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シュートだけはクールに決めてほしい。

昨日、くだんのトップ3者が会談を開いてサッカースタジアムを中央公園自由・芝生広場に建設する基本方針をまとめたとか。

まずは建設実現に向けてのロードマップができたようで、サンフレッチェおよびサンフレサポーター、また関係者の方々には「おめでとう」をいいたい。

また、これまで何とか旧広島市民球場にはつくらせまいと画策してこられた前記のお3方のほか、関係者の方々にも、まずは安堵されたことだろうとおねぎらい申し上げたい。

これまで市民県民、サポーターが散々はぐらかされ、一部メディアによってミスリードされてきたサッカースタジアム建設の悲願がようやく叶うことになった。

そのバックヤードには、関係者やサポーターの粘りづよいパスまわしがあったことはいうまでもない。
広島市、広島県、そして商工会議所による不可解な妨害、執拗とも思えるいじめに遭いながら、インターセプトされても奪い返しに行き、ラフプレイに倒れながらも立ち上がってバスをまわしつづけた営為には、あらためて敬意も表しておきたい。

ただ今回のこの「決定」が後世に禍根を残す結果にならないかと懸念している。
決定までのプロセスは公明正大ではなかった。また民主的な手続きを踏んできたとはとても思えない。
いわずもがな、最適最良の候補地であった旧市民球場跡地の問題は未解決のまま、積み残したまま船出しようとしているのだ。

とはいえ竣工するスタジアムはスタジアムだ。
パスミスはあったが、最後のシュートだけは見事に決まって、結果として素晴らしいものになってほしいと願う。
また、お3方の会談でも方針として確認されたようだが、「平和記念公園と一体となり、世界へ平和を発信する拠点」になることも期待している。

サンフレッチェの案では、仮称として「ヒロシマ・ピースメモリアム・スタジアム」の名が挙がっていたと記憶する。
せめてその精神だけは死守して、名実ともに「平和」を体現したものにと願う。

くれぐれも企業に名前を売って「ズムスタ」なんていう愛称で呼ばれるようなスタジアムにはなって欲しくはない。


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