推し短歌

まぶしいが あなたのせいはあなたの生(せい) わたしはわたし あなたはあなた

俵万智さんと岡本真帆さんが選考ということでなんとなく文を書き始めた。
企画のための文章を書いてどうなりたいんだと問われると特にどうなりたいわけでもないが、岡本真帆さんの短歌を元に知人に対する抑えきれないクソデカ感情キモ・文書をしたためたのが、それ以降頻繁にnoteを書くようになったきっかけなのでそういう因果でなんとなく書いているのだと思ってもらいたい。

この短歌については職場のトイレで5秒で考えた。嘘。5秒で考えて10分くらいブラッシュアップした。

それらしいエッセイでも書こうと何回かそれらしいものを書いては最終的には野暮だと消してやめた。

1つ目の下の句は『私の背骨 無数にあるし』と悩んだ。

世の中的には背骨は基本1本だ。これは人間に限らない。
宇佐美りんの『推し燃ゆ』で推しという概念について『背骨』みたいなことを書いていた覚えがあるが(読んだのがかなり前なので記憶が曖昧すぎる)あれを見た時私は意味わからんクリーチャーみたいになったとしても私は無数に背骨が欲しいと考えた。

しかし私は残念ながら人間なので意味わからんクリーチャーにはなれない。
私の背骨は姿勢が悪くてゆがんでたとしてもあ一本だけだし。
そもそも今の私の価値観では私は私以外のものを背骨にはできない。したくない。

わたしはわたしであなたはあなた、コンテンツは所詮コンテンツでしないし、私の好きなものは私が勝手に好きでいるだけなのだ。
背骨にはなれないしさせないししたくもないけれど、跳び箱の踏切番くらいのノリで支えてくれてたらありがたい。

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