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カメラが違えば写りも違う 〜NIKON D500〜


撮るものの変化に翻弄された愛機

NIKON D500
高校卒業直前から3年ほど前にFUJIFILMのX-Pro3を購入するまでの間、ポートレートやスナップなど、国内外問わず様々なところに持ち出して撮影をしてきました。

今回はそんなポートレートを撮りまくっていた高校の写真部時代から、大学生になり旅をしながらスナップを撮るという撮影対象の変化に翻弄されながらも使ってきたカメラ、「NIKON D500」について書いていきます。

中古で購入しましたが、それでも13万とかしたと記憶しています
フラッグシップなのでそれほど高額…

自分のお金で買った初めてのカメラ

二代目(2台目)自分のカメラ

自分が初めて本格的に使ったカメラはNIKONのD5200というエントリーモデルのカメラでした。
エントリーモデルなので中・上位グレードのものと比較すると扱いやすくも機能や性能の一部が削がれ、出来ることは少ないカメラですが、レンズ交換式の一眼レフとしてはしっかりと使えるカメラです。

ただD5200は高校時代、入学祝いと写真部に所属して本格的に写真と取り始めたことへのプレゼントとして父に買ってもらったものでした。
そのためD500を購入するまではレンズなどは自分で買ったことはあっても、カメラとしては初めてお小遣いなどの自分のお金で購入したカメラであり、
二代目(2台目)の自分のカメラでもあります。

D500とは何か

ニコンは一眼レフにおいて「FX」「DX」という2つの大きいラインナップが存在します。
それは主軸が一眼レフからミラーレス一眼に移行した今でも同様です。

「FX」はフルサイズのセンサーと搭載したモデル
「DX」はAPS-Cセンサーを搭載したモデル

といった風に区別され、ニコンのサイトの中でも「FXフォーマット」といった風に記載がされています。
D500はそんなニコンのラインナップにおいて、2016年に登場したDXフォーマットにおけるフラッグシップ一眼レフカメラです。

現在ニコンはカメラの主軸を一眼レフからミラーレス一眼に移したこともあり、登場から7年が経過した今でもニコンにおけるDXフォーマットのフラッグシップ機であり続けています(もしかしたら最後のフラッグシップかも?)

フラッグシップというからにはその性能は一眼レフ界でもトップクラスです。
同時期に発売されたニコンのFXフォーマットにおけるフラッグシップ機、
D5とほぼ同等の連射性能は10コマ/秒、画素数は2088万画素、常用感度はISO100 ~ 51200という性能を持っています。

センサーとボディサイズだけが違うミニD5といった感じで、機動性の高さと性能を両立させたカメラです。

フラッグシップたる写り

連射性能などはポートレートやスナップを撮る自分にとってあまり関係しませんが、ダイナミックレンジの広さや高感度耐性、その写りの切れの良さは流石のものです。

D5200というエントリーモデルから飛躍的なグレードアップということもありますが、カメラが違えば出てくる画も違うのだと感じさせられたカメラで、現に自分がJPG撮って出しで「色がいいな」と感じたカメラは今も昔もD500だけです。

ミラーレスの高性能化に押された一台

やはり重く、大きい

ミラーレスと比較した時に絶対に必ず出てくるポイントですが、
持つと重いと感じます。

重量は本体のみで約760g
現在使っているX-Pro3は約447gなので300g以上の差があり、その重量差は実際に持つと数値で見る以上に感じます。

また、大きさもネックになります。
ミラーレスは名前の通りミラーがない分、構造的に小さくすることが可能です。
そのため大きさだけでみると一眼レフにはそもそも分がありません。
実際に[幅]×[高さ]×[奥行き]で見ると
D500は
147mm×115mm×81mm
それに対してX-Pro3は
140.5mm×82.8mm×46.1mm

X-Pro3はファインダー部分が飛び出さないデザインなので高さも低いですが、やはり奥行き(厚み)が圧倒的に異なり、コンパクトであることが分かります。

自分の場合は旅に持ち歩き、歩きながら写真を取るが故に重さや大きさといった機動性に直結する部分の影響を大きく受けます。

別のnoteでも書いていますがその重さや大きさは後々足かせになり、自分にとって初めてのミラーレスとなるFUJIFILMのX-Pro3を購入する同期の一つにもなりました。

ミラーレスが高性能になった、でも負けない部分もある

ミラーレスもどんどん進化して一眼レフに追いついた点、むしろ勝っている点が出てきました。
秒間10コマという性能は一眼レフとしてはすごいもののミラーレスではそこまで目立つものではなく、画質も申し分ないと感じるレベルです。

ただ写りそのものはX-Pro3にも負けない性能があります。
レンズとの組み合わせも関係してきますが、D500と自分の所有しているSIGMAのArtレンズの組み合わせは最高の写りを提供してくれます。

更に先述の通りJPG撮って出しで「良い」と感じるほどに自分の感性とD500の画像処理エンジンの相性が良く、未だにポートレートの撮影となるとD500を持ち出して撮影することが多いです。

実写編

NIKON D500は今でもなおニコンのDXフォーマット一眼レフとして頂点に君臨する存在です。
ミラーレスが台頭する中で勝てない部分がありつつも、当時ニコンで最強の性能を持つD5の弟分としてのポテンシャルはその写りや色味などに出ていて、それは今でも自分がポートレートの撮影で使うくらい良いものです。

今から買うカメラとして選択肢には上がりにくいかもしれないですが、
性能の良いカメラは長く使えるのだと感じさせてくれる魅力的なカメラです。

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