ブスで商売してる女芸人はミゼットプロレスみたく滅びる?

どうやらブスと言ってはいけない風潮みたいね。

身も蓋もなくいえば、女芸人はブスで笑われる商売。お笑いはミソジニーな男文化だから。同性である女のお笑いファンもルックスな男芸人目当てなので、そもそも面白い女芸人のニーズというのが世の中に無いのだ。
劣等感な男たちのマッチョイズムをかなえる、「ブス」で「バカ」で「つまらない」、そんな女芸人というのが望まれる。
「そらみろ!女より男の俺らの方が優れてるのだ!」そう(ただ「男である」という事にしかプライドを見い出せない)さもしい男らが自信を回復するエナジードリンクとして女芸人は求められる。
だから仮に男芸人を凌駕する才能の持ち主でもソレを隠し、ミソジニー男どもの慰み者として生きなければならない。

そんな底辺男性向けコンテンツがテレビのお笑いだから(お笑い芸人が起用されるCMをみればどんな顧客なのかは分かる。缶コーヒー、カップ麺、コンビニなど)。
結局チンポに奉仕する「穴」か、DVの捌け口となる「サンドバッグ」の二択しか女には求められない。
テレビの笑いは、笑いの体裁でルサンチマンを慰撫する為にある「何か」なので(だから個人的には(笑いというものは好きだが)テレビのお笑いは好きではないし見ない)。
日本人の民度が低いからなのか、日本には趣味のよい笑いのジャンルというのが無いのだ。

そしてブスで商売してる女芸人を「ブス」と笑ってはいけないとなると、女芸人というのはアイデンティティを失う事になる。「では何のためにいるの?」と。たんに女芸人という仕事がこの世から無くなるだけだと思う。
芸能界は鬼ルッキズムなので、美男美女しか必要とされない(歌や芝居などは建て前、ハッキリ言えば大根でいい。脇を劇団出身な個性派俳優&裏方を実力派ミュージシャンで固めればいい。結局マネタイズするのはルックスのみ。芸な体裁の水商売が芸能だから)。
そしてその数少ない例外がお笑いで。そんな女の非ルッキズムで戦うことができる領域がポリコレの徹底によって減るだけで。

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