妻業は35億通りあっていい。

今日は車で一時間くらいの海に行った。

夫が運転し、わたしが助手席、後部座席に息子たち。
道中、夫がわたしに「ごめん、これ、閉めてもらっていい?」と言った。サーモスの小さめの水筒にアイスコーヒーをいれていた夫が運転中に飲み、それを閉めようとしたが手こずったらしい。

わたしはそれを受け取り、ゆっくりと蓋を閉めながら、全力で「ありがとう、、、、、、、!!!!!!!!!!!!!」と言った。心のそこからのありがとうだった。

わたしは、三ヶ月に1回くらいしか夫から何かを頼まれることがない。そういう機会があると、何かのご褒美でしょうかレベルで感動する。

/////////

先に言うが、夫がやさしいという話をしたいわけではない。些細なことに感謝ができる心のきれいな人アピールがしたいわけでもない。

天文学的に家事ができないわたしが一切夫から期待されていない果ての話、そして、世の中の妻のみんなは家事できすぎだから期待されすぎなんだという話がしたい。

//////////

今年夫が、ものすごい感動した2つの事件があったという。

1つは、長男と近くの公園の水遊び場に出かけようとしていた夫のために、わたしが用意した「長男の水着一式をいれたカバン」に「濡れた水着を入れる用のビニール袋」が入っていたこと。

もう1つは、口癖のように「ああユニクロでヒートテックじゃないシャツ買わなきゃ」と言っていた夫の言葉を思い出したわたしが自発的に夏のシャツを買って彼のタンスにいれていたこと。

だという。感情表現の薄すぎる夫が「奇跡かと思った」と相当感動していた。

わたしはもう3年間くらいずっと、水着入れにビニール袋をいれ忘れいつも平気でカバンをベタベタに濡らしていたし、夫の「ワックスなくなったからもしドラックストア行ったら買ってきてくれる?」や「夏のシャツ(以下同文)」を、買えた試しがなかった。ほぼ忘れるのだ。付き合って10年になる。結婚して4年。はじめは期待していた彼も、もう全くと言っていいほど通常の世間一般のイメージにおける妻活動は期待しておらず、妻ハードルは下がり倒し。かなり一生懸命やろうとしても、アイロンは正しくかからず、洗濯物を干しても残念な感じなため、最近は夫がそっと干し直したりしてくれていた。ということを積み重ねた結果、まずほとんど何かを頼まれることはなくなった。

//////
SNSで
「土日くらい子供の朝ごはんつくってほしいーまだ寝てる夫にイライラ」
「子供の出かける用意わたしがするの当然と思ってる夫にイライラ」という投稿をみつけた。

子供の朝ごはんはわたしが用意して、出かける用意もわたしがしてるが、これ、夫にやれよと思ったことがまじでない。なぜかというと、わたしが任せてもらえる数少ないミッションだからだ。こどもといつもいるわたしだからこそ、こどもが朝なにを食べるか、でかけるとき何を詰め込むべきか、潜ませるご機嫌取りのおやつは何がいいか、などその時のベストをちゃんとわかっている。とはいえ朝ごはんはほぼバナナと炭水化物で終了ではあるが、でも、でも、普段子供達と接しまくっている私にしかできない、貴重な仕事である。この仕事をしているときわたしは優越感に浸る。「わたしにしか、できない、仕事、あったーーーーーーー」と。

/////

話を聞くと妻たちよ、家事のプロすぎると思う。
「夫が家事すると中途半端な出来にイライラする」
って世の妻たち、家事力高すぎなのだ。どこで学んだんまじで。

洗濯もキレイにし、ごはんも彩りよく作って、冷凍も駆使して、掃除機もかけて、布団も干して…そんなにパーフェクトにしてたらそれはそれは土日に夫と分担したくなるよね。

わたしは洗濯も1物体に1洗濯バサミで挟むだけなど、コナンがみたら「これをやったのは三歳児」と分析しかねないありさま。ごはんも茶色だらけ、おいしければいい、掃除機は3日に一回くらいしかかけない。いや盛った。もっとかけない。布団はあまりに干さなすぎて夫が干すようになった。お風呂やトイレ掃除も適当すぎてここでは書けない。

どんな亭主関白な夫だって、三歳児に「家事ちゃんとやれ」って言わないと思うんですよ。みんな、期待されてるから、求められるんですよ。下には下がいることを知ってほしい。上の上、インスタグラムのプロ妻ばっかり見てたら気が狂うよ?あの人たちは、お仕事でキラキラ家事してるんだよ!あるいは超人だよフォロー外して目に毒ー!

/////

じゃあ何もやってないの?
と思ったかもしれない。なんと、わたしはわたしの才能を駆使した妻業をしているのだ。それは夫の仕事のモチベーションを最大まで高めまくること。わたしは夫の仕事の話を聞いて、彼が何をしたいのかを整理して、彼のやりたいことを一緒に考えて悩み共に進むことの才能が凄まじいと思っている。毎週土日のドライブで、後部座席でyoutubeな子供達に対して前列のわたしたち夫婦は3時間くらいは会話するけど、その9割が彼の仕事の話だ。なにがいま苦しくて、挑戦的で、悩ましくて、でも嬉しいのか、わたしは毎週聞きまくっている。人類で一番彼の仕事や人生のやりたいことについて把握しているのはわたしだという自信だけはある。この件に関しては、彼はわたしと結婚してよかったと思うし、「家事ができるが話を聞かない妻」より彼に合ってると思う。

妻の仕事が一様すぎる。
みんな自分にあった妻業をすべきだと思う。

家が汚いのは滅入るので家事レベルをわたしまで下げることはおすすめしないけど、無理しすぎもよくないよ。まずは、わたし以外の妻の皆さん、これを読んで「じぶん、めっちゃ、まともやん」と自信持てたと思うので、ピアニッシモにちょうどいいくらいまで手を抜いたり変化させるのもいいかもしれません。ぜったいにわたしが言うことではないがな!4日くらい洗ってないパジャマを着たわたしが書きました。おやすみなさい(盛った。一週間洗ってない)

------------------------------------------------------------------

これは30daysnoteチャレンジの第15話です。詳しくは1話を見てね。

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

note.user.nickname || note.user.urlname

いただいたサポートは大変リアルながら息子の託児代(書く時間確保)私の古着代(気分アゲ確保)になり最終的に作品に1000000%還元されてます。

ヤケドかと思って病院いくとこだった…ただ心が熱くなっただけだった…
95

スイスイ

30daysnoteチャレンジ

30日間noteを書き続けるチャレンジである。誰がなんと言おうとわたしにとってはチャレンジである。詳しくはマガジン第1話をみて。
2つのマガジンに含まれています
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。