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第14次労働災害防止計画の概要

第14次労働災害防止計画は、アウトプット指標 (事業場) とアウトカム指標 (成果) を策定した点でこれまでの労働災害防止計画と異なる

安全衛生の現状

  • 死亡災害は年々減少している

  • 死傷災害は増加しており、転倒災害が最も多く、内訳は高齢者が大部分である

  • 職場の高年齢労働者の割合の上昇から、死傷災害は特に高齢女性労働者のものを防ぐことが第一の関心ごととなる

(1) 自発的に安全衛生対策に取り組むための意識啓発

  1. 安全衛生対策及び産業保健活動の意義を理解して活動に取り組む

  2. DXも活用

(2) 労働者 (中高年齢の女性を中心に) の作業行動に起因する労働災害防止対策の推進

  1. 高齢女性をはじめとする転倒及び骨折リスク

  2. 筋力維持及び転倒予防の運動プログラム

  3. 非正規雇用を含む雇用時の安全衛生教育の徹底

(3) 高年齢労働者の労働災害防止対策の推進

  1. Age Friendry Guideline参照

  2. 保険者と連携したコラボヘルス

(4) 多様な働き方への対応や外国人労働者等の労働災害防止対策の推進

テレワークや外国人労働者など多様な働き方への対応

(5) 個人事業者等に対する安全衛生対策の推進

個人事業者に対する安全衛生対策は検討中

(6) 業種別の労働災害防止対策の推進

陸上貨物運送事業、建設業、製造業、林業の重点対策

(7) 労働者の健康確保対策の推進

  1. ストレスチェックにかかるもの

  2. 過重労働にかかるもの

  3. 産業保健活動にかかるもの

  4. 連携や両立支援を含む

(8) 化学物質等による健康障害防止対策の推進

  1. 化学物質管理者の選任及び外部専門人材の活用により、自律的曝露提言措置及びラベル・SDS交付、それに基づくリスクアセスメントの実施

  2. 建造物石綿含有建材調査者講習修了者等の石綿事前調査にかかる専門性を持つものによる事前調査の実施

  3. 解体・改修工事発注者による適正な石綿暴露防止に必要な情報の提供

  4. 熱中症予防基本対策要綱及び騒音障害防止のためのガイドラインに基づく

  5. 医療従事者の被ばく線量管理及び被ばく低減対策、記録管理・保存の徹底



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