博士の悪童日記　2022年1月2日　日曜日

5時、ホテル起床。

元旦の日記を書く。

9時。
長男を置いて、
ママと娘と次男で朝食へ外に出るが、
正月でどこもまだ店が開いていない。

結局、『なか卯』へ。

子どもたちは初めてとのこと。

ここぞとばかり、「なか卯」の薀蓄を語り、
強制的になか卯のエースである、。
親子丼もお薦め。

親子で親子丼、
こういうささやかな韻もかならず踏むことにしている。

帰途、ニュースで見たことのある
読書に特化したホテルを発見。

一度泊まってみたい。

ホテルへ戻り、
バンクシー展に行こうとしたが、
１月３日からだった。

11時のチェックアウト。
さらばだ！！

３０分前にロビーに降りて、
しばしママとふたりで談笑。
昨日の元旦の「加藤家のひとびと」について。

名古屋駅まで歩いていく。

キャリーバックのキャスター部分が壊れて、
コロコロではなくガーガーだ。
朝の広小路にガチョウのような鳴き声が広がる。

名古屋駅から、
そのまま帰京するのかと思いきや、
長男の希望で
アウトレットで買い物に行くことに。

一応、みどりの窓口で、
東京行きの新幹線乗車券を
予約するが帰省ラッシュで満席が続く。

５枚同時のチケットがなく、
帰りは20時台発までなし。
指定席の５枚並びもない。

ママが治安を心配して、
子どもたち3人を同じ車両にする。

ボクとママはバラバラで
別々の車両へ割り振る。

しかし、新幹線の乗車までが長いなーー。

高島屋に荷物を預け、
その大半を宅急便で
家に送ってもらうことにする。
重荷がなくなり楽になった。

東海道線の隣駅の金山へ。

駅から、無料シャトルバスに乗り換え、
熱田イオンモールへ。

モールのなかは「SALE」の張り紙だらけ。

末っ子がずっと
「なんだよ。呼んでおいて去れ！去れ！って！」と。

長男、長女が嬉々として、
自分でファッションを選ぶ。

それを見守るママとボク。

自分の着たいものを着る。
そういう年頃になった。

それが親として嬉しい。

長男は１８だ。
次々と自分で見立てて、
選んでいく。

わざわざSALEに来ているのだから、
バンバン買え！
ボク譲りの精神だ。

１３歳の末っ子は
まだママの見立てのママ。
自分で着たい洋服は無いママなのだ。
「高校生になったら
お兄ちゃんみたいにファッションも勉強したい」
とポロリと。

１５歳の長女は欲しい物にも遠慮がち。
長く思慮して……「買わない！」
ママ譲りの慎重堅実派だ。

ママは何も買わない。
何時も何時も子供優先だ。

ＣＤ売り場で珍しく長男がＣＤをチョイス。
「生まれて初めてＣＤ買った！」と。
「え、今まで買ったこと無いの？」
「全部、配信だから」と。

買ったのは、
King Gnuのアニメの特別版だった。

休憩するため喫茶店の行列で待っていると、
場内アナウンス。

「東京からお越しのオノマサヨシ様。
オノマサヨシ様。
ご伝言がございますので、
一階、インフォメーションセンターへ
お越しくださいませ」と。

小野家騒然。

「あ、財布落としているわ！」とボク。

ママと１階に駆けつけると案の定。
出てきた。

中身を確かめて、無事、回収。

２日遅れの「芝浜」。

ふとカウンターの横を見ると、

「お、おのくん」？

何やらタンブラー作りのための
回収箱だったが、
とりあえず、東京都の「おのくん」も
財布の「回収」に成功した。

夫婦で「芝浜」ごっこも出来た。

ひと安心してママと戻る。

星野珈琲へ。
長逗留を決め込む。

子供たちは甘いもの。
ボクは珈琲を頼んで、
原稿を書き出す。

ママと子供たちが、
スポーツ用品店へ行った間、居残り。

京都のONOさんがBlogに書き上げた、
『藝人春秋Diary』の書評を挿絵を付けて、
noteに転載作業、結局、夜までかかるが、
正月の「日記のススメ」にもなる決定版。

喫茶店を出て、
大型マッサージ機にかかっていたところ、
後ろから末っ子に驚かされ、
東海地方一の絶叫をあげる。

途中、新弟子だった山本くん、
手違いの電話が福岡からあり。
近況報告後、
「今年は東京に出てきます！」とのこと。

元気そうで希望に満ちていて嬉しくなる。

来た道の復路へ。

シャトルバスで金山駅へ。

金山駅で義母と待ち合わせ。
名古屋駅で一緒にごはんすることに。

エスカ地下街の『矢場とん』へ。

子供たちの大好物名古屋めし。
大行列にならぶこと４０分。

２人ずつ別れて着席のはずだったが、
幸運にも６人がけが空いた。

『嫌われた監督』読後なので、
壁にある、ドラゴンズの面々の
背番号も興味深い。

腹ペコで豚横綱にご対面。

今年はトラ豚もいた。

名物わらじトンカツ。

鉄板ヒレカツ。

長男はご飯のおかわりをしながら。
普段は、トンカツを食さないボクも年イチの味。
よく出来ている。美味い。

更に喫茶店で一時間待ち。

ママと義母と子供たちの会話を
盗み聞きしているだけで
微笑ましい気分。

お義母さんがずっとやさしい。
ボクとはFacebookも繋がっている。

ボクとママの親は３人を見送り、
もう、義母、ただひとりなのだ。

改札で義母とお別れ。

新幹線に乗り込む前に、
携帯のバッテリーがないと言った時、
末っ子が「パパ目の前、見てみ！」と。

バッテリーの貸し出しサービス。
こんなものがあったのか。
初めてのアプリ登録。

子供たちが席に座るのを確認。

３人掛けの真ん中なので、
皆、心配そうなのだが、
しかし、隣が現れず、実に快適に過ごす。
充電も大活躍。

帰路で、今回の旅のノルマにしていた、
マキタスポーツの小説２００Pを読み終える。

知っている人の私小説なので、
スルスルと読めるが、
知らない人、知らない逸話が出てくると
ドキドキする。

東京駅から中央線に。

品のないヨッパライの若者３人組が
同じ車両に。
注意してやろうかと思うが、
子供たちの前でのされる姿も想像して
我慢した。よく我慢できた。
危なかった。

中野駅から高円寺に乗り換え。
駅の階段につまづく。
この２日間で４度も階段に躓いている。
気をつけねば。

高円寺到着。カミングホーム。

駅前のカラオケ館に、
レンタルバッテリーを返却。

家につくと、
家が冷え切っている。

年賀状を各自、読み始める。

ボクは急いで、
ツイキャスを開けて配信。
しかし、３０分程度で眠気ＭＡＸ。

今日は５時起きで、歩き回り、
バス移動、電車移動の連続。
一度も仮眠もとっていない。

初寝落ちは
回避できたと思っていたが、
どうやら配信終了を
押し忘れていたらしい。

……。

そのまま、しばし寝落ちの全世界中継。

１２時頃、長男に起こされ、
その後、力尽きたようだ。

もう一度、その酒を飲みながら、
自らが眠っていく様を見てみたいが……。

「よそう、夢になるといけねぇ！」

明日は武道館だ。

【問題のツイキャス。後半４０分以降が寝落ちです】