【祝同人誌10冊超記念】過去に出した同人誌の話 1冊目【だからキミはイチバンじゃない!】

 晒粉です。
 この度2021年7月11日に文章1冊目、漫画10冊目、計11冊目の二次創作同人誌が出ました。おめでたいね。
 思い返せば約5年前、当時まだいたいけな女子高生だった(年齢がアレするんでアレなんですが本当に女子高生でした)晒粉が自カプの同人誌が一冊もないことを嘆きイベントに申し込み、部活の先輩にコミティアで約1時間半の待ちぼうけをされて以来人間関係が面倒くさくなり幽霊部員をしていた部活の部誌の入稿方法を思い出しながら秋葉原の大陽出版に向かったのが懐かしく思えます。思い返せば秋葉原、入稿以外の目的で行ったことがな……嘘、あった。去年羅小黒戦記のドリパスで行った。駅前のガンカフェで鉄血フェアやってたの見たわ。
 懐かしいと思いつつ、隙有自語が大好きなので過去に描いた同人誌を振り返ってたいと思います。今のアカウントで描いていない同人誌、ジャンルの話ガンガン出てきますが、最早半分未来の私がこれを読んであぁ〜〜あったわこんなん……と遠い目をするために書いているようなものなのでそんなこと知りません。気になるようでしたら勝手に調べてください。ジャンルとカップリング名が普通に書いてあるから避けたいな……思うものは自分で避けてね頼むよ。
 またタイトルにも記載してありますが、己の思出反芻力向上のため、当時の自分がどんな感じで描いていたかも勝手に振り返ろうと思います。というかほぼ重篤固定女までの経緯だと思います。ナチュラルに自分が読めない、敢えて意図的に検索をかけない、避けているものの話をすると思います。(敢えてここで“地雷”という言葉を使わなかった時点で御察しください)そういう話に抵抗のある方は戻るか目を瞑ってください。学生時代の部活動の人間関係の面倒くささを態々穿り返す時点で人間性に察しがつくとと思います。あと自分の話をするので己の思想、価値観、解釈、お気持ちについての話もガンガン出てきます。そういうのは求めてない興味ないという場合はもう速やかに立ち去った方がいいです。世の中うまいこと自分の求めるコンテンツをコントロールしていった方が幸せだもんね。

だからキミはイチバンじゃない!
【SB69/ヤイレト/A5/36P/¥500/表紙本文単色】

うわ懐かし。
先程書きましたが当時幽霊部員をしていた部活の部誌の入稿方法を思い出しながら生まれて初めての秋葉原に向かった同人誌です。察しいただけると思いますが“部活”の“部誌”を思い出しているので“表紙が単色”です。部誌力高いね。
 というかこの頃カラーを描く手段が本当にアナログしかなかった上にアナログカラーが好きでもなければうまくもなかった。今も上手くないし好きではないけど。でかいカラー絵描くの本当に嫌だったしそもそも当時我が家にスキャナーもPCも無く(正確にはあったけどガタがきていた+家の雰囲気的に「スマホがあるんだからPC必要なくね?」という空気が滅茶苦茶漂っていた)自分の選択にカラーという選択肢が一歳含まれていなかった。
 カラーがこんな時点でおわかりと思いますが本編もフルアナログ。写植も手書き。トーン貼るの嫌いだからハーフカラーもほぼ手描き。部誌じゃん。っていうか高校生の部誌の方がもっとちゃんとしてるよ。

 この同人誌持っている人、通販無くイベントので完売したので今のアカウントで持っている人いないと思っています。いたらびっくりだよ、教えてください。私がびっくりします。
 
 SB69の男女カップリング本です。人生初、形になった同人誌はヤイバくんとレトリーの本でした。多少SB69を嗜んでいたら察しいただけると思いますが、SB69の男女カプ本です。もう一度言うね。言わんでいい?わかった。
 何故こんなにSB69(以下、商売)の男女カプ本を強調するかというとこの当時“商売の” ”男女カップリング“ってなんというかこう……なんと言えばいいんだろう……自分なりに上手くオブラートに包んだ言い方をするならめちゃくちゃ珍しかったと思います。直球で言うと異端。
 商売というジャンル、男女混合でバンドユニットがあるジャンルなのですが、これが滅茶苦茶男性ユニットと女性ユニットの棲み分けをしていて本当に、本当に、“男性向け”と“女性向け”の区分が明瞭化されていたジャンルだったなと思います。もっと直球で言うなら百合とBLが馬鹿強かった。マジで強かった。公式男女カプ嫌に親でも殺されたんか?とか当時は考えてた。
 具体的に言うと公式Twitterから「メインの女性ユニットは異性恋愛禁止」と言われるくらいには同性棲み分けが強かった。
 今だと結構男女混合のソシャゲはそれこそメギドとかアークナイツとか上手くやっているなと傍目から見ていて思いますが、当時は確かSideMもFGOもリリースされたばかりくらいの時期で、今思うとそういう「棲み分け力」がまだ根強い時期だったかなと思います、その中でオタク向け男女混合ソシャゲをつくったのはトリッキーなことをするものでという気持ちもなくはない。なくはないけど正直ここまでするならもう最初からバンドリとかあんスタあんガルみたいに別ゲーとして出してもよかったと思うよ。個人の意見だけど……。
 上記にも記した「異性恋愛禁止」の話を2度ほど公式から発信された辺りで雑魚精神持気弱オタクは気持ちが折れジャンルから出たので今はどうなのか知らないけど今どうなっているんだろうな商売くん。クラファンしているのは見たけど。サブスク解禁したのは登録したけど。商売のお気持ち構文これ以外にまだ無限に書けるけど流石に関係ないから割愛するね。
 
 はい!!そんな棲み分け強固かつメインの女性ユニットは異性恋愛禁止と提示された中私が描いたのが”そのジャンルのメインユニットの一人の女の子が大好きな女の子“の”男女“なんですけど!!!!!!(でかい声!!)
 おわかりだと思いますが滅茶苦茶公式無視して描きました。いやでも、言い訳にはなるものの一応共通項はあったんだよ。同じ楽器で同じ事務所だったし。どちらもメガネだったし。互いの趣味嗜好が二次元、ゲームと似寄っていたし……。でも所詮は言い訳なのでここでカップリングデュエルを申し込まれたら私は簡単に敗北します。だってレトリーはシアンちゃん好きだもんね。わかる。というかいくら私がヤイバとレトリーが好きでも絶対そこを譲りたくなかったからレトリーがシアンを好きな前提のヤイレトを描きました。だからタイトルが「だからキミはイチバンじゃない!」です。
 タイトルがメインテーマかつ、この本のレトリーはシアンちゃんのことが大好きだし優先順位最優先だけどこいつ(ヤイバ)と共通のゲーム(オタク趣味)やるの、結構楽しいんよな……。といった具合で葛藤します。読み直したらそんな内容だった。だってどうやってもレトリーの1番はシアンちゃんだから。で、別にヤイバくんもこれを普通に当たり前のことだと飲み込んでいるような話だった。だってレトリーがシアンちゃんのこと好きなの知っているから。
 これは個人的な思想の話ですが、別にカップリングがあったとしてもその人より大切な人がいる可能性がある時はあるだろうよ……と考えてます。世の中が全て恋愛で回っているわけではないと思うので「彼氏と親友(友達)または家族、どっちが大事なの?!」と聞かれて必ず「彼氏」と返さなくてもいい世の中であってほしいよ私は。みたいなことを考えて描いていたもしれないけど今見ると完全に後付けだな……。
 聞き苦しい言い訳だけどこれでも描いている時は公式のこと尊重したいと思っていたんだよ……。いや、捏造カプ描いた時点で尊重もクソもないけどさ……。

 因みにこの約2・3年後、もう一つ別ジャンルを飛び越えた懲りた晒粉はマジで”公式内のシナリオ“で”恋慕と見られる感情が見受けられるカップリング“にしか手を付けられなくなるカップリング女になります。

 ジャンルと中身について己の思想の話をしたので当時の自分と描き方の話をします。
  
 この為に人生初めてまともにペン軸とペン先とミスノンを世界堂で買った。Amazonでトレス台を買った。ペン先は日光が好きです。立川も使ったけど日光の方が個人的に描きやすかった。アナログの理由ですが純粋に機器がないのは勿論なのと、当時自分が好きな漫画家が軒並みアナログ作家だったから私もアナログで描きた〜いという気持ちだけです。志村貴子が大好きでした。今でも大好きです。
 
 私は時系列だけ繋げて短い話を描くのが好きなのですが当時からそれやっていたんだな……と思いました。というか今でもそれでしか描けないんだな……描きやすいけどさ……。この時は圧縮言語化するという発想がなかったけど、この数年後働きだし滅茶苦茶伊坂幸太郎が好きあ職場の人と会ってからは「伊坂みたいなやり方」と勝手に呼んでます。伊坂幸太郎が好きなオタクには申し訳ないと思っています。

 印刷費は冬休みの短期バイトとお年玉で繕った。学生だったのでそんな余裕で印刷費ホイホイ出せるような金は持っていないため早期入稿で出しました。この頃の経験があってか基本REAL FACE限界人間ですが今でも大体早期入稿でなんとかやっています。でもフルアナログだからオフセで刷るしか方法がなかった。当時短期バイトと月のお小遣いだけでやりくりしている学生からしたら普通に滅茶苦茶大金だった。

 あと印刷所に持っていくの滅茶苦茶ドキドキしたけれど対応してくれたお姉さんにホワイトが綺麗だと言われて嬉しくなったのも覚えてる。でも今見直すと別にそこまで綺麗ではない。ありがとうお姉さんお世辞でも褒めてくれて。あの時褒めてくれた貴方がいたから今の私がおります。

 上記でも記しましたがこの同人誌、部誌力が高い中無事イベント内で全部完売することができた。やったね。あと多分上記で記してなくとも察していると思いますが初めて描いたカップリング同人誌、当時ナンバーワンでオンリーワンの同人誌でした。もっと簡単に言うと(多分)私が初めてそのカップリングの同人誌出した。当日の頒布スペースも自カプ私だけだった。初めての同人誌が自カプの第一人者で(多分)あったこと、滅茶苦茶誇りに思っているよ。
 この経験があったから多分今でも同人活動続けていられるんだなと勝手に思っています。周りの人も私が知る範囲では優しかったしね。

 凄い長くなったので2冊目(FGO〜)はまた別の記事で話そうと思います。

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