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ノベルジャム2018秋デザインノート

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出版ハッカソン「NonvelJam2018秋」で行われたデザインによる企みについて。前回から何が進歩し、これからどこに向かうべきなのか、など。
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記事一覧

ノベルジャム参加作品「みんな釘のせいだ」デザインの舞台裏

ノベルジャム参加作品「みんな釘のせいだ」デザインの舞台裏

【手短に言うと】 最堂四期著「みんな釘のせいだ」のデザインについて、デザインの意図と、特に初校から二校にかけて何が起こったのか、なぜ大幅なリテイクになったかなどの解説です。

デザイナーとしてはじめにやったことはチームブランドの基礎を作ることだった。NovelJam2018秋、そのチーム分けののち、デザイナーとして最初にやったことはチームブランドの視覚化、すなわちロゴの開発でした。我々のチームは「

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みんな n=1 のせいだ?(続ターゲティング問題)

みんな n=1 のせいだ?(続ターゲティング問題)

【手短に言うと】想定読者層をターゲティングして彼らに合わせていくよりも、いっそ「一人のエクストリーム」を捉えるn=1の考え方を応用してみる、という話です。

ひとつ前のnoteで「ノベルジャムという特殊な環境下で見込み購入者のペルソナまで踏み込んだターゲティングを行うことは難しいというか無理なので、購入者想定は『チームの認識共有を補強するため限定的に使う』のがいいかも」という主旨のことを書きました

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ノベルジャム作品におけるターゲティングの問題について

ノベルジャム作品におけるターゲティングの問題について

【手短に言うと】小説も流通商品である以上、見込み購入者の想定は必要だけど、 ノベルジャムという特殊な舞台でどこまでターゲティングを意識すればいいのか、という話です。

NovelJam2018秋、その初日、三木一馬さんの講演で想定読者のペルソナについての話題がありました。ペルソナによるターゲティング、という話の流れで、たしか参加者の方から上がった「電子書籍購入者の傾向」についても質疑があったと思い

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ノベルジャム2018秋 二日目の夜に

ノベルジャム2018秋 二日目の夜に

昨日11/23の昼前にノベルジャム会場にやってきて、36時間かそこいら経ったのだけど、「もうそんなに経つのかよ」という気持ちが大きい。いろんな人に話を聞いたところ、今回特に時間の進み方が早いらしい。おそらく、深夜の仕事場閉店により実質的な作業時間が減り、毎日「ちいさな締め切り」を抱えながら、まったく先延ばしにできない決断をその場単位で繰り返す、そこはかとない「追われている感」がそうさせているのだと

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NovelJam2018秋 デザイナー杉浦の紹介

NovelJam2018秋 デザイナー杉浦の紹介

NovelJamの運営さんから自己紹介しなされとメールが来たので書きます。前にもそれっぽいものを書きましたがあれは宣言文みたいなものなので、ほぼテンプレ通りに真面目に書きます。参加枠は「デザイナー」です。

●名前
noteではsugiura.s、TwitterではS太郎、前回のNovelJamにうっかり本名杉浦で参加したところ、方々にリンクしている各種SNSですっかり割れてしまいましたが、よくよ

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デザイナーとして2度目のノベルジャム「2018秋」に参加します

デザイナーとして2度目のノベルジャム「2018秋」に参加します

ノベルジャム2018秋に、前回に続いてデザイナーとして参加する運びとなりました。初めてお会いするであろう著者と編集者の皆様に、今回何をやりたいのかも含めて自己紹介をいたします。というかさせてください。

何者か名前はsugiuraです(TwitterではS太郎と名乗っています)。広告制作プロダクションからマーケティングプロダクション、プロモーション会社のクリエイティブ部門を経て、今はとあるデザイン

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