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私の言うことは気にしないでいいけど、おかしなことだと思うの。

ピエール瀧さんが麻薬で捕まった。大騒ぎになっている。
私はざっとニュースをチェックし、いつものように書き込み・・・をざっと眺めた。
さすがにとんでもない数だ。それだけ注目度が高く問題でショックなのだ。

ざっと眺めて、ため息をついて、すぐここに帰ってきて、これをおっぱじめることにした。
だからあのニュースへのコメントや日記として直接これは書かないよ。
だって私、100%叩かれるし、下手したら警察が遊びに来る。
でも、本当のことをそのまま言う気持ちよさは、笑顔の恋人によって習得済み。
そしてマジに丁寧に考えることの大切さは、私の喜び。

警告。

始めに言っておくが、「麻薬反対」「麻薬をやる奴はバカ」
と思っている人は、今すぐここから出てってください。
私は、あなたとは逆です。
麻薬に対して、考えがあり、条件付きですが賛成派です。
話にならないでしょうから。不快からは身を引くべきよ?賢明なら。

マリファナは高校の時にやった。二度。一度は当時の彼氏と、もう一度は高校の学園祭のバンド練習で行ったスタジオでみんなと。
ほう、これが。すごいねえ。いいねえ。たのしー。あはは。きもちー。
それっきりで、あとはない。もう何十年も昔の話。以降麻薬経験はない。
別に大麻には、諸説あるが中毒性はないようだった。
むしろ煙草の中毒性の方がハンパなくて、これもおかしな話だが、昔は成人の八割以上がばかすかどこででも吸ってて誰も何も言わなかったし思いもしなかったものを、今は大変だ。吸うと変態扱いされる。でも売ってるし、吸うのは法律でOKなのに、妙な話。
私?これ書いたら吸うけど?

そう。コカインもマリファナもヘロインもLSDも、みんな捕まる。
私はあえて言おう。
「ピエールさん、いつもすごいと思って尊敬してます。これからはマリファナにして、活動の拠点カナダにしたらどうでしょう?頑張ってください!応援してます!」

おおまじめ。

始めこれをニュースに書きなぐってやろうかと思ったが、私も大人だしー。
ねえ、みんながバカだバカだとわあわあ騒いで遊んでるとこに行って
「えーなんでー?いいじゃん?」なんて言ったら、みんな興ざめよね。
不倫「ブーム」の時もそう。
「えーお互い好きになったらありまくりだけど?フツーに」とか言ったら、みんな真っ青真っ赤よね。
世間のごきげんとらなきゃね。
ただでさえ障害の福祉暮らしの私みたいな立場の者がそんなことを言おうものなら、
まあ、怖い。火あぶりだもん。

麻薬は元々シャーマンやメディスンマンのものとして生まれた。
意識を広げ高め神と交信するための薬だ。
そしてシャーマンは「幻覚」「夢」をお告げとして部族に伝え、話し合い、それは代々伝えられてきた。

時代が変わって、インディアン達は居留区に押し込められすべてをはく奪され混血して散っていき、アマゾン川も開発されて原始の豊かな小部族はつぶされていき、
さあ、残ったのは現代社会と現代人と、古い部族たちから取り上げた麻薬。
どうしよう?

現代人はずるくて、それが「気持ちいい」ことを知っているから、危険と分かって捨てられない。みんな知っている。でも、やりすぎると危ないよ。廃人になるよ。死ぬよ。
やめようよ。禁止しよう。焼き捨てよう、根絶しよう。
でも、やりたい人はやりたいわけよ。
だってケーキ食べてうっとりしたい人はケーキ食べるでしょ。食べ過ぎりゃ太るし糖尿になるけど。
それとおんなじ理屈なの。
禁断の果実を、人類はいつもかじらずにはいられない。
それが人間の始まりなのだから。

俳優として近年は人気だが、ピエールさんがアーティストである、ということを私はまず考えた。
そして思った。
無理もない。だって、そういう人は、シャーマンだからだ。聖別された存在。
魂・意識を広げ高めて神のいる領域まで飛んでいき交信し、帰ってきてそれを伝導するために生まれた人々は、シャーマンの絶滅しかけている現代ではアーティストになる。
そして宗教は、ほんとうのシャーマンをいまや生み出せない。社会人?責任取れ?あんたらはマトリでもないでしょ。それにああいう人が普通の人ではないのは一目瞭然。犯罪になったって、ぎゃあぎゃあ騒ぐ前に少し意味を考えるべきじゃないか?しょうがねえなあ、私が代わりに考えよう。ない頭で。


アーティスト。ミュージシャンたちは特に、いつまで経っても麻薬と縁が切れない。
今はおとなしくなってはきたが、名だたるミュージシャンはみんな麻薬で死んでいる。
そしておかしなことに、そいつが「死んだらみんな崇める」。
麻薬で死んだ『バカ』が何人も、なんで殿堂入りしてアルバム永遠に売れまくって伝記映画がヒットするんだ。
バカならほっときゃいいのにねえ。
ねえ、バカはどっち?バカをカッコいいとか、バカは死ねだとか。
そしてその張本人の『バカ』といわれた人とか。
それは考え方の問題。ただ、ここは私のサロンなので、私はいつも通り自由に考えを述べる。火の粉が来るのがいやだからニュースに直接コメントしないだけだけど、言いたいことがあるのだ。

アーティストやミュージシャン。現代の、神と交信しなければならない人々。
彼らはみな、それをやるように生まれついている。そして、必要とされる職業だ。
漁師が海を愛するように、アーティストはアートを深く愛する。
しかし、海に魔物がいるように、芸術の精神世界にも魔がひそむ。
魔の特性は、引きずり込もうとすることだ。
古代からいる魔物のほとんどは、人間を呼び、惑わせ、自分の穴に引きずり込んで殺す。
しかしその魔物はたいてい絶世の美女だったり、とろけるような歌声を持っていたりするのが常套だ。
海は美しく、アートもまた美しい。そして、美しい魔だ。

アーティストは、アートの海にもぐっていき、そこで宝物を探して上がってこなければならない。所属会社はそれが仕事だというし、できなきゃおまんまの食い上げで、ファンにはどつかれる。
けれどそんなことより何より、アーティストはそれをするのが好きでたまらない。
だからアーティストになったのだ。あるいは、なるしかなかった。
しかし海はきつい世界だ。長くそこにとどまるために酸素がわりのコカインを。
深く見わたし本物を見つけるために心眼を開く薬のマリファナを。
彼は海上に上がってきて叫ぶ。
「ユリイカ!こんどの作品は最高のものになるぜ!今行くから楽しみにしててくれよ!」
みんな大喜び。
さあ。みんなお金を払って。今回のは大ヒットよ!ツアーが始まる。絶対行かなくちゃ。

でも、彼はいつか、老いていったり、体を壊したり、ファンが離れて行ってお金がなくなったりすることで、焦る。
もっと麻薬をやって、もっと深く!もっと美しいものを!昔のようにいいものを作りたい!そうすればきっと!
それにこの快感。何物にも代えがたいこの快感。やめることができない。どうしても。
麻薬は、彼を引きずり込んでついに殺す。
ファンたちは亡骸にとりすがって泣き、彼は天使になる。
美談。

麻薬で問題になるのはもちろん身体依存性と、強い中毒症状と、死の危険。
そしてそれを犯罪因子を持つ人物がやれば、障害、破壊、窃盗、殺人につながる。
麻薬は犯罪の温床になる。そりゃ、ダメだ。お上が許すわけがない。
犯罪の温床、っていうのが人々が麻薬を憎む一番の原因。
困るもの。大事な社会が壊れちゃうじゃない。そんな奴は刑務所に入れて、麻薬なんか焼いてしまえ。
それが普通の考えだ。

でも、いにしえのシャーマンたちは、そしていまの、麻薬に手を出す芸術家たちのほとんどは、本気で、それを使おうとする。効果を使用するためだ。そして出来上がるものは、魔法。
それは売れるし、宝になる。大切なものになる。
だって苦労して天空から、海の底から、もってきたんだ。
なんで簡単に彼らをなじるんだ。
もっと考えなきゃいけないことが、あるんだよ。シャーマンたちの使命、麻薬の意味、いまの社会構造とのそのねじれ。必要とされるから在る、作られ売られる、という現実。

犯罪の温床。確かにね。でも、じゃあ、ほんとうにもう地球から消してしまえばいいでしょう。根絶は難しい?よく言うよ。
リョコウバトやドードーやステラーカイギュウやニューファンドランドシロオオカミたちを、みいんな地球から絶滅させてこられたじゃないか。自信持ちなよ。
簡単なこと。殺し過ぎ開発し過ぎれば動物たちは絶滅する。いちころだ。
人間が麻薬をそうできないのは、麻薬が気持ちいいし聖なる面があり、効果については完全に否定することができず、捨てがたいから。必要とされるから。そして、とても、とても、もうかるから。国が買えるほど。どうやって解決するつもり?一筋縄じゃいかないわよ?

煙草と酒についても考えを散歩させてみる。
はるか昔にちょっと吸っただけのマリファナのあの感覚を思い出そうとしながら、新発明の電子煙草を吸いこむ。電子ねえ。切符も読書も通信も買い物もなんでも電子。エネルギー枯渇は時間の問題ね、地球。ああ、おいし。
そして今日は体調がすぐれず(あたりまえだ。あんなに走り回って体も心もぼろぼろだ)、「欠席」することにして昼酒を始めた。
煙草も酒もそんなにうるさいなら作るんじゃねえよと思うが作るし売るのを世界はやめない。
ヒステリックな禁煙嫌煙の世界的潮流は、うわさではバックに、あるアメリカの巨大宗教がからんでいると聞く。それがWHOにいって。

ていうかさ。
吸殻を灰皿にすとんと落として、考える。
世界保健機構はいま、世界から煙草を締め出そうと躍起になってるが、うまくいきそうだ。禁煙のカフェは大盛況、街に吸殻はもうなく、どこもかしこも吸っちゃダメ、がんとか恐ろしい病気になるからダメ、煙を吸っただけで可愛いおちびちゃんたちや喉の弱い人が病気になるからダメ、やめたきゃもちろん大丈夫、あちこちの医者で冷やし中華みてえに「禁煙外来始めました」、さあまた秋には煙草値上げします。
シンガポールに行った時もベトナムに行った時も、煙草を吸える店を探して苦労した。
同行者と嘆いたものだ。
「私たち、時代遅れなのよ」。

だが。
グラスを持ち上げてすすり、琥珀色の優しいお酒が喉を熱く下りていくのを感じながら、考える。
次のターゲットは当然酒。いずれもっと取り締まりが厳しくなるだろう。でもまあ当分は大丈夫。煙草を取り上げられた口さみしい人々と社会進出と家事と子育てと介護でヘトヘトの女性たちの疲れを癒すのに、安価で手軽に買える「麻薬」お酒は当分お目こぼしだろう。
お酒って、そう、麻薬だけどね。下手な麻薬よりヤバいけど。
やり過ぎりゃ廃人(今の元旦那がここまで行って、今回復期)か死(最初の旦那、酔って転落)。「酒に酔って口論となり刺し殺した」とか犯罪もたっぷり。
アルコール依存の治療も施設も充実してきてるが、いやいやまだまだ。
世界は飲むよ。みんな大好きじゃん。ずっと飲んできたじゃん。
大丈夫私も飲むし。すみません吸いますし飲みます。
酒。古来は治療のため。そして政治、コミュニケーション。私たちは飲んで酔い、気持ちよく心解放され話し仲良くなって、人が死ぬと墓に酒をかけてやる。
そして、神に、捧げる。

酔い。
癒し。
解放。
眠り。
お金足りるかな。お財布の中の酒代を調べる。

神との交信。創造。エネルギー。害。金。

「麻薬はダメだ!」
意味も歴史もろくろく考えずに政府の言ってることをうのみにするくせに、政府をきちがい呼ばわりする、へんな人たちがたくさんいるんだなあ。

WHOの麻薬、煙草、酒、ときて次の取り締まりの対象は、砂糖。
糖分は、摂り過ぎればもちろんシャレにならない健康被害がある。酒がダメな人は、甘い物は大好き。「さあ、人気パティシエの新作をチェックよ」。
2億人以上いる人口の3分の2が肥満か肥満予備軍であり、医療費が深刻な国の負担となっているアメリカでは一部、こないだ砂糖税を導入した。他の国でも。

麻薬も酒も煙草もやらず太っていない健康な何も考えない政府の言いなりの人間たち「ばっかり」にこの世界がニュートラライズされていく予定なら、あたしそろそろどこかに隠れたほうがいいかもね。きょろきょろ。
ピエールさん。アートは死なないよ。それは神だから。


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南条 イオ

恋、書くこと、音楽三昧の言葉屋。のんきに優雅にげんきよく。そして、今日を大事に無事に笑顔だよ!
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