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高専卒必見|高専生の就職先ランキングを元高専生がデータを元に解析

高専生の就職先ランキングを元高専生が教えます!

高専生はどの年代も卒業後の進路として就職、進学の割合はおおよそ下記のような割合になります。

就職・・・58%
大学編入・・・22%
専攻科・・・17%
その他・・・3%        参照:国立高等専門学校機構 令和元年調べ

このデータを見ると、約60%の学生は高専卒として企業に就職するわけです。

しかも高専卒の就職先はほとんどが名の知れた大企業であることをご存知でしょうか?

高専生は一般の高校や専門学校と違い、在学5年間の間は1年生〜2年生半ばまでが一般科目、残りの5年生までが専門科目と言ったように他の高校生が3年間かけて学ぶ科目を1年半で網羅し、残りの時間を各専門科目の勉強に割いております。

そのため高校生→専門学生という進路の方よりも長い時間をかけて基礎から専門科目を学んでいるため、企業側としてはかなり専門性のある学生という捉え方をされるわけです。

こういった理由があって高専生は卒業後に大企業に歓迎されて入社していくわけです。

上記の前提を踏まえた上で、今回は高専卒の就職先のランキングを徹底解説していきます!!

データを元に見る高専卒の就職業種

高専から就職する企業の業種の割合は以下のようになっております。

スクリーンショット 2021-02-14 21.15.53

参照:国立高等専門学校機構 令和2年調べ


上記の表を見ていただければわかると思いますが、高専卒のほぼ半分が《製造業》に従事しております。

また、公務員になる方は約3%という結果が出ております。

このようなデータを見ると、将来公務員を目指している方は特に高専に入学して学習する理由は少ないかも知れませんね。

逆に製造業、情報通信業、建設業、運輸業、郵便業、電気・ガス・熱供給・水道業、学校研究、専門・技術サービス業につきたいという方には高専はかなりオススメの教育機関だと言えます。

データを元に見る高専卒の就職先ランキング

高専からの就職先ランキングは以下のようになります。

スクリーンショット 2021-02-14 21.47.51

参照:日本経済新聞 製造業だけじゃない 高専生の就職先ランキング2018年

この表を見るとやはり業種別のランキングも頷ける結果となっています。

これら上位の企業の特徴としては、他の企業と比べて高専生をかなり優遇してくれる企業だという事です。

特に上位の企業では高専生がいないと仕事にならないといった企業も多くあるようで、そういった期待をもたれて入社する学生が多いことがわかります。

そのため、給与面や待遇面でも他の企業に比べて良いことがわかります。

ちなみに以下のランキングは以下のようになっております。

画像3

参照:日本経済新聞 製造業だけじゃない 高専生の就職先ランキング2018年

このランキングに記載されている企業は比較的高専卒で入社する企業の中でも待遇が良いので、検討する価値は十分にありますね!

まとめ

これらのデータを元に考えると、以下のような考察が導き出されます。

高専生が就職する企業の特徴

・いずれも大企業または大企業のグループ会社である
・高専卒への待遇が手厚い
・高専生がいないと仕事にならない企業もある
・公務員になりたいのであれば高専に入学する理由はあまりあるとは言えない

現在中学生で将来やりたいことが上位ランキングのような業種なのかを見極めるため、現在高専生で周りの先輩方がどのような業種・就職先に就いているか知りたい方はかなり参考になったと思います。

これを機に自分の進路の見直しや確定をするのも良いのではないでしょうか。

しかしこのご時世は転職の時代と言われていることも周知の事実になります。

その中で「自分は絶対にこの企業に就職して一生働く!」と決めていても、いざ入社してみると思っていたような理想とは違うケースも多々あります。

私が高専卒で大学に進学した後、転職をしたという経験をしているからこそ言えることですが、やはり新卒で入社した企業で一生勤め上げなければならないという決まりは一切ありません。

そんな部分も考慮しながら、自分の成長に繋がるような企業を柔軟な姿勢で探してみてはいかがでしょうか?

もっと詳しい情報は私のブログの方で無料で公開していますのでそちらを参考にしてみてください←

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