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起業して2ヶ月半でなぜ倒産しかけ、Webサービスをクローズしたのか

こんにちは〜すぎゆうです。アイキャッチ画像は内容に全く関係ありません。あしからず。

今朝、3億光年ぶりに朝の8時台から仕事を開始して眠い&スーツを着てきてしまって着疲れしたのでもう帰ろうと思っています。そんな14:30。

ブログ書きます。書けばいいんでしょってことで今回は、”創業当時の事業について”と”なぜクローズして今の事業を行っているのか”を書いていきます。

【創業当時に立ち上げていた事業〜Blank Macthing(ブランクマッチング)〜】

当社は2015年4月に創業したわけですが、当時は現在行っているようなデジタルマーケティングを基軸としたマーケティング支援、2018年3月14日にリリースしたカイコク、2017年5月にリリースしたでじたりあん(メディア)事業のどれも行っておりませんでした。

当時立ち上げていたのは、ブランクマッチングというサービスです。

簡単にサービス内容をお伝えすると、「飲食店を探すのもう疲れたし、店舗側も席が埋まっている時に確認の電話や来店があるとリソース無駄だよね。だったら飲食店が顧客を誘う形式をインターネット上で実現しようよ」ってやつです。

具体的に言うと、ユーザーが人数やエリアを入力すると、空席のある飲食店がユーザーに対して「うちに是非来てくださいよ!」とアプローチできるというサービス。

そうすることによって、ユーザーの探す面倒さ、店舗のリソースの無駄と空席のもったいなさを全て解決できるじゃんなにこの事業最高じゃんとなったわけです。

その中でもまずはBarに特化していました。理由は、Barに関係する仕事してたらモテるんじゃないかと思ったからです。ウソです。

Barには無限の可能性があると思ったからです。そう思った理由は以下。

・渋谷区だけでも1,800店舗のBarがある(らしい)

・Barが稼働するのは18:00〜翌朝5:00などが多い

この2点です。


上記が分かった上で思ったことが、東京を代表する、いや、日本を代表する街である渋谷に1,800店舗ものフル稼働していない空間がある!

これらを抑えることができれば、インバウンド向けのコインロッカーになるんじゃないか?と思ったわけですね。

※当時は、インバウンド(海外から来る旅行者など)の増加がトレンドであり、”爆買い”などのキーワードもトレンドになっていました。

これぜ~んぶやっちゃえばすごいことになるんじゃない?ねえ、これやばいんじゃない?Awesome!

となったわけです。

そんなこんなで事業作りをはじめました。

【なぜクローズすることになったのか】

結論から言ってしまえば、”ヒト・モノ・カネ”のどれも持っていなかったからです。

すぎゆうときむかずは事業作りをしながらこんな会話をしました。

Q:それだけ多く存在する店舗を開拓営業するのは?

A:俺だ俺だ俺だー!

Q:そのサービスを開発するのは?

A:勉強しなきゃな…

Q:その間の生活費は?営業や開発に必要なコストは?

A:……返事がない。ただの屍のようだ。

極論、”カネ”があれば”ヒト”や”モノ”は解決できたかもしれません。

ただ、当時2人の株式会社BLAMにはすぎゆうときむかずの貯金を合わせた130万円でした。

皆さん、恐らく知らないと思いますし、僕らも当時びっくりしたんですが、生きてるだけで家賃とか携帯代とか食費とかいろんなものにお金がかかってるんですよ!会社って誰かが利益上げてないと給料出ないんですよ!

知ってましたか?僕らは知らなかったのでびっくりしました…。

物理的に家賃が払えなくなりまして、焦りましたね当時。

つまりキャッシュが底をつきクローズすることになりました。

【資金調達すれば良かったんじゃないの?】

VCやエンジェル投資家から多額の資金調達をしたり、誰かから多額の借金をしたり(実際はお金借りるのってそんなに簡単でもないんですが)して、継続することもできたかもしれません。

ただ、僕らはそういったことをしませんでした。当時(というか今も)、資金調達をしましたというと、なぜか「すごい!」ってなる風潮がありまして、勿論そのプロセスにすごい何かはあると思いますが、僕らの考え方として”すごいものではない”というのがありました。

今でもありますが、多額の資金調達をエクイティで行っている起業家が資金調達を行っていない起業家に対してだったり、あらゆる人に対して資金調達したことでマウンティングするのを謎だな〜と思って見ています。w

恐らく、自力でできるようになりたい!という若いからこその思いがあったんですね。

今も若いですけど。

まあ当時本当に何も払えなくなって、売上もほぼ0円、給料なにそれ美味しいの?状態だったので結局は佐藤大先生に救って頂き、ご指導も受けさせて頂いたのですが。w

※佐藤大先生との話は先日でじたりあんで公開した記事で詳細が見れるのでコチラからご覧ください

ただ、その際も僕らは”生きるために最低限必要な額”を出資頂きました。それは間違いだったのかもしれませんし、起業家としてイケてなかったのかもしれません。

ただ、別に後悔はないです。それが自分たちのやり方だったんだと思います。

どうせ過去には戻れないし、常に今、これから頑張ろうと思っていればいいと思っています。

そして、現在もまだまだですが自力で”ヒト・モノ・カネ”をある程度満たすことができるようになってきたので、この2、3年間苦しみながら自分たちの足で立って自分たちの足で走ってきて良かったと心の底から思っています。

だって今怖いもの無いですもん。

まあまた新しい怖いものがどんどん出てくるんでしょうけど、越えていける自信があります。これまでの経験と仲間と意志があれば。

【最後に】

という訳で、今回はちゃんと長々書きすぎたな〜と反省しています。結局40分間も書いてたからもう帰ります。

資金調達周りの話はあくまでもすぎゆうの考えであって、しかも2014〜2015年頃の話なんで別に参考とかにはしないで良いと思います。

実際に会ったら資金調達した方が良いよって言うかもしれません。w

どうなりたいか、どんな世界をつくりたくてどんなサービスをやっていきたいか、どんな会社にしたいか、など人それぞれの目的や目標に応じて変わるものだと思うので。


それでは。

現場からは以上です。

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