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コンセプトは「生活感」

2022/10/20(木) #163:hiko


気づいたらあれだけ布石を打ってしまっていたので、今回は主に昨日のkeyとのドライブのことを書こう。
今日のことは、またいずれ書きます。


久しぶりに早起きをカマして、準備にはいつもの3倍くらい時間をかけた。髭剃ったりファッションや持ち物を選んだり、しっかり入念に。
予定の時間通りに進み、今回使うタイムズカーの駐車場に着く頃には10分ほど巻いていた。

しかし、道が渋滞しており、早起きの甲斐なく20分ほど遅れてしまった。
でもまあ、そもそも1時間くらいかかる距離で、渋滞を含めて遅れを30分以内に収めたのは優秀といえるだろう。


keyを拾うまでの1時間のソロドライブが思ったよりも退屈で、正直驚いた。
1人の時間は嫌いじゃないし、むしろ好きなはずなのに。
たぶん、今回の目的が「2人でドライブ」で、迎えに行く時間は過程でしかないからなんだろう。

今度ソロドライブを目的にどっか行こう。


時刻はA.M.10:00。
keyを拾って出発。

さて、今回の目的は「生活感のあるところに行く」という、なんともふわっとしたものだ。
keyたっての希望なわけだが、なんでも彼女の住む地域は都会も都会で、ともすれば息苦しささえ感じてしまいそうな場所だった。
地方から上京してきたkeyにとっては生活感が感じられなかったんだろうな。

ってなわけで、「生活感のあるところ」を目指した。
keyが何をもって生活感と言っているのかはわからなかったので、場所は全部任せた。
俺は希望目的地を聞いて、適当なルートを決めただけ。

最初に訪れたのは、神奈川県は愛川町の『まいどおおきに 愛川食堂』というご飯屋さん。
なんて説明すればいいかわかんないけど、めっちゃ普通の食堂だった。
丸亀製麺のスタイルで、ごはんのおかずや漬物、逸品料理がいくつも用意されている。

優柔不断のせいで悩んだ末、ほとんど全部買ってしまい、豪華なお昼ご飯が完成した。

かけうどん、豚汁、玉子焼き(甘い)、揚げだし豆腐、唐揚げを甘辛く焼いたやつ

うまそうだろ?
ちゃんとおいしかった。

店内にはテレビが置いてあって、ヒルナンデスが流れてた。
若林とナンチャンがドライブしてたっけ。

他の客には、作業着の男3人組や、年配の夫婦、中学生くらいの男子とそのお母さんなどがいた。いかにも地元民って感じの。

なるほど、これが生活感か。いいね、生活感。


この食堂に行くことが決まった時点で、keyは周辺のお店を調べていたらしい。
そして、食堂と道路を挟んで向かいに『ファッションセンターしまむら』があることをリサーチしていた。
どうやら行きたいらしい。
たしかに、めちゃめちゃ生活感あるもんな。

ってことで適当に物色する。インナーとかを買おうかと思ったけど、突発的に買い物するのは良くないのでやめといた。
keyはタオルケットを3枚買っていたっけ。
俺はここで初めてタオルケットが何かをちゃんと知ることが出来た。


全然関係ないんだけど、お互い少しだけ離れた距離にいたとき、我慢する暇すらなく放屁してしまった。たぶん聞こえただろうな。
恥ずかしすぎてどうしようもなかった。

何事も無かったかのように装いながら3分くらい経ったあと、逃げるように煙草を吸いに行った。
嬉しいことに、keyは煙草が大丈夫というか、他人の喫煙に無干渉だった。
とはいえ、タイミングがなかったからこの日の煙草はこの時の1本だけなんだけど。


再び車に乗り、次の目的地であるイオンモール座間を目指す。
道中は喋ってたけど、特に思い出せないな。
あ、いや1個だけ思い出した。
かなり込み入った話だから書かないけど。

ほどなくしてイオンモール座間に到着。
ここで3時間くらい過ごした。

屋上の駐車場から降りて真っ先に目に入ったモーリーファンタジーで、子ども向けの乗り物操縦ゲームで遊んだり、ガチャガチャの森をガチで物色したり。
とにかく気になったお店には、手当り次第に入っては物色した。
俺も次の日(今日)のために白いシャツが欲しくて、GUで以前買ったものと同じシャツを買った。
ただ、ワンサイズ小さくてちょっと困り中。

スーパーで野菜や果物を見たり、ミスタードーナツの前で悩んだり、本屋さんにふらっと入って立ち読みしてみたり。
あっという間の3時間だった。


車に戻ったのは夕暮れ時で、背の低い建物が広がる景色に何度もシャッターを切るkeyの姿に、来てよかったと、素直に思った。

辺りはすっかり暗くなって、大きな通りを少しスピードを出して走っていると、「私には無理。今もちょっと緊張してる。」って言っていた。
そういえば、対向車とのコミュニケーションが起こる時は、助手席のkeyも会釈してたっけな。偉くてかわいい。

色んなことが新鮮で、運転してるだけでも楽しかった。
だから、また行こうねって誘ってみた。


さて、ここまでパステルピンクの文章が続いているわけだけど、ここでネタばらし。
なんでこんな書き方をしたかというと、恋愛感情がないから。少なくともkeyから俺に対しては。

だから俺もすごく気が楽で、好意的な言葉を気にせずに表現することができる。

何はともあれ、いい日だった。


ついでに

今日、めちゃめちゃ大事な野暮用があって、新宿近辺にいた。
授業の前で、少し暇ができたから、初めて新宿御苑に行ってきた。
めっちゃ綺麗だった。本当に新宿なのかと疑うくらい。
結局時間が足りず、リベンジを誓った。


最後に、はちみつも買った。
今回選んだのは「山のはちみつ」と「青森りんごのはちみつ」だ。

「山のはちみつ」はフランスで採れたもので、和菓子のような落ち着いた風味と少しばかりのほろ苦さが特徴。
マットな味わいなのにはちみつ特有の後に引く感じがなくてかなりお気に入り。
俺にしては珍しく緩めのテクスチャ。

「青森りんごのはちみつ」は、確かりんごの花じゃなくて、りんごの実から採れた蜜で作られているんだとか。
存在感のあるりんごの香りとはちみつが合わさった甘酸っぱい味わいが好き。
少しざらっとした固めの質感。


あぁ、はちみつ最高。
みんなにも食べさせてあげたい。


By hiko

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