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【予習復習用】ばってん少女隊2022年度セトリまとめ

 明日から新年度。2023 SPRING 『想定の遥かナナメ上』ツアーが始まります。

 初めてばってん少女隊のライブへ行く方へ「どの曲を予習したらいいの?」という疑問に答えられるよう、直近1年間(2022年4月〜2023年3月)の、ばってん少女隊全公演のセトリを集計し、トップ10についてまとめました。

 各曲ごと【ライブのポイント】として、手拍子を入れるタイミングなど、知っておくとより楽しめるポイントを記載してあります。たくさん書いて混乱を招いてもいけないので、各曲絞って1つだけ。
 また、曲の背景知識的なことも書きましたので、余裕があったら読んでみてください。

 なお、ツアーは5月13日から声出し解禁となりますが、コール等を「やる/やらない」は個人の自由です。
 ライブは自由なもの。事前知識がなくても全然問題ありません。楽しみ方は人それぞれ。
 ちなみに、声出しOKだった時代から、コールや振りコピなど、私は「テンションがブチ上がったとき」だけやっていました。
 要は、周りの迷惑に気をつけて、自分のスタイルで、ばってん少女隊のライブを楽しみましょう。


 。。。なお、ライブに行ってみたら、ここに挙げた曲が全然入ってないセトリだった、ということもあるかもしれません。
 その場合は、常に進化し続けるばってん少女隊を褒めるべきであって、私を責めるのはやめましょう。


①トップ10以下も含めた、2022年度全ランキングについてはこちら
②全公演のセトリ詳細についてはこちら
(集計方法はこちら
 集計について、ほとんどの情報を、現場をほぼ全通してセトリを共有し続けてこられた、しばさん (@Shivaxx_) のツイートをもとに実施しました。どうもありがとうございました。


【2022年度セトリTOP10】

 Spotifyプレイリストをまとめましたので、下からどうぞ。

 Spotifyを使ってない方は下のYouTubeプレイリストからどうぞ。


第1位「OiSa」 (81/86)

 □作詞・作曲:渡邊忍 (ASPARAGUS)
 □収録アルバム「ふぁん」
 □リリース:2020年10月28日
「OiSa -2021 ver.-」
 □収録アルバム「九祭」
 □リリース:2021年12月4日

【ライブのポイント】
 曲の終わりに「博多手一本」という、独特な手拍子があります。
 文字にすると「パパン・ウン、パパン・ウン、ウン、ウン、パパン・パン」です。分かりにくいですね (笑) 。
 ライブ動画を、直前から始まるように貼りますので、こちら (27:42〜) を参考にしてください。

 今のばってん少女隊の、音楽の基軸となっている「和のテイスト」と「ダンスミュージック」の方向性を決定づけた代表曲。
 博多祇園山笠祭りの掛け声をモチーフに「OiSa…OiSa…」と、お経のように繰り返す独特な世界観で、まるで会場全体で夢を見ているような唯一無二のライブを体験できます。
 3rd アルバム「ふぁん」のリード曲であり、メンバーの入れ替わりを経てリリースされた4th アルバム「九祭」にも「今のばってん少女隊」が歌う「Oisa -2021ver.-」が収録されています。

「九祭」についてのインタビュー (BUBKA 2023年 1月号) で、ディレクターの杉本陽里子さん (@yoriko728) は大意として以下のように解説されています。
「歌声にピッチエフェクト (Perfumeみたいなケロケロ声) をかけることで生まれる “声の儚さ” がコンセプトの1つ。この演出については「こんなに加工してライブでどう再現するんだ」という意見がスタッフ間でも挙がったが、こだわってやり通した」。

 節目のライブで 「OiSa」を9分以上ループさせる通称:無限のOiSaや、「OiSa」を各曲間に繋ぎ合わせる (=マッシュアップ) 通称:不死身のOiSaなど、様々なバリエーションの「OiSa」が生まれており、まだまだ進化を続けている、底知れない魅力を秘めた名曲です。


第2位「虹ノ湊」 (67/86)

 □作詞:Rin音 作曲:Rin音/Taro Ishida
 □収録アルバム「九祭」
 □リリース:2022年6月29日

【ライブのポイント】
 サビで、腕を上げて左右にワイパーします。上手と下手の両サイドで、希山愛さんと、瀬田さくらさんがワイパーを煽ってるので、一体感を感じながら腕を振りましょう♪ (参考動画:1:02〜)

 アイドル楽曲大賞2022インディーズ/地方アイドル楽曲部門:5位。
 タイトル「虹ノ湊 (読み:こうのみなと) 」は、ばってん少女隊が観光大使を務める福岡県宗像市の神湊 (こうのみなと) から来ています。
 作詞作曲に宗像市出身のRin音さん、振付に福岡県出身のcocoroyenさんといった、九州の若いクリエイターたちによって制作され、九州7県を廻る九州7ツアーで初披露された、"夏の九州でみんながブチ上がれるダンスナンバー" になっています。

 全体的に早口のラップで構成されていますが、唯一早口でない柳美舞さんのパート「人生が もし2回あるのなら」の歌詞など、各所に「切なさ」が宿っていて、この曲を会場全体で踊っていると、涙ぐんでいる隊員さんが多い (と、いつも泣いてる私が感じている) 曲でもあります。

 また、イントロ、アウトロの「Oh!」や「Yeah!」など、声出しアリだったら、会場全体で大合唱できる箇所が随所にあり、これからさらに化けていくことが期待されます。
 この曲については、ばってん少女隊の他の夏曲と絡めて、あーだこーだ言う「虹ノ湊、最高だから聴いてほしい」という記事を書いているので、よかったら読んでみてね。


第3位「YOIMIYA」 (44/86)

 □作詞・作曲:ケンモチヒデフミ (水曜日のカンパネラ)
 □収録アルバム「九祭」
 □リリース:2022年3月18日

【ライブのポイント】
 音源には入っていませんが、ライブでは間奏で、メンバーの「よ〜い」という合図で、手拍子 (3回・6回 × 3セット) が入ります (参考動画:2:25〜)

 MVの舞台は佐賀県の祐徳稲荷神社、および大魚神社海中鳥居。
 瀬田さくらさんが小学生の頃に、佐賀県で "勾玉作り体験" をしたことがヒントになって、メンバーを勾玉になぞらえ、「祈り」をささげる6人が集まったとき、その力が結実するというストーリーになっています。

 水曜日のカンパネラケンモチヒデフミさんにオファーするとき、ディレクターの杉本さんは「『OiSa』『わたし、恋始めたってよ!』を聴いてもらって、この2曲に続くストーリーを作っていただきたい! と暑苦しいくらいお話しした」そうで、恋の予感を感じさせる、夏の前夜祭を描いた情緒あふれる世界観に仕上がっています。

 ケンモチさん曰く「ライブの大音量で体験して、音のヨギボー (※) を味わってほしい」とのことで、ライブだからこそ味わえる、大音量の4つ打ちビートが、気持ち良くお客さんの体を包み込んでくれます。

(※)音のヨギボー
 低音が効果的に響くことで、音楽のノリと体が自然にフィットする感覚が得られる状態 (下記動画を参考に筆者解釈) 。
・ケンモチ氏が考えるダンスミュージック(29:02~)


第3位「さがしもの」 (44/86)

 □作詞・作曲:ケンモチヒデフミ (水曜日のカンパネラ)
 □収録アルバム「九祭」
 □リリース:2022年10月19日

【ライブのポイント】
 イントロ〜Aメロまでみんなでクラップ (手拍子) します。この曲に関しては、たぶん、予習なしで自然にできると思います。
 一応確認しておきたいという方は、上に貼ったライブ映像でご確認ください。

 アイドル楽曲大賞2022インディーズ/地方アイドル楽曲部門:8位。
 初披露された、山中湖でのフェス (2022年7.17@山中湖 交流プラザきらら) から、"ライブの定番曲” の座を奪って行った、ノリノリで強すぎる楽曲。
 山中湖のフェスは2日間で3ステージあり、最初のステージからめちゃくちゃ盛り上がったので、予定を変更して3ステージ全てのセトリに「さがしもの」を入れた (by 春乃きいなさんのSHOWROOMでの発言) そうで、毎回会場をアゲてくれます。
 佐賀バルーンフェスタがモチーフとなっており、歌詞では気球から俯瞰で眺めることと、自分と向き合うことが対比的に描かれています。


第5位「おっしょい!」 (41/86)

 □作詞・作曲:渡邊忍 (ASPARAGUS)
 □収録アルバム「ますとばい」
 □リリース:2016年4月20日

【ライブのポイント】
 この曲だけは3つ書きます。
①Bメロ「嬉しかときでも」からクラップ (手拍子) します (参考動画:1:22〜) 。
②サビの「おっしょい」で、会場全体でジャンプ (↑上の動画から続きでご覧ください) 。
③サビ終わりの間奏で「おいさー!」「おいさー!」と、会場全体でコールします (参考動画:1:58〜)

 メジャーデビューシングルであり、まだオリジナル曲が少なかった時代、「おっしょい!」でスタートし、ラストも「おっしょい!」、さらにもう一献 (アンコール) でも「おっしょい!」を歌うという、鉄腕:稲尾並みの連投でステージを支えたレジェンド曲にして、今でも現役バリバリの鉄板曲であり続ける、ばってん少女隊の元祖:お祭り曲です。

 曲が進むにつれ、掛け声の「おっしょい!」がどんどん加速度を増して「おいさー!」に変化していく、疾走感あふれる、この曲の "速さ" について、かつて西垣有彩氏は、福岡の良さ (歌詞の方言など) がたくさん詰まっているという文脈で「だから速いんです。“イイ”がいっぱい詰め合わさったからこそ、速くしないと入りきらないんです!」と名解釈しています。
ちなみに、この解釈に納得していたのは希山愛さんだけだったのは内緒。
(そのときのインタビュー記事はこちら:メジャーデビュー曲「おっしょい!」は“いい”の詰め合わせ)


第5位「わたし、恋始めたってよ!」 (41/86)

 □作詞・作曲:渡邊忍 (ASPARAGUS)
 □収録アルバム「九祭」
 □リリース:2021年11月10日

【ライブのポイント】
「きっと君に 好きと言わず〜」のところで、振り返る推しメンに、メンバーカラーの色のペンライトを掲げます。

 ペンライト、持ってないぷー
 という方は、その景色が "ハンドベルの演奏会" みたいで、とってもキレイなので、会場全体を見渡して楽しみましょう♪

 アイドル楽曲大賞2021インディーズ/地方アイドル楽曲部門:1位。
 作詞作曲を手がけた渡邊忍さんは次のように語っています。
  ・「OiSa」の次の、”攻める何か” を用意したい。
  ・僕が思うのは「OiSa」と並べて聴いても平気な曲。
  (「OiSa」-制作談話 :5:45〜)

 この言葉が具現化されたのが「わたし、恋始めたってよ!」です。
 最新アルバム「九祭」では、以下の曲順となりました。
  1「OiSa」
  2「わたし、恋始めたってよ!」

 つまり、実質的な「OiSa」路線の第2弾シングルで、 "無表情” で舞う「OiSa」の次に、「わたし、恋始めたってよ!」で、恋をして "感情" を獲得していく、というストーリーになっています。
 また、恋愛ソングなのに、あえて「好きと言わない」ところにフォーカスする点にばってん少女隊らしさもあって、「OiSa」路線をさらに進化させた名曲です。
 この名曲については、私本当に大好きで「わたし、恋始めたってよ! 最高だから聴いてほしい」という記事を書いているので、よかったら読んでみてね。


第5位「ジャン!ジャン!ジャン!」 (41/86)

 □作詞・作曲:フジノタカフミ
 □収録アルバム「ふぁん」
 □リリース:2020年10月28日

【ライブのポイント】
 2番終わっての「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン!(希山) 」「奏でろ! 運命! ジャジャジャジャーン! (瀬田) 」のところは、毎回アドリブで振付が変わるので、どんなフリが来るかメンバーと一緒に振りコピすると楽しいです♪ (参考動画:3:05〜)

 3rd アルバム「ふぁん」制作の際、「とにかく盛り上がる曲を」というオーダーで作られたアゲ曲です。
 自由度の高い曲で、【ライブのポイント】で記載したように毎回アドリブで振付が変わる箇所があります。
 この曲では、特に希山愛さんが煽りや振付で会場を沸かせてくれるので、こちらも負けじと盛り上がりましょう♪


第8位「スウィンギタイ」 (31/86)

 □作詞・作曲:AKIRASTAR
 □収録アルバム「ふぁん」
 □リリース:2020年10月28日

【ライブのポイント】
 サビ前の「おっしょい!」から、みんなで振りコピ♪
 "ビビってなんかないで"、会場全体で踊りましょう。

 メジャーレーベルとの契約が2019年末をもって打ち切りとなり、2020年、自主レーベルBatten Recordsからリリースしたアルバム「ふぁん」の実質的な1曲目 (冒頭の「ふぁんtasy」はオープニング・トラックのため) 。
 また、2020年度、アイドル活動と浪人生としての受験生活を1年間両立させ、見事第一志望校の大学合格を勝ち取った、春乃きいなさんの「決心したなら、必ず実行すべし」という、力強い歌い出しから始まる、カッコよさと可愛らしさを兼ね備えた楽曲です。

 もう1つ、この曲について言及しておきたいのは、これまでばってん少女隊の節目の曲を書いてきたAKIRASTARさんの楽曲が、またも節目のタイミングで起用されていることです。

「ばってん少女。」:ばってん少女隊にとって、最初のオリジナル曲。
「ますとばい!」:1st アルバム表題曲。
「スウィンギタイ」:BATTEN Recordsアルバムの1曲目 ←ココ!!!


第9位「FREEな波に乗って」 (23/86)

 □作詞:永井葉子 作曲:松隈ケンタ
 □アルバム未収録
 □リリース:2021年7月4日

【ライブのポイント】
 Bメロの手拍子から「オイ!」を2発 (参考動画:0:30〜)

 2021年テレビ神奈川高校野球中継テーマソングにもなったサマーアンセム。
 この曲のレコーディングのとき、蒼井りるあさんが持っていた私物の水筒がとても大きく、あまりの大きさに緊迫していたスタジオの雰囲気が一気に和らいだ、という可愛らしいエピソードがあります (そのときの動画はこちら:15:30〜) 。

 ちなみに、この水筒、大き過ぎるためか東京などへ遠征するときには持っていけないので寂しい、という、はふん (※) なエピソードが、後日のブログに書かれています。

 (※) はふん
 ため息の代わりに使う擬音語。蒼井りるあさんが生み出した、2021年ばってん少女隊流行語大賞語。
初出のブログ掲載時から「『はふん』とはー!?」と、メンバー、スタッフ、隊員みんな大喜びで頭を抱えた。
 本人曰く「ため息はダメです。可愛い感じの、はふんです。りるあ語ではなく、日本語ですよ (参考動画:20:51〜) 。」


第10位「でぃすたんす」 (20/86)

 □作詞・作曲:久下真音
 □収録アルバム「ふぁん」
 □リリース:2020年7月1日

【ライブのポイント】
 サビで、メンバーと一緒に腕をぐるぐる回します (参考動画:0:46〜)

 コロナ禍の中、リリースされたファンクナンバー。
 イントロの「アォウ!」を、とびきりファンキーに歌って! というスタッフの要望に、メンバーそれぞれ個別に「アォウ!」のレコーディングをしたところ、希山愛さんの「アォウ!」が群を抜いて良く、ラブリーハスキーヴォイスの本領が発揮される曲となりました。
 余談ですが、希山愛さんの「アォウ!」があまりに良すぎたため、順番的にその後、最後にレコーディングした春乃きいなさんの「アォウ!」は、そんなに録らなかったそうです (笑) 。
【ライブのポイント】にも記載しましたが、サビで腕をぐるぐる回します。
 振りコピ、手拍子くらいしか許されなかったコロナ禍でも前を向いて、アイドルを続けたばってん少女隊に「ありがとう」の気持ちを込めながら、腕をぐるぐる回しましょう♪


雑感:【わたしのオススメ10曲】

 予習復習用に頻出曲の紹介をしましたが「ライブのための予習」にとどまらず、「本当に好きな曲」に出会えたら最高ですよね。

 そんなわけで、私のオススメ10曲のプレイリストを作りましたので、よろしければ、こちらもどうぞ。
 とりあえず「コトバテニス」だけでも聴いていただけると嬉しいです。



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