インターネットの仕組みについて

私たちはこうして何気なくインターネットを利用していますが、ぶっちゃけ仕組みなんざ分からない人間の方が多いのではないかと思います。電子レンジや冷蔵庫の仕組みは分からなくても使えるし、ネットだって仕組みなんか関係ないですから。昔は私もその一人でした。(今も詳しいとは言えませんが)

URL、という言葉はご存知でしょうか?このページの外側、上の方にあるアルファベットの羅列です。最近はここを手動で入力する人は少数派かと思います。このURLというものはインターネット上の住所であるIPアドレスというものと結び付けられています。おおざっぱに言えば郵便番号と住所の違い、みたいなものですが郵便番号よりは正確なものです。そしてURLは「http://」、「https://」の部分と、それ以降とで別れています。後半の部分をドメイン名といいます。

今出てきたIPアドレス、これを探すのはちょっと大変です。例としてGoogleさんで解説させていただきますが、検索窓のあるページは「https://www.google.co.jp」というURLです。ドメイン名は、「.(ドット)」で区切られています。この場合は、「www」「.google」「.co」「.jp」となります。wwwに関しては(確か)world wide webというものなのですが説明が果てしなく大変なものになってしまいますので割愛します。

ドメイン名というのは左から順に大きくなっていきます。.googleというのはページ自体。.coというのは商業。.jpというのは日本を表しています。検索などをしてリンクをぽちっと押すと、リンクに紐づけられたURLのドメイン名からIPアドレスを検索します。「https://www.google.co.jp」ならば、まずはルートDNSという住所録から検索していきます。.jpという住所が見つかると、今度はトップレベルドメイン(TLD)というところから.co.jpを探していきます。そうして今度は.jpのDNSから.google.co.jpを探し、個別のDNSサーバーからIPアドレスを探し当てます。こんな処理をリンクを押すたびに行うのです。

さて次は、URLには「http」と「https」があると先ほど話しましたが、この差って何なの?というお話です。sがついてるかついてないかなのですが、このsはsecureの略です。つまり「保護されているかそうでないか」ということなのです。情報が暗号化されるので、sの付いているサイトは安全だと言えるでしょう。逆に、sのないサイトでは個人情報の特定につながるような発信や買い物、登録などは控えた方がいいですね。

以上で簡単な説明は終わりとなります。普段インターネットを使う中で、少しでもこの話が蘇ってくれたのならとても喜ばしく思います。


参考文献:JPRS「ポン太のネットの大冒険~楽しくわかるインターネットのしくみ~」

追記:投稿文中に、予想していなかったリンクがポコポコ出来てしまいました。クリックしてもページが見つからないかと思います。最後の参考文献の所だけリンクがきちんと機能いたします。混乱させてしまい申し訳ありません。