20240228 27クラブ

文章が季節外れの冬眠をしている。夏になったら汗をにじませたシャツのように感情が沸いて出てくる。今はそれまでぐっすり心に栄養と毒を蓄える時期だ。

誕生日を迎えて27歳になった。私は心がずっとブランコに乗っていたころから変わっていないから、何歳になっても誕生日を祝われたいし、当日は主役になりたかった。

そういえば、27になったら死のうと思っていた。これを書きながらふと思い出した。折原臨也というキャラクターを学生のころから好きで、彼より歳を取ったら死ぬと決めていたほどだった。だけど私は彼との誓いを破って生きている。また罪を重ねていた。

才能ある人は27で死ぬというジンクスがある。27クラブと呼ばれるものだ。私が好きなCreepy Nutsの『サントラ』という曲にも、「26最後の夜 少し期待して目を閉じ眠る 27最初の朝 何事もなくまた目が覚めた」という歌詞があって、何者かになりたい人たちは皆、少しは意識したことがあるジンクスなのだと思う。

誰かに死を預けたくない。選択は自分で取りたい。
そんなことを思って、くだらない日々を費やしている。



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