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「印刷(紙)媒体の生き残る道」

備忘録もかねて、掲載します。

紙は折れて破れて燃やせて包めて電力コストと偽造複製ウィルス無し沈む色に強く、手触り感と手書きで残せる文化があります!

逆を言えば、上記以外は、もう過去の産物!伝達力が早い、更新が簡単、きれいで便利等は紙では到底不可能なメディア開発が進んでいます。電力コスト(薄型電池)と大量生産による普及率が肝で、各社ここをクリアすれば紙にかわる電子媒体が大量に普及してしまう可能性はあります。

Q.新聞と新聞広告の将来は、どうなりますか?

A.新聞等はすでにタイムリーなニュース報道メディアとしての役割は奪われているので毎朝慣習で購読している50代以上の層に支えられて成り立っています。紙の新聞メディアはスピードでは絶対勝てないので、情報の精査分析力どれだけ客観的で正しく難しい問題も識者の論点等を上手く引用し伝えられるかが勝負になっているのに、日本のメディアはスポンサー崇拝主義とお茶の間人気に媚びる体質、さらに各局デスクで偏向した編集方針、場合により記事の一部をカットして事実と違うように映ってしまう印象操作を行っています。事件でも何でもセンセーショナルにエンターテイメント合戦でやっているメジャー4大紙は、まだ販売数で持ちこたえるけど、地方新聞、業界新聞は立ち位置を理解し、必要な情報をより詳しく正しく伝える編集能力がなければ、廃刊フリーパーパーと同類になるでしょう。

逆にエンタメ性の強いスポーツ紙はゴシップとエロで支持は減らないかもしれませんが、それも駅売り、コンビニ売り等目につくところで見出しにひかれて「ついで買い」を誘因しないときついでしょう。おもしろニュースはネットに溢れている昨今ですし…。

広告に関しては、安売りスーパーのチラシなら地域メディア、スクロールなしに一面で多数の商品を確認とタイムリーな生活情報として残るでしょう。他のエリア広告は学習塾などもありますが競争が激しすぎます。宗教紙などに掲載することの多い健康食品通販広告も新規客開拓はしんどいので、リピート客のさらなる上客への引き上げなど戦略がないと難しいかもしれません。他はだめでしょうね。

さらに詳しく印刷分野を分析すれば

(1)発注してから仕上るまでのスピード
(2)総コスト(この辺は微妙、ネットや携帯配信なら紙より激安)
(3)回収不要でなんどでも更新可能
(4)光や透明性を美しく再現するRGBモード

この吉野家の原則、早い!安い!うまい!簡単便利!で負けてるのが紙メディアです!
(3)に関しては手配りの電子ペーパービラだったとしても、未来はおそらく無線タグと無線配信でセキュリティがどれだけ丈夫になるかの 問題もあるがティッシュの裏紙程度でも本部から全世界一斉更新は可能になります。
(2)に関しては電池と表示素材がどれだけ安くなるかですが、電池の開発は凄まじいし、実はナタデココの繊維などで画面を作ろうとしてるので安くて柔らかい画面もできている可能性はあります。すでに折り畳めたり、丸めたりできる画面はありますし。

しかし、どんなに電子技術が発展しても完コピーできない筆跡鑑定が必要な重要書類は残るだろうし、梱包材、充填剤、包装材は紙になるだろうし、半券モギリが必要なら紙になるだろうし、ペーパークラフトは残るでしょう。またポケットや小さなポシェットに折り畳んで持ち運び、必要に応じてテーブル一面に拡げて、赤ペンで書き込む事は紙以上のメディアはでてこないと予測できます。

新聞の部数は押し紙などで誤魔化しながら現実減ってるけど、一気にネットや電子メディアにとって変わられてないのは、3つ理由があると考えます。

(1)ITメディアのインフラがまだまだ完璧でない事。都心部はwifiでもセルラーでもスマホで気になったニュースなど直ぐに見られるから新聞不要に感じるところですが、プリンターに繋ぐのが結構面倒なので、切り抜きスクラップにして資料で数人にまわし読みというのは、常時高速ネットとプリンターに繋がっているPCをいつでも使える環境というITインフラ普及が必要です。
現状はスマホは一人1台保有ですしコンビニのプリンタにネットから出力できるほどのインフラがあるのですが、各コンビニで使えるアプリが違いますし、コンビニに出向かないといけないし、小銭を払わないといけません。目の前に置いてある新聞記事をハサミで切り抜いてそのままもっていく手軽さにはかなわないでしょう。

(2)日経と4大紙、あるいは中日など地域ブロックで相当な知名度と信憑性をもっているメディアは、紙媒体だけでなく、SNSからwebからあらゆるメディアチャネルを持っていて、発信する情報も誤報や苦情、係争の想定出来るリスクをクリアして文責をしっかり明記して発信するのが通常です。この辺が、個人でノーコストで無責任に簡単に発信出来るネット情報、あるいはハッカーなどの改ざん情報と違うところで、個人がいくらリアルタイムにwebカメラで地球の裏側で起こっていることをリアルタイム中継したところで、世間一般に重大ニュースと認知されるのは、信憑性のあるメディアがその事実を認めてからになるでしょう。震災時にデマが発信されて信用した読者もいたそうで、それが少しでもあるとネットの情報は信用できないとなります。そういう意味で改ざんや偽装されようのない紙や電波はネット以外にも必要性が無くはないとも考えられます。

(3)電子情報やネットでダウンロードできるデジタルデータは、一番早く一番きれいで安定した不変のファイルなので、長期保存にも適しているように見えますが、それはあくまで単純な記事の保管に適しているのであって、物である紙とプログラムである電子ファイルの差は、極論で考えれば古文書の真贋などにみられるような、時間を経た痕跡を紙の黄ばみや乾燥等「物」として表すことができる事です。逆にデジタルプログラムはいくらでも日付改ざんも完全コピーでの複製も可能で、偽造やごまかしを防ぐのは難しい上に、古い形式のファイルは開けなくなる事も多いです。

だから紙の新聞は、「本物の情報」を「物」として提供していれば、一気に電子辞書のようにとって変わられることは無いかもしれません。逆に電子辞書などは、単に紙だった物をデジタルにした情報だけを提供していたのなら、リアルタイム更新のデータベースに勝てるわけがないってことでしょう。

さて、年賀状はメールより長期保管できて風合いのある紙の方が良いよのではないですか?
人の心情に訴える物にこそ紙媒体が生き残る道があると思います。逆に心情も何もない情報は電子メディアの勝ちでしょう。

末期がんで死ぬ父とか師匠の遺言はワープロでなく紙に筆跡を残して何年も保管できるものにして欲しいと思いませんか?

名刺交換も最近は名刺型CDのラベルに印字して出す人もいるらしいですけど 実際、会ったその場で情報を取り込まなければ、よほど興味のある取引先以外、会社に戻ってからURL入力やCDデータを開いてみることは意外と手間で、名刺フォルダに直行のケースが多いと思います。だから名刺入れに入るサイズに情報を畳んで相手にプレゼントできるようなものなら紙の方がその場で開いて説明できるし有効かもしれません。

ピザ屋のちらしは電源を切っていても無差別に全員に届いてしまうスパム。名画の複製画は数千円から数十万円の物まである。おなじプリントでも価値に差があるということ。

紙の最大の利点は電源がいらないということ、包めたり丸めたり折れたりと物としての価値があること「あたたか」な市場と親和性が高いと考えられます。手書き直筆メッセージと老人ホームとか。

紙の情報→インターネットweb→ブログ→SNSくらいまでは、なんとなく流れは読めましたけど情報端末がPC→スマートフォン、TVゲーム機、家電や腕時計etcと劇的に変わるとは数年前には予測できませんでした。世界的にヒットしたiPhoneやFaceBookクでも、赤外線通信とかやってるの見ててもスムーズじゃないですね。2秒で完了とか出来てなく、結構もたついてるし、ダウンロード1秒ってのも少ないです。
5G通信がでてくるといっても、結局各キャリア、ベンダー大人の事情でバラバラなのをみんなでクラウドで便利に共通仕様ってスタイルが今なのだろうけど、それでも端末を指で操作することは必要とされます。

紙に慣れきって育ってきた高齢世代から消費者層が携帯ゲームの入力に慣れてる世代に移っていったとしても、情報端末は人間工学無視というか、特に日本の技術者の欠点のボタンや機能メニューを複雑にしすぎて、つかいにくい受信端末にしている可能性があります。スワイプ、ピンチ、タップ、フリック。そういったところで、鉛筆で書き込んでしおり挟んで、びりっとページ破って山奥の トンネルの中でもダウンロードなんか不要の紙も、シンプルさを突き詰めれば何かしら「紙としての答え」はでるかもしれないですね。少なくとも、電子媒体は、電池、電源と通信波がなければ機能しないし、コピー用紙のように「持って返っていいよ」と手渡せるほど媒体が安くなっていくかは、直近は怪しいかも知れないです。

電池と画面が1円以下、折込やティッシュの裏紙単価まで落ちればそうなるかもだけど、液晶テレビでも1inchiで1000円くらいまでしか落ちていないです。まあ元値から1/10値段になったわけですが、紙のチラシなんか、とくに折込や手配り系のものは1枚単価1000円じゃ話にならない。

ここで改めて整理してみます。

紙媒体の利点========================
●「物」であること=ギフトとして贈れる、包んだり組み立てたり綴じたページをパラパラめくったり折れる。
●金、銀、蛍光などのインキを使用出来る。ただしRGB発色は無理。
●デバイスに保存形式も色再現も影響されない(表示デバイスなし)なので、50年くらいのスパンでみれば管理がよければデータ読込不可というような事態にはならない。(退色はある)
●上製本からザラ紙の背の丸い中綴じまで、高級物と廉価版の違いが明確であるので価値の相違をつけやすい。耐久力にもよる。
●触感がある、貼った物は触って確かめられる、手触りがナチュラル。
●構造上、最初(表紙)と最後(奥付)の台割の流れが単純明快。
●大判の見開きで対抗ページを意識した仕掛けを有効につかえる。(新聞30段などで対抗ページ、または段ぶち抜きなど広い紙面)
●余計な情報があちこちに入ってこないので、想像力をかきたてる。小説などにはシンプルさがかえって良い
●誌面に手書き文字を書き込んだとして、その時のエモーション感情なども伝わる。デジタルのフォントの羅列とは温もりが違う。

電子メディアのデメリット
●操作を覚えないといけない、複雑なことをしたければ複雑な操作。
●深層ページに行くと迷う。また広告などは簡単にリンクで飛ぶのでスポンサーにはwebのように便利だが、出版側は簡単にワンクリック出ていかれるので不利。
●自由な感覚で書き込めない、情報としてメモ書きは残せるが、あくまで書式はシステムに沿っているので自由自在に描くのはお絵描きソフト以外不可能。
●デバイスが故障した、旧型式アップデート終了した、ファイル破損 などでデータが全て読めなくなってしまう事がある。 鞄にいれて放り投げると壊れるかもしれない。
●ビラクーポンとして端末ごと街頭で無料配布は現状不可能。(対応できる端末、送受信費用、その時点の通信環境はユーザー頼み)
●携帯電話やIpod、ゲーム機などの画面は小さいため一覧性に劣る(i padにしても見開きA3の大きさにはならない。)
●専用の手袋をつかわないと通常の手袋でのタッチは反応しない。
●輝度設定を落としてもバックライトから照射されるので目が弱い人には不向き、キッチンなど水回りに置いて読むのも危険。
●コンテンツ自体は単なる情報なので、ギフトとして贈れるほど高級感がない、せいぜい「イイネ」ボタンが関の山。

電子メディアの利点
●直感的に動かせる、音をタイミングよく出せる、動画で説明できる、自分の写真を読み込んで合成が可能、ヴァーチャル着せ替えできる、 360度回転し、前にも後ろにも奥行き表現可能。
●文字が読みにくい人に簡単に拡大縮小可能。
●RGBの色域を再現出来る(デバイスによって発色が異なる)。
●あらゆる端末で読む事ができるためマーケットが広がる。
●検索窓での検索方法、画像一覧などが出来ればデータベースとして欲しい情報を直ぐに抽出可能。
●ひとつの情報に含まれる関連情報やサイトへ簡単にリンクから閲覧。
●SNS等と連携して誰がどのページのどの記事商品を気に入っているか共有したりリアルタイムに発信したりが可能、最新事象を追える。
●その人それぞれの好みや知りたい情報をカスタマイズできる。

文書管理における主な課題は、紙での管理が「保管スペース確保などのコストがかかる」、「資源の無駄が多い」「探すために時間がかかる」などです。これらの課題は今後、文書の電子化が進むにつれて徐々に解決されていくと考えられます。

 一方、電子ファイルでの管理に関しては「誰がいつ手を加えたのかわかりづらい」「最終版のファイルがわかりづらい」「ソフトウエアの種類やバージョンによってファイルを開けないケースがある」、複数人で電子ファイルを扱う際には運用上の工夫が必要となります。

では、本日もがんばります!( ・∀・)マハロヌイロア

==追記==
紙媒体のアップサイクルを見つけたので引用します。


出典 https://package.poppybox.jp/blog/reuse/p5538/

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