脳の下処理

料理はしないし「料理好き!」と宣言する人全員に「ブランディングめ」と身構える料理好き懐疑主義だがクックパッドで「鶏 レシピ」とか検索するといちいち皆さんが
鶏になんか切れ目?包丁でなんか切れ目?うすい刺しあと?なんかそーゆー一手間加えろって書いてあるじゃん。

それをすると火の通りがよくなるか、味がしみこみやすくなるか、なんかそんな感じで、そのまま焼いたりするより肉がやわらかくなるのか、なんかそんな工夫系あるじゃん。


わたしは【脳にそれをするといいな】と思っていて、
原稿がいま書けなくて「頭が買いたての固い鶏肉みたいだな」というときには、味が染み込みやすく柔らかに変わるような切れ目をいれるように意識している。


まずその代表がsunasuna。
ベビザラすとかで売ってるんだけど、家の中で砂遊びができるという、特殊な砂があるんですよ。それは「言葉で伝える気はまったくないので触って欲しい」と清くいいたいくらいに独特の手触り。触れているハシから消えていくような砂。わたしは原稿が書けないとき、息子に「砂やろう」と誘い、そのsunasunaを、ひたすら触って遊んでいる。30分くらい触れていると「おや?」っと脳の品質が変化する。なんだか良いお肉みたい!塩麹でつけたみたい!!!



ふたつめ。ドライブです。
べたでしょうか。わたしは運転が大好きというかこの世のほとんどの悩みは運転してたら解決するんじゃないの?と思ってるくらい私には合っていて、「sunasunaより瞬間移動がキブン」。というときに車に乗り込む。アクセルを踏めば瞬間移動できて、体だけが移動して脳を家においてきたようなキブンになって、空っぽになれるのがいいのかも。一度空にすることでいつもは肉しか買わないスーパーのカゴにみたことない新たな野菜を入れ込むような体験ができるのだ。その空っぽの間に曲が流せるのもいい。(BGMはもっぱらゲス)

みっつめ。noteです。
わたしにとってnoteはウンコであり、便秘薬CMにおける「出すって大切〜」がnoteのコピーでも良かったんじゃないかなと思う。noteに読みたいなにかを書くことで便秘は解消され血行の流れがよくなり脳内は宿便までもつるんと出たあとのユートピア。書き終えた頃には、家のまわり一周ジョギングしてきたよ〜くらいの爽快感の余韻さえありタオル巻きたいくらいです。


(※ちなみにゲスの極み乙女は脳をポップに切り刻むにはもってこいの音楽で、さくっと忘れたくない記憶に降り立てて、さくっと後悔したりさくっと自分の妬みや希望や汚さや恥や淡さや強さを振り返られる、感情をポップにスムージーにしてインスタジェニックに飲ませてくれるエモフラッシュモブなのでアイテムとしてはおすすめ。)

ということで、切り刻んだわたしの脳よ、wordをひらくのだ。


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