【朝ノ光、海夜叉神】引退してしまったVTuberさん達の墓標【姫野裕子、勇者ことね】

今や1万人を超える規模となったVTuber
頂点であるキズナアイ親分と言えどお家騒動に巻き込まれ、すったもんだが有ったりもしました
個人VTuberはモチベーションが続く限り続けられるかも知れません
しかし、企業VTuberはそうもいきません
上層部の都合、スキャンダル、企業ならではの行き詰り
諸々の理由で本人は続けたくても辞めざるを得ない場合もあります
そんな確執に巻き込まれたり、自分の意思とは別に辞めざるを得なくなってしまった
そんな悲しいVTuberさん達を忘れない為にもここに記憶として刻んでいきたいと思います

決して忘れてはいけない。

朝ノ光ちゃん

朝ノ姉妹ぷろじぇくとの1番槍として真っ先にデビューした娘さん
とても元気で健気でほんわかして誰にでも分け隔てなく優しい子でした
しかし、自身のステップアップの為、VTuberを引退すると突然発表がありました
自分の初めての「推し」と言える人の引退
当時はかなりショックでしたが、ひーちゃん(朝ノ光ちゃんの愛称。ひぃちゃんはまた別の人の愛称なので注意)の明るい未来の為、笑って送り出そうと思いました
引退配信の為に朝ノ衆(朝ノ姉妹ぷろじぇくとのファン名称)も極秘に動いてました
しかし

ひーちゃん

この書き込みを最後にひーちゃんは沈黙してしまいました
この書き込みはすぐに削除されてしまいましたが、不穏な空気を察してスクショしておきました
後に運営からこの書き込みについて言及されましたが、この件が関係してか引退配信も無くなりそのままお別れとなってしまいました
最後は笑って送り出そうとしていた朝ノ衆は深い悲しみに暮れました
自分もその一人です
その後も朝ノ姉妹ぷろじぇくとは瑠璃姉さんを中心に登録者数を伸ばし活躍していますが、自分はこの件を境にとてもじゃありませんが追える状態では無くなりました
それだけショックを受けたのです
せめて引退配信があればその後も追い続ける事が出来たのでしょうが、気持ちの整理が全くつかないまま今日を迎えています

当時、瑠璃姉さんがガンガン外交を進めて色んなVTuberさんとのコラボや企業案件をガンガン取って行ったり、賞を取ったりと快進撃を続けていたのは確かですし
運営であるノリさんやシャイさんがひーちゃんを蔑ろにしていたとは思いづらく恐らく、さらに上からの指示などもあったと思いますが、自分はまだひーちゃんの悲しみを受け入れられていません
願わくばひーちゃんがリアルの人生で幸せに暮らしてくれている事、お腹いっぱいご飯を食べられている事、いっぱい眠れている事、一人では無い事だけを願っています。

海夜叉神様

VTuber創世記が過ぎ、四天王が確立した後に台頭してきたのが今もなお増え続ける一大勢力「にじさんじ」
以前にじさんじにはにじさんじ候補生としてチャレンジ枠「にじさんじSEEDS」というグループが有りました
設立当時はどういう事なのか解りませんでしたが、解散・統合した今現在もその意味は解りません

閑話休題

SEEDS1期生としてデビューした海夜叉神(うみやしゃのかみ)様
正直、最初は「神を名乗るなんてふてぇ野郎だ!」と思いました
しかし、一度配信を観たら「この人は現代に顕現した神様だ…」と実感し、反省しました
企業・個人、有名・無名分け隔てなく「面白い!」と思った人とは迅速にコラボするその姿勢
他の人とは違い、リスナーからの悩みに真摯に受け答えするお悩み相談
解らない事はちゃんと解らないと言える姿勢
何よりファンの人達を心底大事にする心構えが他の企業勢とは「違う」と感じました

自分が一番救われたのが後述する姫野裕子さんの一件でした
以前から交流があり、突発コラボも経験した神様と裕子ちゃん
突然裕子ちゃんが所属企業から一方的にクビを宣告された時、目の前が真っ暗になり、号泣してしまいました
もう会えないのか、せめて最後のお別れぐらい言えないのか
とても辛く、立ち直れそうにありませんでした
そして余りの辛さから海夜叉神様に空リプで助けを求めたらちゃんと答えてくれました
あの時のたった一言のリプが当時の自分を救ってくれました。今でも忘れられません
神様は決して気休めは言わない、そんな信頼があったから救われたのです
神様にとって、企業という枠は息苦しさを感じていたのかその後引退してしまいましたが、きっと今もどこかで自由に楽しく生きていると信じています

姫野裕子ちゃん

VTuber界が盛り上がってきた頃、一つの企業グループが生まれました
その名も「アマリリス組」
設立当初はあまり話題になりませんでしたが、徐々にその名は広まって来て、その中でも「鉄砲玉」「特攻隊長」と呼ばれていたのが裕子ちゃんでした
某にじさんじの詩子ママガチ勢として配信にもよく現れ、詩子ママからも認知されていて、自分も詩子ママの配信でその存在を知った一人です
主な配信は毎週日曜の夕方に「歌を歌う&蕎麦を啜る&笑点を観る」配信でした
他にもルイズコピペやスレイヤーズの呪文詠唱、BLEACHの鬼道詠唱を全力で行う、酔った勢いで海夜叉神様と突発でコラボ配信するなど割とハイテンションで自由な人でした

そして突然の引退通告
理由は未だに明かされていませんが契約違反があったとの事ですが、詳細は不明です
引退が発表された時はオフラインイベントが開催される数日前
正直発表された時は何の事だか理解できませんでした
本人も数日前から動画編集に専念するとツイッターで宣言してから配信もツイートもありませんでした
思えばこれが前兆だったのかなとも思います
とにかく発表当初は頭の整理が追い付かず、ただただ泣いていました
憧れのVTuberさんと言うより近所のおもろいねーちゃんとして接していたので
そのねーちゃんが突然引っ越して連絡先も解らない状態になった
そんな感じでした
もう二度と会えないのか
楽しい時間をありがとうと伝える事も出来ないのか
裕子ちゃん自身の為の引退なら笑って送り出す事も出来ないのか、と
絶望の淵に立たされてしまいました

そんな時、空リプで前述の海夜叉神様に「助けて」と送りました

神様

この一言で全てが救われました
そしてまた泣きました
裕子ちゃんと海夜叉神様の絆を信じていたので

裕子ちゃんと神様、二人とも笑って生きていてくれる事だけを願う

勇者ことねちゃん

VTuber界では魔王=良い人、勇者=鬼畜という図式がありましたが
勇者系VTuberの中で唯一と言っても良いぐらいとても良い子で可愛くて守りたくなるゆーしゃさん
それが勇者ことねちゃんでした
まったりほわほわしてて、マイクラ配信でもモンスターに出会ったらビビり散らかして「てったい!撤退~!!おうち帰る~!!!」と半べそかいて逃げ出すような小心者なちっちゃい勇者さん
とても優しくて、人一倍人の気持ちを受け止めてしまって悲しんでいた勇者さん
とあるVTuberが炎上してしまい、そのとばっちりを受け、所属企業も解体されて引退を余儀なくされてしまいました
ことねちゃんは何も悪くない
でも色んな感情や批判を受け止めるには優しすぎた
スルーすれば良い物も心優しさからすべて受け止めてしまう
優しいが故に傷つき悲しんでいた、守りたくなる優しいゆーしゃさん
今は心穏やかに幸せに暮らしてくれている事を願うばかりです

最後に

ここで書き記したのは所謂「企業勢」と言われる人達です
もちろん個人勢の人達で引退されてしまった人も大勢いますが
個人勢と違って企業勢の引退は「本人の意思とは関係なく行われる」可能性が高く、また引退配信なども無い場合もあります
サヨナラも、ありがとうも、言えずに居なくなってしまう場合もあるのです
そんな悲しみはもう誰の元にも訪れて欲しくない

もしこれを企業のVTuber運営さんが観ているのならこれだけは伝わって欲しい
「誠意があるならせめて引退配信だけはしてくれ。サヨナラを言わせてくれ。ありがとうも言わせてくれ。それだけで良い」

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