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ダンボ(ティム・バートン)✶映画日記

ティム・バートン監督『ダンボ』を見ました。

サーカスのユートピアは、アナログの極みのような移動式のテントの中にあると思うのです。
ある日、町の広場に急にどでかいテントが宇宙船が降り立ったみたいに出来上がって、いつもはそこには日常があるはずにも関わらず、テントに一歩足を踏み入れると、異次元の空間が広がっているわけです。異次元を構成する要素は、ショーだけにあらず。甘い綿菓子の香りであったり、テントを通した淡い太陽の光であったり、奇妙な音楽であったり。ド派手なVFXやレーザーや舞台装置はなくとも、サーカスにしか出せないその空気感はやっぱり、その移動式テントの中に宇宙にある。その空気を身体いっぱいに吸い込むたび、いつでも感無量になってしまいます。

『ダンボ』は、そんなリアルな体感を、追体験出来る映画でした。
平面の画面の中に、ティム・バートン監督自身のサーカス体験をそのまま肌で感じることができる、ある種のアミューズメント。
ダンボが初めてサーカスで空を飛んだあの瞬間の高揚感と言ったら!!

まあある意味、それが良くも悪くもこの映画の全てだったような気がします。
ある意味でダンボのストーリーを追っていようがいまいが、もはやこの映画の良し悪しには関わらないのではないでしょうか。
ゆえ、おそらく、実際見られた方の中でも賛否両論があるであろうラストシーンにおいても、私は特に異論はなかったなあ。

それにしても、コリン・ファレルが最近渋すぎてビリビリくる。。。
ビガイルドでは脚を切られて、今度は戦争で腕を飛ばされて、色々と散々な目に遭遇している彼ですが、そんな、なんだか少しうまくいかない下がり眉を見る度にドキドキしてしまいます。

キャストで言うと、娘役のニコ・パーカーちゃんの横顔が絵に描いたお人形のような顔ですごくタイプでした。パラダイスキスの小泉ジョージばりのEラインであった。

はあサーカス行きたいな〜
投稿初回から、普通に映画の感想を書いてしまった。
久しぶりに文章を書いたので語彙力が地に落ちている。。。
これから、ちまちまと文章をしたためて、文章を書く練習としたいと思います。

tyl✶


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