博士の悪童日記　2021年10月14日　木曜

4時起床。
今日も睡眠という仮死から生き返った。
そしてLIVEの日だ。

昨日の日記を書く。
時間がかかったのは
久々の3千字超えしていたからだ。

モーニング。
目玉焼きが型くずれしないで出来た。
「綺麗に盛り付けれたじゃん」（BYママ）

今日の台本の決定稿を書く。
各所に今日のスケジュールを連絡。
一応、１４時から阿佐谷で、
本日の主役たちとの面接を手配。

１２時からツイキャスをやっておくが、
Wi-Fi不調のため断念。

北見が出演の『街録ch』の前後編
改めて再視聴。

前編。
「元ベイビーギャング北見
無免許運転逮捕で吉本解雇、
元相方りんたろう。と決別。
ビル５階から身を投げ重症。

後編「元ベイビーギャング北見　吉本解雇後、
地獄の刑務所生活　顔面踏まれ食事にフケ
服役中にガンで死んだ父……」

名作揃いの、街録chのなかでも
衝撃作だと思う。
特に前編最後に
大森靖子さんの歌が被るところは
歌詞が刺さり、鳥肌ものだ。

そもそも今回の企画は、
ボクの推薦で、
事務所の後輩芸人の北見を
ボクの紹介で『街録ch』に送ったことから。

吉本解雇、オフィス北野（TAP）移籍後、
アンタッチャブルだった、
北見の無免許運転の前科話を
ノータブーで赤裸々に語って貰った。

その街録chの出来上がりを見て、
ボクが知らなかったり、誤解していた、
北見の人生の壮絶さに心打たれた。

そして、
街録chには無かった「お笑い版」を。
街録chよりより深い「深堀り版」を。
舞台化したいという企画だった。

１３時３０分。
ドルフィンソングの三木くんが来宅。
キャリーバックに荷物を詰め込む。

漫才コンビ「キタジマ」の北見くんと
「モッキンバード」の佐藤くんを
阿佐谷に待たせているので、
何時もは歩くところが、
本日は電車で行くことに。

当然、道先案内は三木に任せた。

しかし、高円寺から阿佐谷へ一区間のはずが、
降り立ったのは中野だった。

そして三木くんを先導に
乗り換えに向かったホームは東西線だった。

「これもちゃうな！」と三木くんが舌打ち。

さらに、ホームを乗り換えて、再び乗車。
高円寺を通り過ぎて阿佐谷へ到着。

もう「三木先案内人」には頼らない（笑）

「田島のパン」の前にふたりは待っていた。

豊富なメニューの中、
ボクのお薦めを一通り説明。
ボクのイチオシはピロシキだ。

２Fでティーパーティ。

前科者の北見を前にして、
改めての事情聴取。

今回、
「ドキッ！イケメンだらけのアサヤン大会」と、
副題を足したのは、
若手たちの出シロを加えたかったのと、
元ジュノンボーイという肩書のイケメン佐藤くんも、
フューチャーしたかったからだが、
事前のアンケートを通して、
北見と佐藤の友情と再生の物語を初めて知り、
北見と佐藤の２トップに台本を書き変えた。

もともとふたりは
東京吉本の１３期と１４期の
一期先輩後輩の関係であり、
無二の親友だった。

また、芸人仕事では、
吉本興業のアイドルユニット
L.A.F.U.ではリーダー、
サブリーダーもつとめていた。

北見は吉本一の男前として、
現エグジットのりんたろう。とのコンビで、
いち早く売れた。

その後、北見の無免許運転事件が発生し、
全ての事態は変わる。

佐藤は芸人を辞めサラリーマンに。

北見の自殺未遂、刑務所生活後は、
北見の社会復帰をバックアップした。

北見が見事に再生し、
芸人復帰する姿を見て、
佐藤も芸人として、
もう一度、漫才師としてカムバックを果たし、
今は２組ともTAPに所属する。

北見は今は実業家としても成功していて、
芸人を続けるのは、
刑務所収監期間に逝った
亡き父の遺志だ。

パンを食べながら、
話を続けているうちに、
ふたりが信頼し合った、
いいヤツ同志ぶりが浮かび上がる。

これなら何も問題ない。

１５時３０分に、
スモール出版の中村社長と
待ち合わせ。

明日のサイン会、献本リストを打ち合わせ。


散開。



そのまま、阿佐谷ロフトプラスワン入り。

本番前、主役のふたりの相方も会場入り。
入念な
漫才のネタ合わせを横目で見ながら、

観客動員のため、
TwitterのRTを繰り返し、
事前、煽り映像やらを撮影。



そもそも、このLIVEの告知が、

ボクのTwitter一本頼りなのは問題だな。

最後に高須SAN来場で

立ち位置、ポジションを決めて
一回だけのリハーサル。

１８時、
アサヤンVOL・２３

「男（イケメン）はつらいよ！

北見寛明一代記
ドキッ！
イケメンだらけのアサヤン大会」
開演。

開演前に、長谷川カイマ、２０歳の前説。
彼は、新潟出身繋がりで、今、六本木の
北見の経営するパブで働いている。

今回からOPの音楽映像が新機軸、
カイマ＆佐野、作詞のラップを
原田専門家が映像化。

これがなかなかの上出来。

ここには、今、イチオシのコーエン姉妹も登場。

OP開けてフルショットに。

上段、主役のふたり。

下段は、若手イケメン３人とキワモノひとり。

自称・イケメン大王＆海綿大王。
お呼びじゃない。

OPで北見のデカさを強調。

身長１９０センチはデカイ。

ボクが１７５あるからどれだけグリーンジャイアントか。

北見がTAPに移籍後、
彼の前では前科話はタブーであった話。

しかし、つまみ枝豆社長経営のTAPは、
前科者と童貞が採用基準であることを紹介。

ボクも道路交通法違反の前科者だ。

北見の出生時のエピソードから。

新潟のイケメン４兄弟がモテまくる、
信じがたい逸話の数々。

子供の頃から学生時代にも伝説的なエピソードばかり。

それに対して、札幌のイケメン。
元・ジュノンボーイの佐藤が対抗する構成。

若いふたりのモテぶりを羨ましがり、
楽しい話にご満悦な醜男お爺さん３人。

一部はイケメンあるあるで終了。

CMタイムを挟んで後半戦へ。

さらに美容師時代を経て
吉本のＮＳＣへ。

ここでふたりは出会いを果たし、
順風満帆な芸能生活を送るが、
好事魔多し。
北見が二度の無免許運転事件を起こす。

吉本を解雇され、
そして、収監前に、
ビルの５階から飛び降りる、
自殺未遂騒動を起こす。

その後、刑務所でも壮絶ないじめを体験。

父親がガンを罹患し、
模範囚として過ごさねばならないことから、
イジメにも一切反抗せず耐え抜く。

出所後、父の死を知る。
「芸人を続けよ！」と父の遺書。

芸人もやめて、仕事先も無いところ、
たけし軍団の無法松が経営する店に
拾われて、たけしさんと出会い、
オフィス北野で芸人活動を再開。

このあたり「殿らしい」と感激する。

そしてその北見に刺激された佐藤も
サラリーマン生活を辞めて
再び芸人へ。

父の死のくだりは、
北見も感極まると、
ボクもまた感涙して、
司会進行が出来なくなる（笑）

延長戦。
今回からコロナ対策の
２０時の客出しが延長される。

ふたりの相棒が登場。

そして、モッキンバードの漫才。

最後は、キタジマの漫才。

それは同じ漫才でも、
人生の文脈を背負って、
まったく別のものに見える。

プロレスが人生の力比べであるように、
芸人も手前の全人生を晒し、
長い物語をネタのなかに刻んでこそ、
客に感情移入を許すものだと思う。

最後に審査委員長のヨシエ師匠からの総評。

次回予告編を経て、大団円。

皆で記念写真。

TAP所属芸人で。

北見の人生劇場は
一遍の詩であり、
一本の映画のようであり、
そらを晒すのがLIVEだ。

喜怒哀楽の全てが表現されていて、
キッズ・リターンでもある。

テレビバラエティでは出来ない
世界観だと思う。

今回はTAPの中川マネージャーも来場。
ただのネタの良し悪しではなく
彼らの人生の全て、苦楽を共にして、
情熱を持って売ってあげて欲しい。

帰途、高円寺組
（ドルフィン・カイマ、原田くん、利根川さん）
を連れて歩いて帰宅。

お爺ちゃんは、
早朝から動いているので、すぐに蕩ける。

帰宅後、
一応、ツイキャスをオープンだが３０分で終了。
２４時前就寝。

明日は『藝人春秋Diary』のサイン会だ！！