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ビンテージなSFグッズ集め

最近のマイブームの一つが古いSF関連品を集めること。

前にも似たような話題でnote記事を書いてるけど、特に多く買っているのは画集や昔のアートブック関連で、いわゆるレトロフューチャー系のSFアートを愛でることは自分のライフワークの一つになりつつある。

亡くなった野田昌宏さんの有名な言葉で「SFはやっぱり絵だねぇ」ってのがあるらしいんだけれど、まぁ言わんとしてることは分かるよね。

スチームパンクとレトロフューチャーとは別の概念

そんなわけで普段からよく自分なりのレトロフューチャーを感じられる面白グッズを探してるんだけど気になることが一つ。見出しにも書いた内容そのままなんだけど、スチームパンクってレトロフューチャーの混同ってどうなんだろう?。

僕としてはまったく別の概念だと思うんだけど、ヤフオクやメルカリなんかの出品をみるとこの二つの言葉の混同がやたら目につく。

ある種のSEO対策として関連ワードを並べてるって側面も多分にあるんだろうけど、僕としてはレトロフューチャー的なものを探してるのにスチームパンク系のグッズばかりが出てくるとちょっと鬱陶しい。

スチームパンクってのは基本的に「蒸気機関+SF」で、産業革命期くらいのレトロな世界観の中でSF的をやるもの。要は「意図的に」レトロな雰囲気を作っている作品群なわけで、きちんと未来を描いていたはずの世界観が時代の流れとともに「結果的に古くなってしまった」レトロフューチャーとは根本的に違うんだよね。

ちなみに誤解されたくないので書いておくと、スチームパンクはスチームパンクで昔から大好きなジャンルだ。日本のアニメ~ゲーム関連の有名どころだと大友克洋の「大砲の街」もFF6もFF9もサクラ大戦も、もちろん原作版ナウシカやナディアもしっかり小中高生の頃に通過してるし、あの手の世界感をみると今でもワクワクする。

ただ、あの手のものって少しファンタジー色が強過ぎるから、部屋のインテリアとして飾っておくにはちょっと不向きなんだよね。

中央林間駅にある海副雑貨さんのお店の内装くらい徹底的に世界観を作りこめれば映えるんだろうけれど、一般家庭でそんなのはさすがにちょっとムリ。奥さんの理解も得られないしさ(笑)

部屋に置くならば、やっぱりもっとストレートなレトロフューチャーものの方が良い。

ついに買ってしまったスペースパトロール

そんなわけでマイホーム購入から2年強、いろいろと自分なりにレトロフューチャーを感じる置きものを買い集めては部屋に飾ってるんだけど、先日ついにちょっと大物を買ってしまった。

それは日本の増田屋という老舗(創業はなんと江戸中期!)の玩具メーカーがアメリカ向けに作ったスヌーピーのブリキおもちゃ。詳しくないから正しい情報か分からないけど、ネットをみると1971年に制作されたって書いてある。

僕がその存在を知ったのはちょうど今の家に住み始めた頃だけど、アメトイ界ではわりと有名な逸品みたいだ。

当然、値段も相応だから即買いというわけには行かず、はじめて見た時は(「たしかに可愛いけどさすがに高いよね」と言ってた奥さんの目もあるので)見送ってたんだけれど、それ以来ずっと心のどこかに残ってて、ことあるごとに欲しい気持ちが再燃してた。

で、先日ついに意を決して購入。自室に迎え入れることになった。少し他のグッズとの兼ね合いも考えた結果、本棚の上に並べて飾ることにしたんだけど、サイズ感含め想像以上に良い感じに収まった。正にこれぞ僕の考えるレトロフューチャーって感じ。

アルフとインベーダーに挟まれたスヌーピー。後ろのアブドゥル・ハック画のレコジャケ含め組み合わせも良い感じ。

コレクターの人ならショーケースとかに入れるのかもしれないけど、僕はそういうのはあまり好きじゃないからただ置いてるだけ。

まぁ本来は子ども向けのおもちゃだしね。見るからに「ビンテージのコレクションです」みたいにディスプレイしないでさらっと飾ってあるくらいが丁度いいんじゃないかな。

久しぶりに良い買いものだった。高かったけど(笑)


見つけた瞬間に買っちゃうのは衝動買いだけど、2年間欲しいと思い続けてるものはもう本当に欲しいもの。

昔レコードの高額盤を買い漁ってた頃も同じような言いわけを自分にしてたような気がするけど、まぁそういうことにしておこう(笑)

いよいよ持って部屋のなかに小物の飾り場所がなくなってきたから、ディスプレイ系はこれで一旦おしまいかな。仕上げに大物を買うことが出来たし、ひとまず満足だ。

まぁどうせそのうちまた別のものが欲しくなるかもだけど、そのときはそのとき。しばらくは自分なりのレトロフューチャーまみれの空間でテクノを聴きながら楽しもう。





































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