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2023年12月24日(日)★クリスマスイブ。聖夜をUber Eats配達員として東京自転車節。宮迫くんとの偶然の再会。東京タワーで東京ワッショイ!!明石家さんたには届かず。〜それでも「素晴らしき哉人生」。

7時30分起床。

日記を書く。

夜用の特製キムチ納豆を作る。



箕輪厚介氏の代役に決まった、
ロマン優光氏の
大晦日のロフト出演の
予習を含めて、
パンディットの配信を見始めたら、
最後まで止まらず。

ふたりは初対面ということだが、
共通項が多く高学歴の博識。
一年の振り返りだが、
終始トークも手が合う感じ。

穏やかなる皮肉屋であり、
平熱大陸だ。

最後にフリッパーズ・ギター
をふたりが勝手に好きなパーツを
歌い合う感じもとても良い。

配信を見守る吉田豪ちゃん、
そこへ向けて語りだすふたり。

しかし、チャット欄を拾いながら、
対談するのは
やはり難しい技術なんだなと実感する。

Yくん来宅。
倉庫部屋の整理は今日も続いている。

KUーHUUの鬼のアイデアは、
僕の部屋でも採用することに。
段ボールを駆使するのだ。

ランチ。

特製キムチ納豆をからのカレー風味焼きうどん。
美味い。

維新との裁判の書き込み合戦は、
間断なく続いているが、
ここらでクリスマス休戦。

それにしても
下衆な奴は下衆なままだ。

14時、原田専門家が来宅。
ハカセ会のファンに貰った、
落とし物防止グッズを携帯に
とりつけてくれる。

そう言えば翌日が
大腸検査日なのを忘れていた。

キットを取り出す。

本日21時以降の食事制限及び、
服薬の予定を原田くんと共有する。

15時、青柳監督も来宅。

体調も万全、
東京自転車節部隊、
いざ、出発。

クリスマス・イルミネーション
のあるところ、
ということでとりあえず原宿へ向かう。

16時。久々のUber Eats、
例によって、アプリを開いて、
確認事項にチエックを入れて、
表参道でライドオンを押す。

すぐに原宿のクレープ屋さんから発注。
とにかく凄い人出。
自転車を押しながら竹下通りへ。
人の群れと坂道と階段に阻まれ、
遭難しつつもなんとか
行列店のクレープをゲット。

嗚呼、上京した時は、
原宿でクレープを食べるのは、
ひとつの夢だったなーと過去を思い出す。
(それ以降に食べたことはないのだが)

近くのマンションへ無事置き配。

2件目、
渋谷センター街「味噌野郎ラーメン」
原宿、渋谷の着飾った男女ばかりで
皆、幸福感、高揚感に満ちている。
黒いブーツに白いダウンの女の子の
可愛らしさに目を奪われ、
「いいなぁ〜」とこぼしつつも、

こんな時にプレゼントを配送する
自分は「サンタクロース」なんだと
言い聞かす。

コロナ禍でエッセンシャルワーカーに対し、
後ろめたさ、引け目と共に、
「そうありたい」と憧れた。

こんな日に、寒さに震え、
他人の幸せを見せつけられ、
身を削って仕事をするのは、
社会に必要とされるエッセンシャルワーカーなのだ。
もう61歳だけど。

実際、心象風景の自分は、こういう姿だ。

渋谷も再開発で、
すっかりブレードランナー化が進む。


途中、スペイン坂の洋食のお店。
「ポプの木」へ受取に。

店を見落として大混雑のなか、
坂を登っていくと、
先頭の原田専門家が大行列店を指さして、
「宮迫さんのお店や!」と。

よく見ると、
「オムサコライス」
しかも本日開店の看板。

ガラス越しに宮迫の姿も。
自転車を止めて、
「出会いに照れない」
スイッチを入れる。

「挨拶してくる」と迷わず入店。
YouTubeでは顔なじみのツツミくんが、
にこやかに応対してくれて、
すぐに上階にいた宮迫くんを連れて、
降りてくる。

何年ぶりに会うのだろうか?
雨上がり決死隊が結成された頃に、
浅草キッドの大阪遠征があったので、
うめだ花月や2丁目劇場から出会っている。

あの頃、大阪で一緒に打ち上げにも行っていた。

「お久しぶりです。
うちの三又又三がいつもお世話になっています!!」
と第一声。
「お世話じゃすまないんすヨ。アイツは!」
と笑顔で。

店の前に出て、しばし旧交を温め合う。

原田専門家ともNSC時代から旧知の仲だ。
陣内智則とのアジアツアーも知っていた。

原田くんが、
「今、ボク、三又さんとバンド組んでるんですよ」
と言うと、
「それだけはやめときーな!」と。

「ま、いろいろあってお互い、
 テレビに戻れないねー」
 という冗談で締め。

最後はガッチリと握手。

体つきはグッドコンディションだし、
何より、あれだけのスタッフを率いて、
あの一等地でビジネスをしているのだ。

前途洋々、野心的な、
青年実業家の顔をしていた。

癌経験の病気を含めて、
芸能界でボク以上に
天国と地獄を見てきた男だ。
今日のあの笑顔には殺られた。

Uberやっている間に、
何時かは芸能人に遭遇したいと
思っていたが願いがあっさり叶った。

そう言えば、芸人になる前に、
西麻布でレンタルビデオのバイク便の
バイトをしていた。
あの頃は、よく芸能人の部屋に届けた。
クリスマスイブの夜、
「アデルの恋のものがたり」
をマンションの一室に運んだ。
出てきた女性が、可愛かずみさんだった。
こんな夜にこの映画をひとりで見るんだ、
と思ったことを時折思い出す。

渋谷で「王将の餃子」をお届けした、
タコヤキ屋さんの「天風」
ボクが来ることを、
アプリの配達人の顔写真で認識していた。
これも初めてのことだ。

お客さんと共に一緒に写真。

その後、店のオーナーもいらっしゃった。
RINGSの帽子を指して、
「前田日明のファンなんや。
山本太郎ちゃんとの演説も観たし、
寄付もしてるよ」と。

ありがたいかぎりだ。

配達先が中目黒に。

こちらはエグザイルの城下町だ。
いたるところに看板がある。

思わず、ボクもTRIBEの一員になりたくなる。

21時になり、
小休止して、ファミレスへ行こうとすると、
原田専門家が断固反対。

「飯を食べたら、動けなくなるから。
それに暖かいところはダメです!!」
と原田ドクトリン発令。

結局、近くの公園へ。

「白金台どんぐり児童公園」

暗闇の中、ポツンと光る自動販売機。
100円で買えるよろこび、
熱いコーヒー握り締め、体を休める。

明日の大腸検査キットを取り出す。

原田くんが下剤の調合を始めるが、
その様子は、
公園の片隅で、怪しいヒゲの売人との取引だ。

夜陰に乗じて、ドラッグ入りの密造酒を売る、
バイヤー風情の原田専門家。


しかし、これで下剤を服用したことで、
体内に時限爆弾を抱えたままの道行きとなる。
何時爆発するか、ハラハラ時計なのだ。

次の行き先を話し合って、
東京タワーを目指すことに。

流石に考えることは同じなのか。
周囲は大渋滞なのだが、
自転車なのでスイスイと、
クルマの合間を縫って到着。

大東京に聳え立ち、
綺羅びやかに裾野を広げる
美しき電波塔向かって、
東京自転車節部隊が、
徐々に近づいていく。

ビルの谷間にゴジラが、
徐々に姿を現すかのよう。

麓に着くと月をけん玉のように
突き刺すかのような威容だ。

ちょうど、東京タワー65周年のイベントも開催中。

ミニラのようなタワーで記念撮影。

スターロードに吸い込まれそう。

帰途、オンラインにしながら。
六本木を経由し繁華街をはしご。

騎馬隊で城を攻めている気分に。

六本木近辺、このあたりには、
知らないビルも次々と出来ている。

大阪の淀川周辺のビル群の美しさにも驚いたが、
東京タワーからの六本木一帯を
見上げて走っていると、
「好きさ、東京!!わが町、東京!!東京!!
わっしょい!!」
と遠藤賢司を歌いたくなる。

ダイ・ハードの「リアル・ナカトミビル」
でのクリスマスイブ。

『パーフェクト・デイ』の役所広司の如く、
心にお気に入りのカセットテープを流しながら走る。

そして夜が更けて、突如部隊に伝令。
「銭湯が閉まるぞ!!」

12時過ぎに高円寺の「小杉湯」を目指す。
高円寺大返しの作戦で猛スピードで引き返す。

0時を超えて、
体感温度が下がっていく。
気分は、ジャック・ニコルソン。

そして、無事間に合い、
湯船の中でバブルスター蘇生と水風呂。

東京自転車節隊を改め、
お湯上がり決死隊で、皆、笑顔に。

本日の道程、のべ38キロを走破。

売上7910円。

繁忙期なので時給が良かったようだ。
それを見て、
原田くんも、青柳監督も
「明日やろう!!!」と。

そこがUberの良きところだ。

帰宅後、新たな試練。
『明石家サンタ』へ初のエントリー。
今年こそはその資格があるだろう。

今年、おきた残念な出来事。

「昨年の7月に国会議員になって、
今年1月にスピード辞職して、
今、Uber Eatsの配達員です。

そして今日、偶然にも宮迫くんに再会。
お互い「何時かテレビに出たいな〜」
とため息をつきました。

というネタを持ち込む。

さんまさんの第一声で、
今まで隠し通してきた、
M1の優勝者を知るというネタバレ。

電話は激しい競争に勝ち、
オペレーターに繋がったが、
結局、スタジオまでは届かなかった。

10年前の「からくりテレビ」では娘と
3週に渡って遊んでくれたサンタさん。

エムカク著『明石家さんまヒストリー』
の話もしたかったサンタさん。

自分が話すべき話題が頭に無限に広がって、
緊張感がMAX。
まるで初舞台のときのようだった。

生放送終了、
後から、芸能人枠の熾烈な競争を知る。
どんまい。どんまい。
何時か、さんまさんにも
再開できるためのタメだ。

「サンちゃん、寒い」
と散々言いながら、朝3時に解散。

お酒を抜いて、
明日は大腸内視鏡検査だ。

今日発売になった、
こちらは当日券が完売。


明日は、コチラの営業を徹底的にやろう。

明石家サンタには会えなかったが、
たけしサンタからはプレゼントを
当日券参加者には貰っているのだ。

クリスマスイブ。
今年の一月には鬱病で議員を辞職、
その後は死線を彷徨うような
自責の念に苛まされた。
もう二度と立ち上がれないと。
3日前には裁判は敗訴した。
いいことばかりはありゃしない。

1996年に免許証事件を起こした時も、
謹慎したままのひとりぼっちのクリスマスイブだった。

あの時、町山さんに薦められて、
フランク・キャプラの『素晴らしき哉、人生』
を初めて見た。

そこから人生観が変わった。

今回も沈みっぱなしでなく、
立ち上がった。

そして今年も映画だけでなく
実生活もクリスマスイブは、
素晴らしき哉、人生!!!
を実感している。

だって、ハラハラ時計、
爆発しなかったもの。
ウンコ漏らさなかったよ。俺。


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