#FIFA全世界ドラフト 感想戦

・ドラフト開催前のあれこれ

せこさんから今回のFIFA全世界ドラフトに誘われたのは先月の9日。開催日は今月予定でスケジュール調整してから決めるという話だった。

最初に考えたのは両サイドにリオネル・メッシとネイマールを置いて、個の力でぶん殴る布陣だった。結局、1人で2人を当たり前にぶち抜けるドリブラーが居れば、あとはどうとでもなる。この2人を1、2順目で取れないならエデン・アザール、マルコ・ロイス、ウスマン・デンベレあたりを考えていた。

そして1トップにスアレスでMSNの完成、というのではつまらないので、最近はウェールズで1トップをやっているガレス・ベイルを選択。ベイルならば右に配置してメッシの0トップに変化もできるし、我ながらナイスアイデアだと手を叩いた。あとは流れでOK。

とまぁ、最初はこんな感じに構想を練っていたわけだが、ドラフト開催までに日にちがありすぎた。ついつい余計なことを考えて、もっとユニークなメンバー構成は無いかと、無理やりアイデアをひねり出してしまった。

2番目に思いついたのが長身エアバトラーを中心とした布陣。いま空中戦に強いFWのトップスリーはピーター・クラウチ、アンディ・キャロル、クリスティアン・ベンテケの3人だと個人的には思っている。

彼らのうち1人を中心にしてパワープレーで相手ゴールをこじ開けるスタイルでメンバーを再検討してみることにした。

だが、いろいろと思考実験を繰り返してみると、パワープレーのデメリットの方が目立つようになるため、その構想は断念することにした。

で最後に思いついたのがU23縛りだった。今後のサッカー界の未来を予測するために若手選手のプレーをチェックしておきたいと前々から思っていた。なのでこれを機会に23歳以下の有望株のプレーを動画でチェックし、ポジションごとにリストアップし、そこから選択することにした。

・1巡目

U23縛りでリストアップしていたため、競合になりそうな選手が少なかったことから、競合しそうな選手を優先的に取りに行った。

今回の参加者はポゼッション志向の強そうな人が多いと予想して、最初に後方からドリブルでもパスでも攻撃を組み立てられるフレンキー・デ・ヨングを選んだ。らいかーるとさんあたりが早い順目で取りに来そうだなぁとニラんでいたが、彼の感想戦を読むとズバりだったらしい。

他の参加者のチョイスを見ると、やはりGKが多い。ただ23歳以下となるとケパ・アリサバラガとジャンルイジ・ドンナルンマくらいしか選択肢がなかったので競合するとは思えず、後回しにすることにした。

レネ・ノリッチさんとらいかーるとさんがアリソンで競合。エデルソン、アリソンのどちらかで競合すると事前に推測していたがドンピシャだった。抽選の結果、アリソンはレネ・ノリッチさんの手中に。

・2巡目

次に人材不足なSBからヨシュア・キミッヒをチョイス。1巡目でフレンキー・デ・ヨングがダメならキミッヒに行く予定だった。

SBは超攻撃的なウイング系と守備的なCB兼任の選手は他にもいるが、攻撃の起点として考えるとキミッヒ一択だった。無理なら妥協して右SBはエクトル・ベジェリンにする予定だった。

2巡目はDFを選ぶ人が多い。弱点の少ないデカくて速くて上手いと三拍子そろったCB、サッカー漫画アオアシで取り上げられているとおり、より役割が多様化している時代の流れに乗れていない選手が多いSBに人気が集まる。どちらも順当な選択だろう。

レネ・ノリッチさんがまたも競合。林舞輝GMとカリドゥ・クリバリを奪い合うことに。対人最強でカウンターも潰せファエル・ヴァラン あたりが危険かなぁと思っていたが、同系のクリバリの方に来た。今度は林舞輝GMが指名権を獲得。

・3巡目

3巡目も手薄な左SB。制限なしでもデ・ヨングとキミッヒは選んだだろうが、U23縛りなのでバルサのカンテラ出身のアレハンドロ・グリマルド を選択。制限なしならダヴィド・アラバのつもりだった。

他の参加者はセンターラインを固めるというオーソドックスな選択か。セントラルMFが多い。ここで次に指名するつもりだったルーカス・トレーラをレネ・ノリッチさんに奪われる。少し初期構想が狂った。

・4巡目

競合しそうなポジションの選手は全員確保に成功。残りのポジションはセカンドチョイスがあるため半分観戦モード。

4巡目に選んだのはセルゲイ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチ。相手のプレスをいなせるキープ力がある上、中長距離のシュートやヘディングシュートもある。前線にターゲットマンを置かない予定だったこともあり、緊急避難用のロングボールの標的としても期待した。競合して負けたら代わりにサウール・ニゲスにするつもりだった。

そろそろ選択がバラけてきた。淡々と大物を一本釣りするたむらコーチに脅威を覚える。

競合はないかと思ったら、まさかのダニエル・アウヴェスで競合入札が発生。これは完全に予想外。林舞輝GMとサッカーアナライザーさんとで抽選の結果、林舞輝GMの2連勝。

・5巡目

当初、アンカーで起用するつもりだったルーカス・トレーラがいなかったこともあり、少し選択に迷った。3バックへの変化を考えてフレンキー・デ・ヨングをコンバートし、CBを獲りに行くというアイデアもあった。

とりあえずは保留、アンカーとインサイドの両方で起用可能なファビアン・ルイスを選らび、判断を先延ばしにした。

5巡目は初の競合なし。CFの名前も上がるようになってきた。

・6巡目

悩んだ末にパブロ・フォルナルスをチョイスした。デ・ヨング、M=サビッチ、ファビアンでは中盤が重すぎる気がした。もう少し軽快に動ける選手が欲しかった。

より機動力のあるサム・カスティジェホも考えたが、3バック化しないので汎用性の高いフォルナルスを優先した。

他の参加者の動きを見ると、今度はセルヒオ・ラモスで結城康平さんとサッカーアナライザーさんで競合が発生。サッカーアナライザーさんが2連敗。代わりにニコラス・オタメンディを獲得した。

・7巡目

今回のドラフトで頭を悩まされたのが右WGとCFの2つのポジションだった。どんなものにも作用と反作用がある。昨今はDFのビルドアップ能力が向上した反動でアタッカーが小粒になっている。後方から良いパスが供給されることに慣れすぎていて、無理な状況でも個の力で局面を打開するような若い選手はほとんどいない。

なかなか好みの選手が見つからない。当初は右WGにはセルジュ・ニャブリ、クリスティアン・パボン、イルビング・ロサーノを考えていたが、どうにも納得いかない。代わりに好みのプレースタイルではないが、圧倒的な個の能力を持つウスマン・デンベレを抜擢することにした。

7巡目で再びCBで競合入札。ディエゴ・ゴディンが抽選の結果、たむらコーチの元へ。とんとんさんの外れ入札はミラン・シュクリニアル。CBはやはり肉体派が多い。

・8巡目

左WGのゴンサロ・ゲガスは安牌、CFの人選は考え中、CBは選択肢の豊富、ということで多少なりとも競合の可能性があるGKのケパ・アリサバラガを選ぶことにした。

ところがメッセージを送信する直前にケパが10月で24歳になったことに気がつく。FIFA19の検索データで23歳以下の選手をリストアップしたため、発売以降に24歳になった選手も含まれてしまっていたようだ。これまで選んだ選手にも24歳がいたかもしれないが、まぁそれはいい。

U23縛りと宣言していたわけではないのでスルーしても問題なかったのだが、気がついてしまった以上はケパを選べない。代わりにアルバン・ラフォンを選出した。

別にドンナルンマでも良かったのだが、ラフォンのかけらも動揺を見せないポーカーフェイスが気に入ったのでラフォンにした。

2度目の競合入札なし。ベイル、スアレスという大物が、この順目でも残っている。やはり後列優先の編成戦略が正しいのだろう。

・9巡目

このときCBのリストにじゃダビンソン・サンチェス、ホセ・マリア・ヒメネス、プレスネル・キンペンベがいた。ヒメネスにしようかと考えているときにTDKさん&せこさんの実況中継のコメント欄にマタイス・デ・リフトの名を見つけた。

まぁ、アヤックスで一緒にプレーしているデ・ヨング、デ・リフトというコンビも悪くはないなぁっと思ったので、デ・リフトの名前をDMに書いて送った。

しかし、さすがに守備面で不安の残る組み合わせだ。制限なしだったらヴァランとチアゴ・シウバだったことを考えると、ちょっと冒険しすぎた気もする。

CFの候補として考えていたキリアン・ムバッペを林舞輝GMに取られる。CFでの起用経験があるらしいが映像で確認できていなかったので保留し続けていたところだった。能力的には可能だろうが、足元に欲しがりそうなので、ちょっと無理くさいか。

・10巡目

前記のとおり左WGにゲデスを選択。競合はないとは思っていたが、だまならニャブリかパボンにするつもりだった。

ゲデスは現代的なオールラウンドなサイドアタッカー。突出した武器はないが、一通りなんでもこなす。FW的なプレーも苦にしないのでデンベレと左右のバランスが取れる。

他の参加者については特に感想なし。

・11巡目

最後にサンティ・ミナをチョイスした。絶対的な個の強さはないが融通がきいてピッチを広範囲に動ける。デンベレを活かすには良いだろう。

今回のテーマはプレスブレイカー。キープ力があってボールを失わず、敵が囲みにきたところを一気にオープンスペースへ展開するジダンっぽい選手を中心にセレクトした。

ミナとゲデスが流動的に動いて撹乱し、相手を押し込んで守備ブロックの外側からシュートを叩き込む感じ。ゴール前でプレゼンスを発揮できるFWがいなかったための苦肉の策だが、そこそこやれそう。

たださすがに最終ラインのひ弱さは気になる。SBはどちらも小柄でデ・ヨングもCBとしては小さい。中盤でボールを狩れないと攻め潰されそうだ。中盤の底にファビアンがいるが、もう一枚だけ対人に強いCBがいた方が良かったかもしれない。

他の参加者も最後ということで結城康平さんとサッカーアナライザーさんがそれぞれ仕込んでいたが、たむらコーチの岩尾憲に全部持っていかれてしまった。あの奇襲は予想できない。

まぁ、長々と書いてきたが、思った以上に楽しかった。また機会があれば参加したい。

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