モテない男の心得
戒め、言い聞かせて家を出る。
『君はそんなにいい男じゃないんだよ』と。
モテない記録を重ね続けて随分経つので恋愛については全く自信もなく。
自分にとって恋とは、『この人だったら騙されたって構わない』って思えること。
どうせ騙されて振られる運命にあるなら、いっそ騙されるのを楽しもうじゃないかと。
だから中途半端に見破れちゃう嘘や思わせぶりがわかっちゃうと腹が立ってしまう。
それを笑い飛ばせるほどの度量はなく...
人間が出来てないなぁと反省しきり。
それでも今日はどんなことで騙してくれるのかと期待してしまうのだ。
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