石読み日記 被害者意識

確かに我が主(石の持ち主)は被害者だ
だから、気づいて欲しい

人生はhappyやluckyの連続ではない
不運もある
理解も納得も出来ない事も起こる
不幸も存在する

人間の世界はそういうものだろうに

我が主は、自ら被害者で居続けている
加害者を責め
被害者になってしまった自分も責め続けている

被害者意識から生まれるものは、その領域を超えないのに

どんなに自分が虐げられていると主張して、味方をいっぱい集めて、己れの正義を認めさせたとしても…

苦しみからは離れられない
苦しんで、努力して…
その先に待っているものは
「強い被害者」

それもまた自分の傷に塩を擦りこむ


治る日はいつ?


どんなに強い被害者になっても、完全なる贖罪をさせることはできない

許せる日はくる?


石は言う

それでも人は幸せを感じられるはず

一輪の花や 一杯の珈琲に
いつもの青空や 見知らぬ人の笑顔に

幸せを感じられるはず
一瞬の幸せでも楽しめるはず

幸せを感じている時間
被害者であることを忘れられる
被害者のままではいられない




石は健気にしている。
強い被害者よりも、小さな幸せを見つけて楽しむ人になって欲しいと願っている。
あなたの手首にいる石達がそんなことを願っているなんて、想像もしていないだろう。

もう、いいんじゃない?
橋を渡っても。
そっち側の人でいるのは、もう止めていいんじゃない?


新しい目標は、他店で購入されたブレスレットのメンテナンスもできる店になること。商売的には難しいことですが、それがちょっとでも「山を守る」ことになれば…