなりました。娘は病気と戦いながら、先生の本を読んでいたようです。サインをしていただいて、娘の仏壇に手向けたいと思います」
白血病の治療を受けながら、苦しみを僕の本で耐えていたのだ。
ありがたいことです。
光栄なことです。

合唱部で活躍していた女の子。
高校2年の時に急性リンパ性白血病と診断されました。
よく勉強し、友達思いでみんなから好かれていました。
病気との闘いは1年半続きました。
途中、大腿骨骨頭壊死が起き、病気との闘いは熾烈を極めました。

高校3年の卒業式を前にした1月1日、娘さんは17歳と10ヵ月の短い命を終えました。
亡くなった後、ご両親が放心状態でいる時、なんと友達が娘さんの手紙を届けてくれました。
亡くなっているはずの娘さんから自筆の手紙が届いたのです。
亡くなる9ヵ月ほど前に、もしものことがあった時に両親に渡してほしいと、大親友に手紙を預けていたのです。
すごい子だな、と思いました。

「お父さん、お母さん、今まで大切に育ててくれてありがとう。
今は、お父さんとお母さんがこの手紙を、読まなくていいようにと願いながら書いています。
でも、この手紙を読んでいるということは残念な結果だったんだね。
でも、ここまで自分なりに努力してきたんだから、もう休んだっていいよね。
私は後悔してないよ。
こんな病気になって不幸だって思ったこともあった。
だけど今は全然不幸なんかじゃない。
幸せだよ。
だって、たくさんの優しさに出会えたから…。

お父さんとお母さんに愛してもらい続けた娘より」

『1%の力』河出書房新社

《あなたに出会った人がみな、 最高の気分になれるように、 親切と慈しみを込めて人に接しなさい。 あなたの愛が 表情や眼差し、微笑み、言葉に あらわれるようにするのです。》 (マザー・テレサ)

自分がとてつもなく辛い時でも、他の誰かを思いやることができる人がいる。
マザーテレサのごとき人だ。

多くの人は、自分が苦しい時や、疲れているとき、不安に思っているときは、自分のことしか考えられない。
他の人を思いやれる余裕がないのだ。

我々は時々、グチや、不平不満、泣き言や文句を言ってしまうことがある。
しかし、自分がいかに恵まれているかと気がついたとき、自分の「あまりの小ささに」、「あまりの甘ったれぶりに」恥ずかしさで身もだえしたくなる。
今、「生かされている」、ただそのことだけでもありがたいのに…。

「たくさんの優しさに出会えたから」
日々感謝の気持ちを持ち、人を思いやることのできる人でありたい。

上記の【たくさんの優しさに出会えたから】については人の心に灯をともすより引用しています。


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