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1975年の時刻表でサイコロの旅(第3夜)

前回までのあらすじ。

某テレビ番組のサイコロの旅を1975年の時刻表を使ってやったらどうなるかと札幌に向かって東京を出発。新潟をぐるっとして東京までに戻ってきてしまい、夜行急行「銀河」に乗って大阪行きに乗った1日目。

大阪からは金沢に向かった後、甲府へ向かい、寝台車のない夜行列車という苦行で新宿に到着。丸2日使って全く移動していない現実。

気を取り直してと投げられた賽が示したのは1日目と同じ新潟であった。

第9の選択 新潟

サイコロの旅3-1

出目 3 急行「あさひ」2号仙台

急行「あさひ」2号。新潟15時28分発。仙台20時50分着。秋田行きの急行「羽越」2号と坂町まで一緒に走る。坂町からは米沢、山形と米坂線、奥羽本線、仙山線を経由して仙台に到着する。移動時間5時間22分。移動距離248.5キロ。

仙台駅は東北新幹線工事中のため、深夜に通る列車は通過。一部列車を隣の長町駅に停車させ連絡バスを運行。

その連絡バスの発車時刻は

仙台 - 長町
 1:12 →  1:24
 2:35 →  2:47
 1:49 ←  1:35
 3:19 ←  3:05

この時代の夜行列車の重要性がよくわかる。

第10の選択 仙台

サイコロの旅3-2

結果2 急行八甲田 青森

急行「八甲田」。仙台発0時39分。青森着6時15分。移動距離387.4キロ。乗車時間5時間36分。ついに、北海道上陸に王手をかけた。

上野発車時点では寝台車はないが仙台から3段式B寝台車が連結される(らしい)。救われた。3分間隔で夜行列車が出発していくあたり、この時代の夜行列車の需要の高さがよくわかる。

第11の選択 青森

サイコロの旅3-2

出目 6 下北半島から函館

青森駅6時28分発八戸壱岐普通列車で野辺地7時20分着。野辺地7時25分発大湊線普通列車で大湊着8時41分。大湊発時4分発大畑線普通列車で大畑着9時41分。大畑駅10時発下北バスで大間着11時ちょうど。大間13時25分発東日本フェリーに乗船。函館着は15時15分。移動距離189.4キロ。移動時間8時間47分。

無理やり絞り出したルート。報われた。

大畑線は1985年7月に下北交通(下北バスが社名変更)に国鉄から営業を引き継いだのちに2001年4月廃止された。

下北交通は鉄道経営を京急から指導を受けていたらしい。

ついに北海道上陸。はたしてゴールはできるのか。残された時間はあと、24時間。

次回が最終回です。

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