ギリシャ旅行記(アテネ・前編)
最近、仕事の取引先の方が新婚旅行でギリシャに行かれたと聞き、懐かしくなって自分のギリシャ旅行を振り返ってみました。
ギリシャに滞在したのは2015年8月の話ですが、当時は財政破綻&EU離脱の危機に陥っており、ツアーの申し込みを一度キャンセルして国民投票の結果やEU側の対応を見ながら再申し込みしたほどです。
財政破綻に直面している国ということでドキドキしながら向かいましたが、観光地は物騒な雰囲気はまったくなく、結果、過去に行った海外の中で一番良かったです(※)。
※フランス、カナダ、韓国、ハワイ、アメリカ本土、タイ、ドイツ、オーストラリア、イタリアの中で自分調べ
このギリシャ旅行について、アテネ(前編・後編)、ミコノス島、サントリーニ島と4回に分けて各地の観光スポットや名所を写真を中心にご紹介します。ちょうど来週(2019/11/8)のアナザースカイでもギリシャが舞台になるようなので、もし旅行を検討される方がいたらご参考になれば幸いです。
ちなみにかなり長いです。
アテネへの旅路
残念ながら日本からギリシャへの直行便はなく、自分はトルコ航空でイスタンブール空港でトランジット、アテネ国際空港に向かいました。
宿泊ホテル - NJV アテネ プラザ
泊まったホテルはNJV アテネ プラザ。アテネの中心地であるシンタグマ広場に面しており、すぐ横には国会議事堂。とにかくアクセスが抜群でお勧めです。
ホテルのロビーもキレイで、明るく開放的。
タイミングが良かったのか、部屋を無償でグレードアップしていただき、テラスからはアクロポリスもリカヴィトスの丘もバッチリ。夜になるとライトアップがキレイです。
朝食はビュッフェスタイルで、窓に面した明るいスペース。料理の種類はそれほど多くありませんが、徒歩2分くらいでアテネのメインストリートなのでコーヒー1杯飲みながらその日の計画を立てるのもいいと思います。
最寄りの駅 - 地下鉄シンタグマ駅
ホテルに一番近い地下鉄への入り口。あまり目立たないどころか、やや薄暗い雰囲気に少し不安を感じましたが…
階段を下ると開放的な駅が出現!
しかもステーション・ミュージアムと呼ばれるちょっとした美術館も併設されています。
シンタグマ広場
ホテルの目の前に広がるシンタグマ広場。老若男女、たくさんの人が集まっています。特に国会議事堂の前では、1時間ごとに衛兵の交代式をしており、多くの観光客が集まります。
アテネの街
シンタグマ広場から1本道に入ると、アクロポリス方面に向かうメインストリート?へ。ファッションや雑貨に加え、出店も多くあります。ちなみに何を買うにも高く感じるユーロ圏内ですが、水だけは破格の安さで1リットルでも1ユーロ程度。ギリシャは高気温・低湿度のため、国家として水の値段を制限しているんだそうです。
5分ほど歩くと、アギオス・エレフテリオス教会が。こじんまりした教会ですが、12世紀に建てられた歴史ある遺産です。
ちなみに途中には名物ギロピタを扱う有名店「タナシス」があります。ギロピタと言ってもピンとこないと思いますが、ケバブのような食べ物で、リーズナブルなのにボリューム満点、肉やポテトにヨーグルトの酸味が合って本当に美味しいです!
古代アゴラ
ホテルから15分程度で、アテネの名所・古代アゴラに到着。
アゴラは「人の集まる所」という意味で、ここは紀元前6世紀頃に栄えていたそうです。古代の歴史を感じられる貴重な遺跡ですが、敷地がかなり広く、アクロポリスに向かおうとすると高低差もあるので要注意です。
新アクロポリス博物館
古代アゴラを抜けるとすぐにアクロポリス周辺ですが、少し遠回り(10分くらい)してまずは新アクロポリス博物館へ。
博物館の下にも遺跡が眠っています。
ちなみに館内の展示物は写真撮影が禁止されているので、代わりに館内からアクロポリスの丘を撮ったのがこちら。てっぺんにはパルテノン神殿が見えます。
アクロポリス~パルテノン神殿
パルテノン神殿に向かうため、小高い丘を10分弱登ります。途中にはイドロ・アティコス音楽堂(写真2枚目)があったり、アテネの街を一望できたり、楽しみながら登れます(と同時にわりと疲れます)。
そして現れるプロピレア門。紀元前6世紀に完成した入り口です。
門をくぐると、左手に見えてくるのがエレクティオン。紀元前407年に完成したとは思えないくらい遠目で見ても美しいですが、6人の乙女を象った柱はレプリカだそう。
右手に見えてくるのはアテナ・ニケ神殿。もう神話の世界です。
そして姿を現す世界遺産・パルテノン神殿。修復工事中でしたが、中学時代?に世界史の資料集で見た景色が目の前にあると思うと、感慨深いというか…とにかく圧巻です。
以上、まずはアテネの街を紹介してきましたが、まだまだあるので後編に続けたいと思います。
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