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同人声優が演技のことなどを書いてみる


わたしの場合はこう思っています、
こうやってキャラクターを作っています、
という
半ばメモみたいなものです。

お芝居とか演技のことを
自分の備忘録として書き記します。
100%自分の為に書きます。
頭の中だけでなくて 
言葉に起こせるかとか
喋るや書くという形でアウトプットが出来ると、
より一層整理できて
身につくんじゃないかと考えています。

演技やお芝居って
それぞれアプローチが違うし
最初に習った先生の影響は大変大きいと思います。

わたしは、
習ったようにやってみて
全然上手くいかなかったタイプでした。

アプローチがしっくり来なかったんですね。

カッコイイ役なら
自分をイケメンだと思って
可愛い役なら
自分のことを可愛いと思って

みたいな
「自分自身を引っ張り出す」みたいな(※超絶ニュアンス)方法で

ずーっと違和感があったのですが

現場に出していただく中で
これは解決しました。

そもそもなんですが
そのキャラクターは
本人自身のことをどう認識しているんだろう?

という
キャラクター自身の自己評価…所謂内面的な
思考回路に準ずるべきじゃないかと思っています。

俺、カッコイイから☆
と思ってるなら
俺、カッコイイから☆と思った方が正解だと思っています。
そこに、演じさせていただく私の自我は

極論、どうでも良くて

なんなら
そのキャラクターの自我に
西瓜すいかというわたしのパーソナリティな思考回路は
邪魔になると考えています。

声を任されているのは私だけど
このキャラクターは私じゃないから、です。

なんなら、このキャラクターは私を認識していないのです。
(いや当たり前じゃんwって話なのですが
真面目に、
私の中では大きな大発見でした。)
わたしからキャラクターへの認識が、一方通行にしかなりません。

仮にAという絶世の美女役をやったとして
「わたしは美女。魔法の鏡も即答してくるほどわたしは美女」って、
多分、思わない。

ガチでそう思ってるなら
わざわざそう思わないはず。

だってそれが自己評価として自分の常識だから。

なので

「え~、私はこんな美女じゃないけど美女役で…美女ということが物語上大事だから…
…わたしは美女。わたしは美女。世界で一番美しい美女!」

なんて思って挑んだら
なんだか偽物だな。って思っちゃうタイプなんです。

わたしとこのAというキャラクターは私じゃないんだから

私は美女じゃないから~なんて要らないし、

美女であることが当然なら
わざわざ私は美女だって思わない。(※キャラのナルシズム具合による)

わたしがすべきことは
そのキャラのメンタリティと思考回路を
台本と狙いに外れないように構築して
その上で

美女に聴こえる喋り方

そして、

このAという人物はどう喋るのか
どうしてこういう台詞回しなのか、
この言葉のチョイスなのか
喋り方の癖なのか

というところを
埋めていきます。

なりきるタイプの役者さんは
こういうのを無意識でやるのか
もう、勘とセンスでばっちり合うのか分かりませんが

わたしは

「コックピットに乗ったつもりで!」
も、
「王女様になったつもりで」
も、
全然分かりません。

「つもり」でしかないからです。

コックピットに乗るって
覚悟を持ってここに来たんだろうか
どんな試験があったんだろう。

とか、

女王ということは、

従者たちとの距離感はどんなかんじかな?
育ちはどうなんだ?
女王の役割をどう感じているんだ?

という思考的なアプローチをした方が
埋まっていきます。

作品によって、
キャラクター性を誇張させた方が良かったり
リアルな感情の推移にはならないものもありますが

それらは
「声を担当する西瓜すいか」を
一旦蚊帳の外にして考えたら

わたしはうまくいきました。

キャラになりきるは、
なりきっている演技で
そのキャラクター自身ではない。という自分の哲学に基づきます。

エチュードやインプロ
歌うことなら
まだ「なりきる」感覚がしっくり来るのですが

それでもまだエチュードやインプロは
「この物語をどう持っていこう」
という頭が働きます。

わたしは(※役者さんによると思います⬇)
そのキャラクターになりすぎてもお芝居は成立しないし
なりきるでは最初から破綻するし
一線を引いて始めて
その人(キャラ)の声になると考えています。

以上、誰得記事でした。

たまにこうやってお芝居のこと書いて
頭の中を整理しようと思います。

すいかでした~。

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