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【SFC取得への道:第二回】コストを抑えて修行するにはどうするか


前回までのあらすじ

2024年はSFC取得を目指してSFC修行を行うことにしました。
前回の第一回では「SFCとは何なのか」や「取得のメリット」などについて書きました。

今回は第二回ということで、自分が既に購入して控えている航空券を例にしながら自分が行っているSFC修行の一部について書こうと思います。

5万プレミアムポイントをどう貯めるか

SFCのゴール

SFC修行のゴールは
「プレミアムポイントを5万ポイント貯めること」です。

このプレミアムポイントはマイルと異なり飛行機に乗ることでしか貯めることが出来ません。
ただ基本的に来れば貯めることが出来るので、貯め方事態は非常にシンプルです。

プレミアムポイントの貯まり方

飛行機に乗るだけで貯まるプレミアムポイントですが、注意点が2つ存在します。

1.どの航空会社でも貯まる訳では無い
プレミアムポイントはANAマイレージクラブの仕組みなので、どの航空会社の便に乗っても貯まるわけではありません。

ANAのサイトにも記載されていますが、プレミアムポイントが貯まる航空会社は下記の3ついずれかに限定されます。

  1. ANAグループ(ANA・エアージャパン・ANAウイングス)

  2. スター アライアンス加盟航空会社

  3. スター アライアンス コネクティングパートナー運航便

例えば国内の会社で言えばJALなどは対象外になります。
海外の会社であれば有名な会社だとアメリカのデルタ航空や韓国の大韓航空、イギリスのブリティッシュ・エアウェイズは別のグループのため対象外です。

2,3番目の対象がどの会社なのかについては対象会社がとても多くここでは割愛しますが、詳しくはANAのサイトに掲載されてますのでそちらを確認して見てください。

2.路線や運賃によってもらえるポイントが異なる
プレミアムポイントの計算は搭乗した路線や予約した運賃の種類を元に計算されます。

利用した便でそのくらいのマイルやプレミアムポイントが貯まるのか事前に計算出来るシミュレーションサイトが公式に用意されています。

下記条件で計算したプレミアムポイントです。
路線:羽田-沖縄
運賃:ANA Value 75

計算のベースとなるのは「区間基本マイレージ」というマイル計算にも使われる数値です。
この数値に対して
・クラス、搭乗倍率
・路線倍率

という2つの倍率と「搭乗ポイント」の合計3つが加わってプレミアムポイントが算出されます。

「クラス・搭乗倍率」と「搭乗ポイント」は基本的に予約した座席のランクや航空券の予約クラスに応じて決定します。
こちらのサイトに細かく倍率とポイントが掲載されていますが、非常に種類が多くなっています。

路線倍率はANA公式サイトに掲載されている通りで、
・国内線:2倍
・国際線のうちANAグループ運航便で日本発着かつアジア・オセアニア・ウラジオストク路線:1.5倍
・その他の路線:1倍
このようになっています

出来るだけ安く貯めたい

ここまでプレミアムポイントの貯まり方や算出方法について書いてきました。

5万プレミアムポイントを貯めるにはかなりの費用がかかってしまいます。
例えば東京からニューヨークへエコノミークラスで往復する場合

画像の様に行きは約31万円、帰りは40万円もかかります。
この時両便とも画像右側にある「予約クラス」が「Bクラス」になっているので、その予約クラスを入れて先程のシミュレーターで調べると下記の結果が出ます。

片道7,139ポイントで往復14,278ポイントです。
ゴールは5万ポイントなのでこれを3.5往復すればほぼ達成出来るのですが、それだと250万円以上かかってしあまりにも非現実的です。

運賃を獲得出来るプレミアムポイントを割ることで単価(PP単価と言われます)を計算出来ますが、基本的にはこれが10円/PPを下回ると良いと言われています。

先程のニューヨーク往復だと50円/PPくらいなので単価的には最悪なのですが、10円/PPに押さえても50万円かかる計算です。
SFC修行というのはそれくらいコストのかかるのです…

ただお金がない自分にとっては更に費用を抑える必要があります。
できる限りPP単価を抑えて安くSFCを取得することが、今回のSFC修行で求められることの一つです。

実際に買った航空券

では安くするためにどうすれば良いのでしょうか。
基本的に安い運賃で予約すればするほどもらえるポイントも少なくなります。
そのためコストを抑えて修行する際は、運賃の金額そのものではなく、PP単価が最重要です。

PP単価を下げる方法

自分が現時点でやっている取り組みは下記2つです。

  1. マイルを貯めてスカイコインに変換する

  2. セールやローシーズンの割引を狙う

1.マイルを貯めてスカイコインに変換する

ANAにはマイルともプレミアムポイントとも違う「スカイコイン」という仕組みが存在します。

出典:https://www.ana.co.jp/ja/jp/amc/skycoin/

このスカイコインはマイルから1マイル→1コインで交換でき、航空券の購入時に1コイン1円(10コイン単位)として利用出来る仕組みです。

マイルでも「特典航空券」という形でチケットをゲット出来るのですが、
特典航空券ではマイルやプレミアムポイントが貰えないという欠点が存在します。
しかしスカイコインで購入した航空券はマイルやプレミアムポイントが貯まります。

スカイコインで航空券を予約すれば、その分トータルの費用を抑えてより良いPP単価で修行を完了させることが出来ます。

自分の場合はコロナ禍前の旅行でゲットしたマイルから変換したスカイコインや、ANAカードを利用しているのでそれでもらえるマイルからの交換で数万円分のスカイコインを獲得出来ています。
そのため、これを購入代金に当てることで費用を抑える予定です。

割引運賃やセール、ローシーズンの狙う

ANAでは割引運賃や不定期で開催されるセールが存在します。

割引運賃ではANA SUPER VALUEという割引運賃があり、一番安いものだと75日前までに予約することで割引になる「ANA SUPER VALUE 75」という運賃設定が存在します。

セールについては不定期で実施されるため、それを活用することもコスト削減に繋がります。
また、運賃事態にロー、レギュラー、ハイの3つの期間が設定されています。
年末年始やGW、お盆など利用の多い時期は最低価格が高く、それ以外は安く設定されているので、ローシーズンを狙ってできる限り安い金額で購入することも重要

ただセールや割引運賃については、安くなっていてもその分もらえるポイントも少ない可能性があります。
そのため、金額は安くてもPP単価が良くない場合はセール商品であってもトータルではコストが高くなる原因になります。

購入時には先程のシミュレーターなどで獲得ポイントを調べる等して購入することがおすすめします。

実際に買った航空券

このnoteを執筆している時点で抑えている航空券は全て同じ金額・区間のもので、羽田-那覇をひたすら往復するルートです。

金額は片道12,710円で獲得ポイントは1,476ポイント、
PP単価は8.61円/PPです。

このチケットを6往復分購入しています。
(SFC修行をやりたい人以外から見ると頭のおかしい人に見えると思います…)

予約したのはセールを除いて恐らくANA SUPER VALUE 75という一番割引率の高い運賃で、金額が抑えられているのですが国内線の倍率2倍がかかることもありそこまでもらえるポイントが低くならずに済んでいます。
また、この羽田-那覇の往復はSFC修行ではメジャーなルートらしく、単価を抑えるためよく使われる典型的な手法になっています。

最後に

今回はポイントを貯めるための具体的な手法や実際に自分が予約したチケットの詳細について書いてきました。

次は現状購入しているチケット以外に何か買った時か、予約した便に乗った際のレポートが本シリーズの更新タイミングになると思います。

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