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過去に出した同人誌の話 4冊目【センチメンタリズム】

 細かいこと書くものあれなんでサクサク書こうと思います。

 センチメンタリズム
【鉄オル/シノ×ヤマギ/A5/32P/¥500/表紙2色刷り本文単色】

 4冊目にしてようやく部誌からの脱出。
 というよりいよいよ流石に限界が来てなけなしのバイト代で5万くらいのクソ小さい液タブを買った。あの頃の自分に言うとすれば「絶対iPad買った方がいいよ」しかない。絶対iPad買った方がいい。高いけど互換性あるし、ゲームできるし。音楽流せるし……。でも液タブはUSB挿せたしな……。USBに裏切られた話は次の文章で書きます。
 
 前の文章でちょいちょい鉄血の話は出していましたががここにきてとうとう本を出しました。「恋を共に。」から多分半年くらい。ここまでくると比較的最近だな……と感じる。

 因みにこの約2・3年後、もう一つ別ジャンルを飛び越えた懲りた晒粉はマジで”公式内のシナリオ“で“恋慕と見られる感情が見受けられるカップリング“にしか手を付けられなくなるカップリング女になります。

 という話を前にしましたが大体全てはここから始まった感じです。
 いや、なんかもう、直接的ではないにしろ原作無視だの捏造だの話があったのが普通にしんどかったのだと思う。イキり鯖太郎という言葉が賑わいだしたのも確か丁度FGOの本を描いていた頃だと思うので。
 本当はnameless主人公の話や主人公受けの話をしようかと思ったけど実際書いてみたらただの長文悪口になってしまったので割愛。でも楽しかったよFGO。なにより絵が滅茶苦茶上手くなったし。1番反応貰えたジャンルだと思うし。ただマジで全体のブロック数が4桁越したりアンソロ参加者の半分くらいブロックかけていたのに気付いた辺りからマジで転生したら壁打ちにしよう……とは誓った。

「センチメンタリズム」(以下、センチ)の話

 ジャンルというか住んでいた土地が本当にいい土地だったんだけど(冷静に思い返すと自分より年上しか見たことなかった)できた同人誌はこう……話も絵ももっとあんだろ?!?!みたいな感じ。話は突飛で今見返すと過程が雑で置いてけぼりだしこの時期の絵何があったから知らんが絵にかなり癖があるので見返すと滅茶苦茶心苦しくなる。再録していない理由はその辺りです。

 この辺りからだろうけど「直接描写せずとも話終わったらこの後こいつらセックスしてんな!」みたいな流れをを描くのにハマってた。今でもそういうの描くのは結構やっています、具体的に言うと比治沖とか。なのでこの話の後のシノとヤマギくんはやることやります。やることやった話がシノヤマ本3冊目の「ハッピーエンドのむこうがわ」(以下、ハピエン)です。そっちは結構今見返してもいいなって思う。

 ようやく部誌から解放されましたが表紙はメディバン、本文はペン入れまでアナログ、仕上げ、トーンはデジタル(メディバン)。タブレットがペン入れするには小さすぎたのと、この頃に池袋の西部で志村貴子展があって、私が志村貴子先生が好きな話は割愛しますが風の噂で聞いていた呉竹とゼブラの筆ペンでペン入れされていた娘の家出の生原稿を目にした晒粉は「こ、これで漫画描きた〜〜〜〜い!!!!」と気づいた時には隣のパルコの世界堂にいました。愚か。こうして年々道具が安くなっていく。ご察しいただけるかと思います筆ペンは全く使いこなせなかった。でもこの後の3冊くらいiPad買うまでは筆ペンでペン入れしてた。楽だし、安いし。(一本100円)iPadを買ってようやくあのスタイリッシュ筆ペンペン入れは破茶滅茶絵の上手い人がやれる所業だと理解した。愚か……。

 タイトル元ネタは植田真梨恵ちゃんです。ずっとこれ聴きながら描いてた。センチメンタリズムも勿論聴いたけれど多分「愛おしい今日」の方が引っ張られている。シノヤマのイメソンは話だすと結構出てくるけれどiTunesでイメソン提示しているので暇な方はどうぞ。今さっき久しぶりにBUMPのRay聴いたら情緒がしっつちゃかっちゃかになった。

 「家族は他人の集まり」「他人だけどあなたと生きてゆきたい」が今見返してみると主軸な気がする。というかシノヤマの同人誌、鉄華団が家族という象徴がデカかったからか全体的にテーマが「所詮家族は他人」に寄ってる。3冊目の同人誌とか本当に顕著。
 内容というかテンポがあまりに突飛で読み手として見るにはうわ……って感じなんだけど要所要所の台詞やポエムはいい事書いているなと思った。「心の柔らかい部分はどこか死んだ気がする」とか好き。
 ヤマギくんはこの先シノと幸せを噛み締めるたびいつかこの先来るであろうお別れのことを考えることになりますが、そんなことを忘れさせるくらいシノがヤマギを幸せにするべくまずは「長生きするに決まってんだろ」と言うのは当時の自分と解釈完全一致した。過程は雑だけど結果が最高なのでOKです。
 己の手で同人誌を作り上げる上でいいなと思うことは大体いつ読み返しても、結局己の思想によりつくられているのでどこか一つは「己の解釈、やっぱ最高だな」と思えるところがあるところだと思います。

 表紙はオンデマだけど二色刷り。サンライズオンデマンドのバレンタインフェアで刷った。そう、デジタル入稿をするようになったのでようやくオンデマ入稿になりました。あまりの安さに思わずひっくり返った。
 サンライズオンデマンド、印刷が綺麗でかつオンデマにして表紙多色刷りができるのでオススメです。早割にすると超安いし早割じゃなくとも締め切りが遅い。特殊紙も表紙本文含めて結構ある。最高。ここ数年使っていないいけれど推し印刷所です、是非よろしくお願いします。

 今日部屋の掃除を少ししていて当時のイベントポスターが見つかったけれど可愛かったのでついでに載せます。多分自宅印刷。来週のポスター結局入稿しなかったな……多分光沢紙購入して自宅で印刷します。たぶん

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