大きな翼を持ち
今
夕方のブラットホームに立つ者よ

君を見送る人など居やしない
だが
君を見つめる人達は居る

その人は　昔の友でもあるだろう
君に惚れた
支えとなるべく　風を熾す
君は風に乗れるだろうか

新しい荷物を抱えて

重いか軽いかは
君しだい

その人は　静かに君だけを見つめている
君に魅かれて
ただ一直線の視線を注ぎ
君は既に気付いているはずだ

熱く　翼を焦すやも

失いたくないならば
羽ばたきを

その人は　ここで出逢うべくして出逢った
君に刺されて
己の中の芯を知らされ
君もまた刺されて試される

眠れぬ夜は　贈り物

微笑む瞼のそれに似た
月は夕月

夕方のプラットフォームに立つ君よ

明日は　如何なる技を見せる
だが
翼を持つは彼らとて　同じ

翼を持つ者は高みを目指す
美しく汚れて
醜く可憐に
優しく優しく

プラットフォームに立つ　翼を持つ皆よ
仲間と呼び合う　翼を持つ皆よ
明日　飛び立つか
明後日　飛び立つか
も少し　ここで立っていようか
彼が熾した風は　心地よいから

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

お読みいただき
ありがとうございます。

noteと言うプラットフォーム。
さまざまな思いが交錯した週末。
皆様、お疲れ様です。
って、勝手に…思っています。^_^

こんなとき、ちょっとウザい私が居ます。
でも、書かなければ此処に居る意味か無くなるような気になってしまう私が居ます。

黒い翼を持つ者です。^_^

素乾　品