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StrayKids ハンジソンくんへ

Stray Kids ハンジソンくんへ

あなたと出会ってどれくらいの月日が流れたんでしょうか。Back DoorのMV公開当時、冒頭を歌うジソンくんを見てなんだか気になるなあと思っていたのが第一印象です。日本デビュー、キングダムをそれとなく見て、新曲のMVにワクワクして、そうして今、もはや生活の一部にStray Kidsというグループがあります。

当時の私は他に好きなアーティストがいて、すぐに大好きになるなんてことはなかったけれど、コロナが明けてワールドツアーをやると知ってファンクラブ会員になったときと、ちょうど自分自身がコロナに罹った時とのタイミングが重なって、自宅療養中にたくさんMVやコンテンツを見て、そうしてこんなにもジソンくんのことが大好きになっていました。

当時の私はリノさんのチッケムばかり見ていたので、漠然と「私はリノペンなのかも」と思っていたけれど、そのリノさんととても楽しそうに過ごすやんちゃなジソンくんに自然と目がいって、歌声とダンスに圧倒されて、調子がいいだけでなく繊細さも持つ奥行きの深い人柄にも惹かれ、いつしかいちばんの推しになっていました。

スキズと初めて会う代々木公演の3日前、5年付き合った恋人と別れて、未練が残るままマニアックツアーに参戦しました。その日のソロステージでWish You Backを歌ってくれたことは、私がずっとジソンくんを好きでいようと決めたきっかけになった、永遠に忘れない大切な記憶です。私はジソンくんと何もかも違うけれど、心のどこかで繋がりを持てているような気がして、それがアイドルとファンの醍醐味だなと本当思いました。夏の暑い日に原宿駅で降りると、いつもあの日を思い出します。

ジソンくんを好きになってからというものの、本当にたくさんの出会いと別れがありました。今まで挑戦したくても踏み切れなかったことに挑戦して、ありがたいことに応援してくださる方がたくさん増えました。価値観の相違やすれ違いで離れていった刹那的な人間関係もたくさんありました。だけど、そういう人たちと出会えたおかげでたくさんの情報を得て、ツーショットを撮ったり、お話をしたり、直接顔を合わせてコミュニケーションを取ることができたのだと思うと、凄く充実していたなと思います。普段内向的な私がこんなにアクティブになれたのは、紛れもなくジソンくんに会いたいという明確な目標があったからです。本当に人生が変わるきっかけになりました。

だけど上半期のS-Class活動期間中、ジソンくんがものすごくステージに立つことを辛そうにしていたとき、ペン卒を考えていました。どれだけこれから人気になって距離を感じたとて、STAYのそばで笑ってくれたジソンくんがいたと言う事実に変わりはないから応援し続けられると思っていたけれど、その応援すら彼を苦しめているんじゃないかと思ってしまったからです。ステージに立つたび、コンテンツに出るたびに苦しそうな顔を明らかにしていたジソンくんにとって、お金を払ってライブに行くこと、CDを何枚も買うことは本当に幸福につながるのだろうかと悩んでしまいました。

だけどドームツアーが始まって、楽しそうにパフォーマンスをする姿を見て、ジソンくんはここに立っていたいんだなあと心から思いました。彼の意思で、弱くても輝くためにステージに立つという選択をしたジソンくんを尊重したいなあと今は思っています。眩しい場所に立つということはそれだけ影もできて、嫌なことやひどいこと、言われたりされたりすることが少なからずあるんじゃないかなと思います。それを全て包んでポテトサラダにしてしまえばどれだけよいか、変わってあげられたらどれだけ幸せかと思うことはたくさんあったけれど、それすら背負って前を向く姿があまりにも眩しかったから、これからも楽しく推していこうと思います。

ジソンくんの生み出す繊細な音楽と歌詞の世界観が本当に大好きです。自分はT型(論理型)だと語るけれど、それ以上に苦しい人生の過程を踏んで、沢山のことを経験してくれたから、あんなにも美しい言葉を紡げるんだなと思います。練習生生活を、アイドル人生を一生懸命頑張って、踏ん張ってくれたから生み出せる世界があるということに本当に感謝してるし、私もそんな風にさまざまなことを受け取って、苦労を経験して、世の中に伝えられるようになりたいなと思います。美しい音楽も、美しい歌詞も、美しくない人生の経過から生まれたものだから、ジソンくんの努力が滲んでいて、その全部が大好きです。

これだけ眩しくて、世界中の人に愛されているジソンくんが、Alienという曲を通して「僕は地球に落ちてしまった宇宙人」と自らを形容して、私が想像し得ない孤独に抱かれていたこと。誰も抱きしめてくれる人が居ない中で、孤独の中で他者と異なる己を受け入れざるを得ない思春期を過ごしていたことを思うと、胸が苦しくて眠れなくなります。私自身が全く同じ経験をしたことはなくても、どこか琴線の触れ合う過去があって、思い出して涙が溢れてしまうからです。ジソンくんの生み出す曲たちは自分と全く無関係なことを歌っているはずなのに、まるで自分が経験したみたいに人生を重ねてしまいます。ジソンくんが寒くて凍える夜を過ごしたことを、異なる同じ夜として思い出してしまうのです。私はそんな、弱い部分を隠しきれないジソンくんが愛おしいなと思います。

季節の変わり目に必ず連絡をくれて、受け取った感情を共有してくれてありがとう。暑いなと思う日も、憂鬱な雨が嫌な日も、ジソンくんはどう思うんだろうと考えて、同じ月の光を浴びているということが美しいから、これからも生きていけるような気がします。インスタのアカウントはしばらく作らなくてもいいけど、嬉しかったとき、頑張った時はどんなことでも写真や文章で共有してくれると嬉しいな。リノさんにも伝えといてくれたらいいな。

これからもStray Kidsのハンとしてアイドルとしてだけでなく、ジソンくん自身の人生が華やかで眩しくて、心地のよいものであることを、心から祈ります。

お誕生日おめでとう。本当に大好きです。

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