「肉屋を支持する豚」が松本人志信者のメンタリティ。

松本人志マニアには信者感がある。カルト宗教。松本人志のみが絶対神であり他者(他のお笑い芸人及びそのファン)を認めない。松本人志にアイデンティティを全仮託してるので一切の否定を許さない。少しでも松本を批判すれば噴き上り集団で過剰攻撃してくる。狂信者。

おそらく最強のカルト宗教なコンテンツがヒトラーで。演説で大衆の心を掴む天才。
そのマイルドなヒトラーがお笑い芸人。毒を薄めると薬になる。だから強いヒトラーは悪魔だが、弱いヒトラーなら神(テレビのカリスマ)になる。あり過ぎない才能なら、その性質がたとえヒトラーで、またその為による成果であっても咎められないし、(「あいつはレッサー・ヒトラーだ」などと)言い当てられもしないから。
皆、本心ではヒトラーが好きで、ヒトラーを望んでいる。だから去勢されたヒトラーであるお笑い芸人でその欲をコッソリかなえてるのだな(才能のあり過ぎないヒトラーが現代においては一番オイシイ、コスパが良い)。

イジり笑い、イジメ笑いは関東の芸人がたぶん最初に始めてますね。「ビートたけし」や「とんねるず」あたり?もっと遡れば萩本欽一という線もある。まあだいたいその辺りで。
そして、たけしやとんねるずのイジり笑いイジメ笑いを更にダウンタウンが関西ナイズし、そしてカジュアル化した。

お笑いには三種類ある。
まず芸人当人が笑われる。自身がピエロになる。
次が「俺もアホやがお前らもアホや」、まず人を笑う素振りをして即振り返り、その笑いを自分自身にも向ける。人間の悲哀を笑うというか。場にいるみんなでみんなを笑い、そして笑われる。公平な笑い。
そして最後が誰かを貶める笑い。誰かをイジメのターゲットの標的にして皆で袋叩きにすることでコミュニティの絆を深める。本来この笑いは権力者に向けられる笑いだった。力を持たない弱い人間が権力者に一矢報報いる武器が笑いだった。それがより弱い人間にむけるリンチな笑いになったのね。

笑いはコミュニティを支配する政治の道具である。恐怖政治をする為の道具。
場を支配したい人間が仕掛けてくる。最初はあたかも風紀委員のようなフリをして。
誰の目にも明らかな最下層、自分の企みに乗ってくるやましさを持たない人間、その企みに気付いて抵抗してきそうな正義漢などをターゲットにする。
細かく定期的に様子見のジャブを入れて場の空気を読む。過半数が乗ってきそうな勝算を得たら、頃合いを見計らい仕掛けてくる。
卑しい欲を叶えてるのに気付いても(たとえ嘘でも)形ばかりの「大義名分」がありさえすれば自分に甘い人間は目の前の欲望にすぐ動物のように飛びついてくる。まず考え無しな輩たちが扇動され、その企てに乗ってくる。これが初動。
躊躇して様子を見てた臆病な人間らも過半数を超えると自分がマイノリティ側に属する事を過度に恐れるので日和見な態度でオロオロと加担しだす。自分を守るために。利己主義な臆病者だから。
こうやって段階的に切り崩されて、場の支配は完了する。全員が共犯者。皆で手を汚した。今更もう抜けられない。
そうやって(監禁した被害者同士を疑心暗鬼させて互いに殺し合うように仕向けた)北九州連殺監禁事件と同じような方法で人心をコントロールする。愚かさや弱さにつけ入られる。
この仕組みをお笑いに転用したのがイジリ芸イジメ芸、つまりダウンタウンの笑いね。

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