秋元沙織

編集ライター。普通の人や日常の素敵な一瞬を見つけるのが得意です。得意ジャンル→女性/共…

秋元沙織

編集ライター。普通の人や日常の素敵な一瞬を見つけるのが得意です。得意ジャンル→女性/共働き/ファッション/小売/流通/編集/テキスト/子育て/働き方/マインド 📧saori.akimoto0305@gmail.com

マガジン

  • 続・先の見えない人たちへ

    約3年間、連載していた「先の見えない販売員たちへ/商業界オンライン」の続編です。そのとき思ったことをタイムリーに、毎週水曜日に更新します。

  • #育児の学び

    育児する中で学ぶことが本当に多いんですがせわしない日々でどんどん忘れていってしまうのがもったいないので、twitterで発信したものをnoteで雑感・加筆してまとめていきます。

最近の記事

  • 固定された記事

【2020.11.12更新】雑誌とWebを体験した編集ライター・秋元沙織の執筆実績

<読者には新たな気付きを、取材先には喜んでもらえる発信を> 編集ライター/スゴ人(にん)代表の秋元沙織です。何気ないところから良い面を探して、光を当てる記事を書くことが得意です。公開された年代順に、過去の執筆実績をこちらにまとめています。 ■雑誌・別冊・オウンドwebメディアを一通り経験してきたので、企画/取材/執筆/先方とのやり取り/スケジュール調整/校正/原稿確認まで、一連の編集業務が可能です。取材をする側&受ける側の経験済。執筆内容は自分の興味関心があるものが中心で

    • 雄弁は金、沈黙も金

      世論も、インターネット上も、大きな声の人が目立つ。 奇抜なルックスで、叫ぶような音を出し、目を引く言葉遣いをして、何度も発言を繰り返した方が注目を集める。 炎上が本来なら届けられなかったであろう対象まで届いていくことは事実だし、そこまでいかなくても過激な表現で流れが変わることは確かに多い。 だけど、私はそのたびに「そうできない人のこと」が頭によぎる。 敢えて黙っている人。 発言しようとして止めた人。 発信や検索なんて、思いも浮かばない世界で生きている人。 保証があると

      • 私なら、こんなテイクアウトやデリバリーをやっている飲食店を応援したい

        以下、思ったことを。 <家族構成と状況説明> 夫/テレワーク在宅勤務。週1~2出社。 妻/フリーランス。仕事は大幅にセーブして家事育児対応。 娘/4歳。保育園登園自粛中。 * 前提は「みんな疲れている」突然、他人との接触や外出が物理的にも気持ち的にも制限されるようになってから、私たちは日常に疲れている。自炊がそこそこ苦でない私も、ほぼ毎日3食、買い出し回数も限られた中、手持ち食材で作り続けて疲弊している。 飲食店が厳しいのはみんな知っているから、できる範囲で応援消費し

        • コロナの終わった202X年の未来が、良くなる予感しかしない。

          「先の見えない販売員たちへ」という名のコラムを書き始めてから3年後、まさか世界中の誰もが先の見えない時代がくるなんて思いもしなかった。 * 今、世界中でライフラインに関わらない業界が危機にさらされている。 手土産として取引先に持って行く見栄えのするお菓子、移動途中に食べるオフィス街でのランチ、次のアポに間に合わないと飛び乗るタクシー、週末に仲間と集うライブハウス。 全世界が鎖国化していく中で、次に「切られる」のは私たちの仕事かも知れない。 とは言え、私はいつか訪れる

        • 固定された記事

        【2020.11.12更新】雑誌とWebを体験した編集ライター・秋元沙織の執筆実績

        マガジン

        • 続・先の見えない人たちへ
          3本
        • #育児の学び
          9本

        記事

          外出自粛が要請される前に、リアル店舗ができる準備~現場の疲弊をできるだけ軽減するために~

          2020年3月25日夜、小池百合子都知事から会見が開かれ、東京都民に向けて週末の不要不急の外出自粛が要請されました。会見内容に応じるかのように近隣県が反応し、普段なら休まない商業施設や実店舗を持つ企業も次々と臨時休業を発表する報道には、胸が熱くなりました。 会見終了直後から、スーパーには食料品を求める人が殺到しました。SNS上では長蛇の列や空っぽになった棚が続々とアップされ、メディアでも混雑状況や品薄状態が次々と報じられました。各種ネットスーパーにもアクセスが殺到したようで

          外出自粛が要請される前に、リアル店舗ができる準備~現場の疲弊をできるだけ軽減するために~

          イレギュラー続きで、当たり前の世界へようこそ。

          コンロに火をかけたタイミングで、足に全力タックルされる。何とか体制を立て直してふと見ると、ボックスティッシュの中身が全部出されている。料理することを諦めて紙の残骸を拾い集めていると、愛用のおもちゃが動かないから何とかしてくれと呼ばれる。 食事を始めれば、米粒はお皿の外や床に豪快に飛び散る。踏み潰されて糊状態になった米粒を這いつくばってつまんでいると、今度は頭上からお茶をこぼされる。飲み物を片付けていると新しいお茶のお替りを要求され、お茶を用意している間におかずで汚れた指をふ

          イレギュラー続きで、当たり前の世界へようこそ。

          初めまして、秋元沙織です。お仕事を依頼される方への自己紹介と個人的なお願い

          編集ライターの秋元沙織です!日常にある何気ないこと・人・モノから良い面をすくいとり、光を当てるタイプの記事が得意です。 ■twitter自己紹介(140字)■特に反響のあった&分かりやすいサンプル記事企業勤務時代にはファッション、物流、スポーツなど特定トピックを深掘りする仕事をしていたので、フリーになってからは意識的に特定分野やジャンルを絞らずに仕事をしています。 自分の知らない世界に色々触れられるので、とても楽しいです。 【注意】サイト閉鎖等に伴い、記事URLが無効とな

          初めまして、秋元沙織です。お仕事を依頼される方への自己紹介と個人的なお願い

          人マネはじゃんじゃんしよう

          「パプリカ」という歌を、私は娘から教わった。 はて、ぱぷりか?新しい童謡なのかしらんと思っていたら、どっこいNHK2020応援ソングだった。どうりでちょっと独特なメロディなのね。 保育園ではYouTubeは多分見せていないと思うから、恐らく先生が踊って見本を見せてくれたのだと思うけど、公式MVっぽい踊りをしながら歌うのだ。 マネっ子期というのはすごいもので、2回読んだ絵本も、一度見せたキャラクターショーの歌も、今見せたばかりの録画アンパンマンの歌も、すぐに自分で同じもの

          人マネはじゃんじゃんしよう

          隅田川を見ながら一人で泣く日があってもいい

          こんなはずじゃ、なかった。オフィスビルを出て空が暗くなるまで、隅田川を見ながら泣いていた。 「営業兼販売員」という肩書き 3か月間の新入社員研修を終えて出た辞令は、憧れのコレクションブランド、の営業「兼販売員」だった。内定時の採用職種は営業職だったけど、「店頭経験が大事だから」ということだった(実際は人出不足の穴埋めもあったと思う)。 同期がみんな営業の仕事の難しさに悩む中、私は営業も販売も中途半端な自分の立ち位置に悩んでいた。週の半分は店頭販売で、残り半分は本社での営

          隅田川を見ながら一人で泣く日があってもいい

          国籍とか年齢とか、あんまり意味がない区分け

          娘の通う保育園では、異年齢保育をしている。異年齢保育とは年齢の違う子どもたちが同じクラスで過ごす保育スタイルだ。大きいお兄さんお姉さんはまるで自分の兄弟姉妹のように年下の子たちをよくお世話してくれて、年下から見ればそんな年長さんグループは憧れの的だ。 娘からも「〇〇ちゃんとあそんだ」と報告を受けるのは、年齢の違うお友達だったりする。 先日の保育参観では子どもたちの親が集合し、歌の発表を見学する機会に恵まれた。お兄さんもお姉さんも、小さい子も外国籍の子も、みんなのびのびピア

          国籍とか年齢とか、あんまり意味がない区分け

          繰り返したら、何でも身になる

          私が初めて抱いた将来の夢は、ミュージカルのスターだったらしい。歌って踊ることが大好きだった私を見て、母が教えてくれた職業だ。 血は争えないのか、娘も歌って踊ることが大好きになった。アマゾンプライムの動画や遊びに行ったキャラクターランドのショー、幼児向け子ども番組などを、大きな丸い瞳でじーーーーっと食い入るように見つめている。 最初は声も出さずに大人しく見ていたけれど、大きくなってくると自分でも歌って踊り出すようになった。 最初はワンフレーズやセリフを執拗に繰り返す(親だ

          繰り返したら、何でも身になる

          感情は、伝染する

          子育てしていると「私って自分が思う以上に自分勝手なんだな」と気付かされた。 一日子どもと一緒にいると一人の時間が欲しくなるのに、いざ一人ででかけると数時間後にはすぐに娘に会いたくなる。 娘としてはいつもと変わらずふざけていたり、いたずらしているだけなのに、昨日は笑って優しくダメだよと諭せたことも、週の半ばになるとイライラして怒ってしまう。 目を合わせないで下を向く顔を見ては、ああ、しまったなと思う。 今のは本当に怒るべきことだったのかな。私の余裕のなさを、ぶつけてしま

          感情は、伝染する

          今日できたことを、数えよう

          あーあれやりたかったけど終わらなかったな、よし寝かしつけたら〇〇するぞ。大体私はいつも宿題を残して寝かしつけに入る。 ところが多くの子どもたちがそうであるように、ベッドに入ったからといって大人しくすぐ寝てくれるとは限らない。お歌をメドレーで歌ったり、CMやアニメのモノマネをせがまれたり、タオルケットをバフバフしては「おちゃ、のむ~」とおふとんを抜け出してみたり(行って帰っての3セット)など、親が先に寝落ちする率は98%だ(私調べ)。 『早く寝ろ~』と思いながら横に寝ころが

          今日できたことを、数えよう

          行きと帰りで見える違う世界

          家から急いで5分ちょっとの保育園は、子どもにとっては楽しいお散歩道だ。 道路には、駐車スペースを表す数字が書いている。娘は4を抜いた1から6までの数字を、一つずつ指さしては「これはー?」「これはー?」と尋ねてくる。本当は読める数字もあると思うのだけど、私はそのたびに「いちだね」「それは、ロク」などと答える。 突然道端で立ち止まったかと思うと「まま、ぎゅーする」とハグを要求してくる。車や自転車が前後左右から来ていないことを確認して、もちろんぎゅーする。 加えて、よくしゃが

          行きと帰りで見える違う世界

          キュリオマートは接客の教科書

          乳幼児持ちの親ならほぼお世話になっているであろう「おかいつ」もとい「おかあさんといっしょ」。 我が家は毎日録画に設定して夕飯作成時に録画を見せているのだけど、これがどうして毎回関心させられる。 中でも私の一押しコーナーは、関西弁の商売っ気あるタコのキュリオさんが営業する物々交換店・キュリオマート。これはもう、全販売員の教材にしてもいいんじゃないかという位に毎回ストーリーの完成度が高い。 物々交換とかおままごとって、実世界の商売の原点なんだろうな。よく海外では、子どもがレ

          キュリオマートは接客の教科書

          彼女にとってのヨーグット。

          3歳の娘は生後7か月からの、筋金入りの便秘である。 よく便秘には食物繊維とか、水分を取るとか、好き嫌いなく何でも食べるのがいいと言われているけれど、娘は薬がないとダメなレベルなので飲食ではどうにもならない。かかりつけ医によれば乳幼児の便秘は原因不明であるともされていて、我が家では毎日形状を記録する排便表を付け、薬で便秘コントロールをしている。 「それでも何とか楽にできれば」というのが親心であり、私は何かと娘にヨーグルトをあげていた。どの乳酸菌が娘のお腹に合うかは分からない

          彼女にとってのヨーグット。