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魔のメンヘラリクナビ(1/5)「好きになったら即全裸」

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メンヘラハッピーホーム5話が公開されましたー!!!!!!!!!!!

これはその【先ほど公開された】cakesで連載中のメンヘラ・ハッピー・ホーム第五話からのスピンオフ的な全五話のメンヘラリクナビです。(だから先にcakesのほうを読んでね)
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私はメンヘラだった。

それは今から10年くらい前の、20歳前後のこと。
リストカットをして国道に飛び込み日課として泣きわめき冬でも薄着というかキャミソール一枚でバンドのボーカルをしていたくらいに、髪の毛片方が銀色だったくらいに、生粋のメンヘラだった。

そんな私は色々あってメンヘラ自体は完全脱出したのだけど、(それは連載のなかで書いてる)とはいえ「なかなか抜けないメンヘラならではの性質」を仕事に100パーセント生かしていくまでの、ノウハウというか魔術というか奇跡と言うかリクナビ!情報を整理したいと思ったので、今週はそれをnoteでかいていきます。全5話、今日から1日1話ずつ、公開していきます!!!!!!!


まず私が大学を卒業してから、今まで関わった仕事はだいたい4つ。

①リクルートでの営業(4年)
②サステナという環境広告会社でのデスク&キャスティング&プロデューサー&コピーライター(2年)
③フリーのCMプランナー(3年)
④廃棄花再生プロジェクトの代表&営業&クリエイティブディレクター(3年)

誰にも求められてないであろうこのスピンオフ連載、こんな真面目なノリで進めるけど、いままでしてた仕事はザッとこんな感じである。

そのなかで大切にしていることは、いくつかあるけど、
スピンオフ第一話の今回は「思いの伝え方」について!(ここまで読んで伝わってると思うけどまじほんとに真面目にかいてるから!)


仕事では、伝えたい思いがいくつもありますよね。
たとえば広告枠の営業だったら「あなたの会社の広告を弊社の媒体に載せてください!」という思い。
キャスティングだったら「あなたみたいな大物に頼むのはおこがましすぎるし予算も少な過ぎるけどどうかこのイベントでてください!」という思い。
廃棄花再生プロジェクトの代表としてだったら、「あなたみたいなブランドまじで大変手が届かないけどどうか弊団体とコラボしてください!」という思い。



メンヘラは、機械が苦手。

コピー機のつまりもイライラして直せないし、
家電の不調も誰かにまかせたいし、説明書なんて読めない。
新卒の頃、生まれてはじめてパワーポイントに触れた瞬間の、あの不自由さが忘れられない。自分が頭に思い浮かべている、メンヘラならではのありったけの「伝えたい思い」は溢れるほどにドバドバとあり、とまらないのに、なのに、パソコンに表示されるあの四角いキャンパスの上でできることの不自由さよ!!それは私にできるパワポ技が少なかっただけだと思うんだけど、全然言いたいことがそのまま形にならないあの歯痒さに、私はいつもイライラしていた。
実際に企画書を作ってみるものの、それは全然機械的というか、ただの説明書みたいになってしまい、結局その企画書に手書きでいくつもメモを補足してプレゼンするような状況だった。つまりパワポとメンヘラは親和性が低い。

そんななか、リクルートに入って数ヶ月した頃「マインドマップ」というものに出会った。(マインドマップの本来の使い方はいまだにわかっていない)

研修で、自分の頭の中を整理する方法(?)として、一枚の紙に手書きで、思っている事を整理して描いていくマップのようなもの(?)の存在を知った。いまだに正しい使い方はわからないけど、そのときの私はある一点においてかなりの衝撃を受けた。それは「大人なのに、手書きでいいの?!」だった。マインドマップは、ひたすらに、いい大人が、手書きでつくるものだったのだ。

そこから私は、全営業が使うただの使い回しのつまらない企画書と共に、それにプラスして、各クライアントごとへの自分の思いを整理した「ひたすら手書きのA3の紙」をプレゼンに持って行く様になった。

(こんなかんじ)


メンヘラは、自分の頭の中を整理するのが苦手。
それまでは、感情があふれてしまい、止まらなくなり、何を優先して話したらいいか分からない。整わないまま喋り倒してしまい時間になって、話したい事の半分も話せず時間が来てしまう、という状況だった。

なのにそのマインドマップには、はじめから、言いたい事がすべて書いてある!たとえば、口頭だと言いづらくて後回しにしがちな、「掲載して下さい!」「値段はこれです!」も最初から載せてしまっているし、これは言わない方がいいかな、、?と空気的に悩みそうなぐるぐる回る感情的な思いも、手紙のようにまるごと書いてある。時間の計算ができないメンヘラだって伝えたい思いが純度100で伝えられるのだ。

ようするに、プレゼン1回目から隠す物はなにもない。感情、全裸である。

これはほんとにメンヘラ的な人、だけでなく、感情溢れて止まらない系の人におすすめ!!!パワポで書ききれないことだって、手書きだから書きたいだけ書ける。パワポでカワイクまとめられなくっても、手書きだから色んな色のペンで書ける。なんならイラストも書ける。

すると、伝えたい事が、全部伝えられる!

パソコン苦手なんです。
パワポ使えません。
プレゼン緊張するんです。
話がうまくなくて。

そんな悩みで立ち止まっているひまがあったら、いいたいことを地図にして整理し全部書いてみる。それを伝えてみる。そうすれば、思いの中身は伝わるし、思いの強さも伝わるし、何が足りないのかもわかる。こちらが全裸になることで、相手も少しずつ、でも確実に、脱いでくれるのです。


さあ、あなたが立ち向かわなくてはならないクライアント、思い浮かべてください!あなたは営業やリーダーやディレクターや事務である前に、人間です。相手も広報や決済者や営業やイケメンである前に人間です。
感情全裸、ありのまま、そうなれる表現方法を、既成概念にとらわれず、探して出し切ってみるのがおすすめ!!!!!!!!!

フラミンゴの求愛はパワポじゃ無理なのと、同じ!(さすがに自分でも意味分からない)







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何度もいうけど最新話はこちら!!!

【 仕事と私】取り締まって、私のスピード!【どっちも大事なの!】

https://cakes.mu/posts/12107

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